コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 の商品レビュー
コンサルの基本技、凄技、そしてコンサルを超えるための方法論や考え方が満載。これからは問題解決能力から機会発見能力が問われる時代となる。第4次産業革命の真っ只中にいて、不確定、不連続の価値観が群雄割拠している。問題の本質を見抜き、将来あるべき姿を創造し、そこからのバックキャスティン...
コンサルの基本技、凄技、そしてコンサルを超えるための方法論や考え方が満載。これからは問題解決能力から機会発見能力が問われる時代となる。第4次産業革命の真っ只中にいて、不確定、不連続の価値観が群雄割拠している。問題の本質を見抜き、将来あるべき姿を創造し、そこからのバックキャスティングが大事となる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
フレームワークで現状を捉え、善・winのn乗の観点を満たすトレードオンの解決策をマインドフルネスのアプローチから考えることが、問題解決と価値創造につながる。 ・基本的なフレームワークは2軸、2×2のマトリックス。x軸を手段とし、y軸を目的にする。右上の領域を目指すソリューションを考える ・PEST,SWOT,3C,5F,7S,アンゾフの成長マトリックス ・課題を定義しそれを解決することが問題解決のアプローチだが、課題の定義は直感によるものも大きく難しい。王道を知って虚をつく、Why not yetを考えることがヒントになる。 ・リスクはチャンス。危機を機会として取り組み、機会を危機として緊張感を持たせる ・南場さん、コンサル時代は論破しなくてはいけなかったのでロジック10割だったが、経営者になってからはロジック3割、直感7割でよくなった。それよりもいかに周りをその気にさせるかが重要。☆ロジックは信頼が低い状況でこそ必要。信頼が高ければロジックの必要性は薄れる ・タスクは業務インパクト×スキルの独自性で考える。高い×高いはアウトパフォーミング→自分の本業として磨く、高い×低いはパートナリング→スキルの高い外部専門家へ委託して学ぶ、低い×高いはコーチング→部下や外部を育成、低い×低いはスクイージング→きりすてる ・マッキンゼーはサビ頭、真理、5年に一度の変革期にMTPを作るのによい。ボスコンは謎解きジャーニー、心理、組織の力に落とし込むのによい。 ・大前研一は、通信会社に電話はなくなり全てデータ通信に移行するから、インターネットにシフトするよう提言した。マッキンゼーアプローチのお手本。 ・コミュニケーション・プレゼンの評価観点は、洞察力のImpact,Inovation,Implement、共感力のSimple,Spice,Story、人間力のPerspective,Personality,Passion。
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2019/05丸善 8:2の法則 アンゾフの成長マトリックス いきなり多角化を狙うより、ひとマスずらして事業拡大を目指すことこそ。アンゾフのマトリックスの真価。 ずらしによるイノベーション 日東電工のずらし ぜんそく用テープ 富士フイルムの成長マトリックス 渡り廊下
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著者が書きたいことを書いたような内容、だかそれが面白い。特にマッキンゼーとボスコンの違いなんてまったく知りもしなかった。近年の書籍・ビジネスのトレンドを簡潔にまとめてあり助かる。 問題解決の7つのステップ 1.問題を定義する 2.問題を構造化する 3.優先度をつける 4.分析方...
著者が書きたいことを書いたような内容、だかそれが面白い。特にマッキンゼーとボスコンの違いなんてまったく知りもしなかった。近年の書籍・ビジネスのトレンドを簡潔にまとめてあり助かる。 問題解決の7つのステップ 1.問題を定義する 2.問題を構造化する 3.優先度をつける 4.分析方法を設定する 5.分析を実施する 6.発見内容を統合する 7.問題解決法を提言する 問題解決は四段論法で WHAT?何が問題なのか? WHY?なぜそれが問題なのか? WHY NOT YET?なぜまだそれができていないのか?HOW?どうしたらいいか? WHY NOT YETが大事。問題は分かっていることが多い。解決できていないのには理由がある。 ー追記ー チェンジマネジメントが気になり調べていたらGoogleの変革がでてきた。4ステップで業務部門主導の組織変革を実施するアプローチを考案しており、チェンジ・ルールと呼んでいる。 ステップ1.WHY?変革の必要性。なぜ変革を行う必要があるのか? ステップ2.WHAT?変革のビジョン。将来のビジョン。何をしたいのか。 ステップ3.WHO?重要なステークホルダー。だれが変革の影響を受けるか。 ステップ4.HOW?フィードバックループと測定。どのように実行するか。 ーーー マッキンゼーの問題解決10則 1.問題とされていることが、本質的な問題とは限らない。2.大きな視野で捉え直す。 3.仮説から始める。 4.漏れなくダブりなく問題を構造化する。 5.カギとなる変数にフォーカスする。 6.出来るだけ簡素化する。 7.正しい答えはひとつではない。 8.(仮説を)壊して再構築する。 9.ときに答えがふっと湧いてくる瞬間を大切にする。 10.問題がないことが最大の問題。 マッキンゼーの得意技は危機感で相手を追い詰めること。ここから逃れるには抜本的な変革しかないと相手に迫っていく。結果にコミットすることはしない。実行するかどうかはクライアントの責任だからだ。 ボスコンはあなたは本当はこういうことがやりたかったんでしょうと使命感に火をつける。問題を指摘するのではなく、可能性を広げようとする。3年かけてでも変革が体質化するまで伴走する。 エレベータートーク 数十秒の間に、キーメッセージを簡潔に過不足なく伝える。事実の要約ではなく、事実を統合して言える意味合い、そしてだから何をすべきかを簡潔に伝える。
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私はコンサルタントではありませんが,コンサルタントがよく用いるであろうフレームワークの良し悪しについて,分かりやすく書かれています.また,定番と思っていたフレームワークが,実はあまり使われていないと言うようなことも書かれており,とても参考になります.タイトル通りの良書です.
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凄くいいけど、凄く気に入らない本。基本のキを学びつつ、良くも悪くもコンサルさんに浸れる。描かれるマッキンゼーvsボスコンの姿は事実なんだろうか?知らないことばかりだ。。。
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500ページもある、なかなかハードな本でしたが項目が細かく分かれているのでちょこちょこ読めました。 問題を考える際に、○○すべきというのは答えになっていなくて、○○すべきということはわかっているけど、なぜまだそうなっていないのか?というところに問題の本質があるというのは本当にそ...
500ページもある、なかなかハードな本でしたが項目が細かく分かれているのでちょこちょこ読めました。 問題を考える際に、○○すべきというのは答えになっていなくて、○○すべきということはわかっているけど、なぜまだそうなっていないのか?というところに問題の本質があるというのは本当にそうだと思いました。 わかっていてもできないのはなぜか?というところを掘り下げて、そこを変えることが問題の解決になるので職場などでも実践していきたいと思いました。 また、問題・課題がないところに成長はないと前向きにとらえるのも大切だと思います。 マトリクスに書き出してみるとか、できそうなことを取り入れて、生かしていきたいと思います。
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コンサルを目指すわけではありませんが、日々仕事で直面する課題解決に役立てばとの思いで読んでみました。前半に登場する問題解決の章の内容は役立てられそうな印象、後半に登場するフレームワークの活用は自分には難しいと感じます。 ★★★WHY NOT YET=なぜまだそうなっていないのか...
コンサルを目指すわけではありませんが、日々仕事で直面する課題解決に役立てばとの思いで読んでみました。前半に登場する問題解決の章の内容は役立てられそうな印象、後半に登場するフレームワークの活用は自分には難しいと感じます。 ★★★WHY NOT YET=なぜまだそうなっていないのか? をとかなければならない★★★
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4年間戦略コンサルをやってきて、5年目がスタートした今読んで良かった本 ・これまで体験してきた又は読んできた経営に関する事象又は本の知識が整理される ・チョークポイントは何か? ・因果関係を結んで根っこを探す ・コインの裏返しにしないためには? ・why?5回で問題の本質に迫...
4年間戦略コンサルをやってきて、5年目がスタートした今読んで良かった本 ・これまで体験してきた又は読んできた経営に関する事象又は本の知識が整理される ・チョークポイントは何か? ・因果関係を結んで根っこを探す ・コインの裏返しにしないためには? ・why?5回で問題の本質に迫る ・why not yet?(なぜ、まだそうなっていないのか?なぜ、まだ、それができていないのか)で会社固有の病気を炙り出す ・行動にむすびつけるためには? ・空、雨、傘では傘まで言い切る ・so what? ・通説を疑うためには? ・ちょっと悪い子スイッチ、『それって本当?』 ・あまのじゃくスイッチ、『逆は?』 ・その上で、目的に最もふさわしい軸を考える目的に最もふさわしい軸は何か? ・ロジック(ツリー)や軸は必ず複数考える(書く)
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とてもスラスラと読めるので気分転換によいかもしれない。この手の本は何冊もあるので、どれか1冊読めばよいと思う。
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