コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 の商品レビュー
コンサルタントの視点で、1年目の新人からキャリアを詰んだリーダーまで普遍的に必要とされるスキルを簡単に解説している1冊である。 どのような職業についている人でも、プロフェッショナルとして働く以上、一読する価値はあるだろう。 中でも、 ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく...
コンサルタントの視点で、1年目の新人からキャリアを詰んだリーダーまで普遍的に必要とされるスキルを簡単に解説している1冊である。 どのような職業についている人でも、プロフェッショナルとして働く以上、一読する価値はあるだろう。 中でも、 ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく、考えること。 という箇所は、この本を読む視点すら変えさせられるような内容だった。 所々に、その分野に関しての参考図書が乗っているのも、さらに深い勉強に繋がる。 ビジネスパーソンとして、伸び悩んでいる人ほどぜひ読んで欲しい。
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マッキンゼーとボスコンを両方経験している。名和さんだからこそ書ける本であり、さまざまな指標で比較される2社の違いが面白かった。 個人的には、ボスコンのような相手に気づかせるようなコンサルティングができるコンサルタントが、戦略だけではなく実行も推進していくことが魅力となるこれから...
マッキンゼーとボスコンを両方経験している。名和さんだからこそ書ける本であり、さまざまな指標で比較される2社の違いが面白かった。 個人的には、ボスコンのような相手に気づかせるようなコンサルティングができるコンサルタントが、戦略だけではなく実行も推進していくことが魅力となるこれからにおいて、求められるようになると思う。 特に印象に残ったのは、人間力を豊かにする3つのPである。 perspective 自分らしい軸があるか personality EQ JQが感じられるか passion 本気度が感じられるか また、複数の専門性を持つπ型人材となり、社会課題の解決のために自分の能力を発揮すると言う生き方をしていきたいと思うようになった
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・問題解決にあたっては、イシューツリー、ロジックツリーを書いて問題を構造化し、真因を突き止めること。 ・以下の順で、真因を突き止めること。 ①what「そもそも何が問題なのか」 ②why(5回深掘ること)「なぜそれが問題なのか、何が原因か」 ③why not yet「なぜそれが今...
・問題解決にあたっては、イシューツリー、ロジックツリーを書いて問題を構造化し、真因を突き止めること。 ・以下の順で、真因を突き止めること。 ①what「そもそも何が問題なのか」 ②why(5回深掘ること)「なぜそれが問題なのか、何が原因か」 ③why not yet「なぜそれが今も対処されずに放置されたままなのか」 ④how「それではどう対策するか」 ・特に、③が肝である!! ・基本的なフレームワークは使いこなせるようになること。ただし、守破離が理想である!
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『#コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』 ほぼ日書評 Day733 Day720の著者が10年前に書いた本。 近著の方は、正直ピンと来なかったが、本書の前半部分は、いわゆるフレームワークの基礎を確認しつつ、その限界を探るという観点では意味のある内容。(評者もその類だ...
『#コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』 ほぼ日書評 Day733 Day720の著者が10年前に書いた本。 近著の方は、正直ピンと来なかったが、本書の前半部分は、いわゆるフレームワークの基礎を確認しつつ、その限界を探るという観点では意味のある内容。(評者もその類だが)G...ビジネススクール等に通って、その気になってしまった向きには、自己を戒める意味で読む価値があるだろう(ただ、著者のポーター嫌いは筋金入りなので、多少割り引きながら読む必要はありそうだが)。 また第二部冒頭の、大前研一氏のクリエイティブさを支える思考法と具体的なHowは大変興味深い(もしかすると他でも色々紹介されている内容かもしれないが、筆者が直接大前氏に "仕えた" 時代の話はライブ感がある)。 とはいえ、著者の悪いところが出る(別の書評でも同じ意見を見かけた)後半は、正直、蛇足である。 https://amzn.to/3QTtIaN
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タイトルとはちょっと違うかもだが、いいことは書いてある。やり方というより心構えや考え方に近い内容で、読んでできるかはまた別な話。中盤の大前研一さんの賛美はうーんって思ってしまう 個人的に刺さったのは以下 ・論理だけではNGで最後は心理学の領域 ・なぜそうなっていないのか?に解答を...
タイトルとはちょっと違うかもだが、いいことは書いてある。やり方というより心構えや考え方に近い内容で、読んでできるかはまた別な話。中盤の大前研一さんの賛美はうーんって思ってしまう 個人的に刺さったのは以下 ・論理だけではNGで最後は心理学の領域 ・なぜそうなっていないのか?に解答を出す ・MECEに分けるのは盲点を見つける手段 ・自分の軸で善悪を判断が必要 ・最後はその人の本気度 ・モラトリアムでいていろいろ吸収する
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前半〜中盤のコンサルテクニック、フレームワーク、マトリクスの使い方については、類書のようにただテクニックを当てはめるだけでなく、そこから独自のインサイトにどう結びつけるかというところまで踏み込んでおり、大変勉強になった。ただ、本書が売りにしている後半のコンサル凄技、超える部分は5...
前半〜中盤のコンサルテクニック、フレームワーク、マトリクスの使い方については、類書のようにただテクニックを当てはめるだけでなく、そこから独自のインサイトにどう結びつけるかというところまで踏み込んでおり、大変勉強になった。ただ、本書が売りにしている後半のコンサル凄技、超える部分は5分のマインドフルネスや真善美など寄せ集めの知識で使い方がよく分からないのですっ飛ばした。 2018年時点の企業の浮沈(ex.SONYのゲーム事業)だけで戦略的な成功失敗を論じていたり、不必要に哲学や心理学などの知識をひけらかして、薄っぺらい教養を散りばめている感じがいかにもMBAで鼻につくが、こういう部分に目を瞑ればとてもよい本だと思う。 総括として、前半はとても勉強になりました。私はペッパーに仕事を取られるなら本望です。
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新旧様々なコンサル技法や経営学で議論される考え方を紹介しつつ、著者のより現代な観点でそれらの手法・考え方を再考した本。BCG流とマッキンゼー流の構図が興味深く、文章の納得感は高かった。最後の方で語られたAI台頭時代におけるコンサルの在り方について、AIを超えるには全く関連の無さそ...
新旧様々なコンサル技法や経営学で議論される考え方を紹介しつつ、著者のより現代な観点でそれらの手法・考え方を再考した本。BCG流とマッキンゼー流の構図が興味深く、文章の納得感は高かった。最後の方で語られたAI台頭時代におけるコンサルの在り方について、AIを超えるには全く関連の無さそうなところを結び付けてみる...みたいな表現があったが、そこにロジックや納得感を持たせて経営陣を動かすことって相当難しそう…そしてその辺りも本当に現代のAIで不可能なのだろうか、と思った。データ分析者あるいはAIそのものに対するコンサルの立ち位置の厳しさを感じた。
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MckとBCGというトップファームでキャリアを積まれた一橋ビジネススクール名和氏のコンサル論。両ファームの比較から始まり、フレームワークの重要性と限界、問題解決手法、これからの時代のコンサルに求められる価値創造まで、忌憚ない切れ味鋭い論法で面白い。IQのMckとEQのBCG比較(...
MckとBCGというトップファームでキャリアを積まれた一橋ビジネススクール名和氏のコンサル論。両ファームの比較から始まり、フレームワークの重要性と限界、問題解決手法、これからの時代のコンサルに求められる価値創造まで、忌憚ない切れ味鋭い論法で面白い。IQのMckとEQのBCG比較(でもJQが大事)、MECE思考とそれを突破した先にこそ本質的価値があるといった実践経験が豊富な方だけが語れる凄みを感じる。本書を読むとMckにやや批判的でBCGにやや好意的かと思わせながら、Mckは好きなゆえに厳しい提言をしているのが読み取れる。特に大前氏との思い出を語る著者の文体は温かみがある。 本題とは逸れるが大前氏と大手通信会社社長とのバックキャスティングのエピソードが非常に印象的だ。まさに残心。こうした人間的深みと「ワープ脳」というものが、ドラッガーやピーターズと並び称されたグールーたる所以だったのだろう。一度体感してみたい。
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通説を疑う ロジックツリー以外にイシュー(課題)ツリーも作る。 アンゾフの成長マトリクス マッキンゼーでは最初に結論 ボスコンは結論は最後 自分で答えを見つけた気にさせ「やらされ感」をなくす。 ①問題とされていることが、本質的な問題とは限らない ②仮説から始める ③問...
通説を疑う ロジックツリー以外にイシュー(課題)ツリーも作る。 アンゾフの成長マトリクス マッキンゼーでは最初に結論 ボスコンは結論は最後 自分で答えを見つけた気にさせ「やらされ感」をなくす。 ①問題とされていることが、本質的な問題とは限らない ②仮説から始める ③問題の構造化 ④チョークポイントにフォーカスする 「トレードオフ」ではなく、「トレードオン」の実現を目指す CSV=社会課題を解決することで、社会価値を高め、経済価値、すなわち自社の企業価値を高めようとすること。
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事業会社でコンサル的な問題解決するための考え方を知りたい自分にはぴったりの本だった。 基本的な論点思考、仮説思考、フレームワークワークから始まって、これからの時代どう生きるかという示唆まで与えてくれる。
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