家族シアター の商品レビュー

辻村深月(著者)

2022/04/23

結末は全てハッピーエンドだが、中身にはちゃんと人間臭さが描かれていて、面白かった。自分とは違う家族の生活を垣間見れて、興味が湧いた。短編でも、一つ一つの話にちゃんと起承転結があって、面白かった。

2022/04/08

「タイムカプセルの8年」「孫と誕生日会」の父、祖父、不器用だが愛情を感じた。どちらもカッコいい。兄弟姉妹がいないので、その複雑な感情は分からないが、「1992年の秋空」も好き。

2022/03/01

家族だからって、完璧に分かり合えるわけでもなく、いろいろな形がある。
兄弟や姉妹などの身内に対する劣等感や、子どもや孫への想いと不器用さ。
まさに帯に書いてある「家族って厄介。だけど大切。」をすごく感じた本だった。
短編集なので、通勤時間や寝る前などにさくっと読むときなどにおすすめ。

2022/02/26

家族をテーマにした7話短篇集。
姉妹、姉弟、母と娘、父と息子、祖父と孫。

相手を選べない関係に、時には「似てない」「理解できない」と溝を感じ、辛辣な言葉を投げつけたり。
大事件が起きるわけではない日常の中で、絆を感じたり、贔屓や擁護の感情を発見していく物語。

自分の家族を思い起こしながら読み進める。
兄弟姉妹がいない私は羨ましい気持ちでいっぱいになった。

【私のディアマンテ】【1992年の秋空】が好み。最終話【タマシウム・マシンの永遠】は竹内まりや♪『いのちの歌』が思い浮かんだ♪

2022/02/19

家族にまつわる7つの短編集
不覚にも号泣(笑)特に、「1992年の秋空」と、「孫と誕生会」が良かった。
「1992年の秋空」は、宇宙が大好きな年子の妹をもつお姉ちゃんの話。自分も妹をもつ姉として感情移入してしまった。イライラしたりするけど、お互いにないものをもっていて、実は相手が羨ましくて尊敬しているところが良かった。

「孫と誕生会」は、一人で暮らしていたおじいちゃんのところに海外に住んでいた長男家族が隣の敷地に家をたてて、孫の実音と交流していく話。おじいちゃんは色々口出したりするけど自分のことをとても大事に思ってくれていて、「おじいちゃんはみおんのことをいじめるような子達にはもう竹トンボ作ってやりたくない」に孫への愛情がつまっていて、私も死んだおじいちゃんのことを考えると泣いてしまった(ToT)

2022/02/19

やっぱり家族の絆は大きいものなんだなと考えさせられる話でした。
最近は、友達と過ごす時間の方が楽しく感じる事が多くなって、ついつい反抗的な態度を取ってしまう両親にしっかりと感謝の気持ちを伝える機会を作りたいと思いました‪☺︎‬

2022/02/10

家族だから、言葉にしなくてもわかることがある。⁡
家族だからこそ、言葉にしなければいけないことがある。⁡
自分と家族が同じ価値観であるわけがない。⁡
伝えないと伝わらない。⁡

大好きで、大嫌いで、近すぎるとウンザリするのに、離れるとやっぱり寂しい。⁡
家族って、難しい。⁡

夫の実家は驚くほど仲が良い。⁡
私の実家は驚くほど仲が悪い。⁡
そんな私たち家族は、どんな距離感の家庭を築くんだろうと、最近考える。⁡

｢実在しないヒーローの効力は、放っておいてもいつか切れる。子供がいつの間にかサンタの真実を知るように。一年きりで終わってしまう戦隊物のおもちゃを欲しがらなくなるように。効力は一時的で、しかもまやかしかもしれない。けれど、まやかしでいけない道理がどこにある。大人が作り出したたくさんのまやかしに支えられて、子供はどうせ大人になるのだ。｣⁡

｢自分が大事にされてたかどうか確かめに来たのに、その時にお母さんがため息ついてたり、笑ってなかったら、きっと嫌だろうなって思いながら一緒にいるの｣

2022/01/28

親子、兄弟姉妹、家族みんな仲良くが理想。
しかし現実は色々な思いがぶつかりあう。
小さな思いやりの積み重ねで成り立つのが
家族なのかなと思った。

2022/01/22

家族って、つくづく不思議なものだと感じさせる作品。
時には安心できる場であり、時に傷付け合う場であり、非常にやっかいである。

タイムカプセルの八年が最も良かったです。

2021/12/26

みんな不器用だけど家族を愛している優しいお話。
ブックカフェ☕️で読みながら何度も涙がこぼれました。　

反抗期の我が子に悩んだり
両親との関係に悩んでいる方はぜひ読んでみると
あったかい気持ちになれるよ。
見えなかった愛に気づくかも。

ちょうど昨日
反抗期真っ盛りの我が子が
初めて話してくれたことも
寄り添えた私自身とも重なった。

娘よ
大事なあなたが心配でたまらないなから
つい口うるさく言ってばかりだけれど、
見守って寄り添えるように
ママも努力していくね。