家族シアター の商品レビュー
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「「妹」という祝福」★★★ 「サイリウム」★★★ 「私のディアマンテ」★★★ 「タイムカプセルの八年」★★★★ 「1992年の秋空」★★★ 「孫と誕生会」★★★ 「タマシイム・マシンの永遠」★★
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「1992年の秋空」で涙が止まらなかった。 おかしいな、私にも二歳違いの姉がいるからかなあ。 同じものを食べて、同じ環境に育つことの、繋がりってあるのかも。
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家族関係を描いた短編集。 家族でもなんだか上手くいかなくてギクシャクしたりすることは多分かなりの確率であることだと思う。 それが何かのきっかけでお互いの心がわかり合ったりする。 自分のことも振り返らせてくれた話しの数々でした。
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辻村深月の描く7篇の家族の物語。 少し前に「親ガチャ」という言葉が話題になった。 親に限らず、自分の結婚相手を除いて、基本家族は選べない。 親はもちろん、親戚も子供も選べない。 赤の他人なら、気が合わない人とは離れられるが、親族・姻族だとそうもいかない。 どんなに家族を疎ましく...
辻村深月の描く7篇の家族の物語。 少し前に「親ガチャ」という言葉が話題になった。 親に限らず、自分の結婚相手を除いて、基本家族は選べない。 親はもちろん、親戚も子供も選べない。 赤の他人なら、気が合わない人とは離れられるが、親族・姻族だとそうもいかない。 どんなに家族を疎ましく感じていても、人から悪く言われるとなぜか腹が立つ。 そういう、家族同士の面倒臭さがリアルに描かれている。 また、家族という狭い世界の話だからこそ、子供目線の話では子供の世界の狭さがより際立つ。 例え、家族がイヤでも、大人になって広い世界に出ればどうとでもなるが、家と学校しか世界がない子供にとっては、そのうちの1つがイヤなだけであっという間に人生に関わる問題になってしまう。 「1992年の秋空」では、著者と自分が同世代であることを改めて実感した。 こういう、時代背景が絡む描写だと特に顕著だ。 ある出来事が起きた時、自分が小学生だったか、中学生か、高校生か、はたまた大人だったかで感じ方は大きく変わる。 2学年違いなので、ほぼ同じ感覚であの景色をみていたはずなのだ。
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辻村さんの本を初めて読んだけど、とっても好き。 家族をテーマにした、7つの短編集。 家族って、近いが故に鬱陶しく思ったり、ぞんざいに扱ってしまったり、妬ましく思ったり、許容しきれない部分もあるけれど、一方で認め合っていたり、自慢に思っていたり、心配していたり。 家族の関係性と温度感がすごくリアルで、自分も家族のことも思い出す一冊だった。 「私のディアマンテ」のお母さん、自分の母親だったらどこか抜けていて、きっと思春期だったらうとましく思ってしまうけれど、妊娠した高校生の娘にかける第一声が「その人のことが、好きなの?」なところ、とっても器が大きいと思う。 それから、最後の「タマシイム・マシンの永遠」の話が好き。子供を通して、自分の幼年時代を追体験できるとは言うけれど、そうやって親から子へ、子から孫へと伝わっていく光景は、とっても素敵だと思う。
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家族にまつわる短編集でそれぞれ面白かった。 特に良かったのはやっぱりもうすぐ自分にも子供が産まれるからか「タマシイム・マシンの永遠」かな。 希美が言うように、自分の子供の中に20年後の子供の魂が入っていると考えたらいつも全力で笑顔を向けられそうな…それはさすがに難しくても、子育て...
家族にまつわる短編集でそれぞれ面白かった。 特に良かったのはやっぱりもうすぐ自分にも子供が産まれるからか「タマシイム・マシンの永遠」かな。 希美が言うように、自分の子供の中に20年後の子供の魂が入っていると考えたらいつも全力で笑顔を向けられそうな…それはさすがに難しくても、子育てでつらいときに思い出して頑張る気力になりそうな気がする。 どの話も主人公が「余計な事ばっかり言って」って思うようなものばっかり(笑) 家族って近すぎて甘えが出てひどい言葉浴びせたり態度とったりしちゃうもので、それをこうして文章で読むといたたまれなくなるな。
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目に見えない家族の愛を感じられる作品。 親子、祖父と子、兄弟姉妹。普段はなかなかわからないけど、そこにはたしかに愛がある。
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無理矢理ハッピーエンドじゃない、でもほっこりできる。家族って綺麗事じゃない、ぶつかり合いながらそれでも離れずに生きているんだよね。
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短編小説で読書初心者も読みやすい!通勤通学の電車の時間で読み続けられる本! 内容は全てがハッピーエンドのため普通といえば普通だが、無理矢理ハッピーエンドにさせている印象もある。全てが家族の話なため読むうちに自然と自分の家族と照らし合わせることがあった。
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「妹」という祝福 山下亜季(陸上部) 由紀枝(新婦 一つ上の姉) 裕香(バスケ部) 遠藤卓人(四組のバスケ部) 広瀬ゆかり(ヤンキーと不登校のスレスレ) サイリウム 絢子 ナオ(尚弘) かっち(幼なじみ、猫背、レンズの厚い眼鏡) 丹澤(無精髭) るみなん(北郷瑠未名 十九歳、現役女子大生アイドル、ミントガールズ) あやちん(吉村綾 ミントガールズ人気ナンバーワン) 真矢子(ナオの姉 バンギャ) 長淵くん(ナオのクラスメート) りえち(橘里江 ミントガールズ) 私のディアマンテ えみり(豊島えみり) 田中先生(えみりの担任の先生 えみりの恋人) 秀一郎(えみりの父親) 桃江(兄嫁) 小桃(桃江の娘 中二) タイムカプセルの八年 水内孝臣(私大の准教授) 幸臣(息子 小学校の先生) 温子(妻) 比留間先生(幸臣が六年生の時の担任) 小松さん(小松ユカリの父親 駿河信託銀行) 沢渡さん(剛くんの父親 洋菓子屋の主人、商店街長) 剛くん(幸臣の同級生 沢渡さんの息子) ユカリ(幸臣の彼女) 1992年の秋空 はるか(小学六年生) うみか(小学五年生 はるかの妹) ミーナ(美菜 小学六年生) 久和くん 椚さん(学級委員) 孫と誕生会 俺(木原 七十近い お師匠さま) 実音(八歳 孫、孝治の娘) 孝治(長男 電機会社広報) 美貴子(孝治の妻) 永太(次男 隣の市役所) 乃々果(五歳 孫、永太の娘) 陸久(三歳 孫、永太の息子) エリちゃん リサちゃん 吉村先生 マナカちゃん(委員長) サツキちゃん タマシイム・マシンの永遠 俺 希美(のぞみ 俺の嫁) 伸太(しんた 俺の息子)
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