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家族シアター の商品レビュー

3.9

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    68

  4. 2つ

    4

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2021/09/16

辻村さん×家族の物語 って、相性がめちゃくちゃいいんだなぁと思いました。 読んでて暖かくなるし、その暖かさも深いところから湧き出てくる暖かさで、心の芯から暖めてくれます。 どの話も本当に面白くて、それぞれの短編を全て長編にしてもらいたいくらい素晴らしかったです(そして、欲を言え...

辻村さん×家族の物語 って、相性がめちゃくちゃいいんだなぁと思いました。 読んでて暖かくなるし、その暖かさも深いところから湧き出てくる暖かさで、心の芯から暖めてくれます。 どの話も本当に面白くて、それぞれの短編を全て長編にしてもらいたいくらい素晴らしかったです(そして、欲を言えば全部読みたいです) 。 辻村さんらしさと「家族」というテーマが上手く合わさって、素晴らしい作品になっています。これは正真正銘誰にでもおすすめできる、おすすめしたい作品です。

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2021/09/12

7つの短編に7つの家族が登場する。 自分も家族といると正直になれず面と向かって深い話はできないほうだったので、リアルに描かれた日常が染みた。普段そっけなくても、直接的に愛情を感じなくても 心のどこかに強い繋がりは必ずあるし、何かあれば助けたいという家族を思う気持ちはもっているもの...

7つの短編に7つの家族が登場する。 自分も家族といると正直になれず面と向かって深い話はできないほうだったので、リアルに描かれた日常が染みた。普段そっけなくても、直接的に愛情を感じなくても 心のどこかに強い繋がりは必ずあるし、何かあれば助けたいという家族を思う気持ちはもっているもの。 その気持ちは、きっかけがあれば伝わるけど なかなか伝わらないからこそ苦労するものだ。

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2021/09/05

短編集です。特に最後の「タマシイム・マシンの永遠」がよかったです。家族の愛情が永遠に続いているのをじわじわと感じることができました!

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2021/08/22

些細な大事件。まさにいろんな家族を覗き見しているよう、汚いとこまでほんとリアル。家族って不思議な関係ですよね。でもこの人たちのおかげで、なんだかんだで毎日幸せかもしれない。

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2021/08/17

辻村深月さんの作品、昔はなかなか読み進めなかったけど、最近すーっと読めるようになってきた。自分が読書が習慣になってきて、文章を読むことが自然になってきたことも要因かも。 特にこの家族シアターは、短編だし、それぞれどこか温かみのある内容で、読んでて心が癒された。 また読みたい一冊...

辻村深月さんの作品、昔はなかなか読み進めなかったけど、最近すーっと読めるようになってきた。自分が読書が習慣になってきて、文章を読むことが自然になってきたことも要因かも。 特にこの家族シアターは、短編だし、それぞれどこか温かみのある内容で、読んでて心が癒された。 また読みたい一冊。

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2021/07/27

読了 2021.6.24 実家にいた時に読み切ったやつ。辻村さん台頭してきてるからずっと何か読みたいと思ってて。まずはってことで短編集。姉妹、姉弟、母娘、父息子、姉妹、爺孫、3世代の全7編。 家族は好きな人同士が集まっているわけではない。夫婦だって結婚して子供ができたら役割が...

読了 2021.6.24 実家にいた時に読み切ったやつ。辻村さん台頭してきてるからずっと何か読みたいと思ってて。まずはってことで短編集。姉妹、姉弟、母娘、父息子、姉妹、爺孫、3世代の全7編。 家族は好きな人同士が集まっているわけではない。夫婦だって結婚して子供ができたら役割が変わり、付き合ってる頃とは変わる部分もあると思う。でも、ベタベタな仲良しクラブでもない家族が、あるエピソードから絆を感じる7編。その出来事があったからと言って急に仲良くなるわけでもないし、むしろその絆を感じてしまう自分が意外だったり、恥ずかしかったり、気まずかったり。でも安心したり、本当は嬉しかったり。家族同士だからこその距離感や心の動き。いろんな家族の形があるよね。 今回の作品はほっこり系だけど、たぶん切ない系や感動系もありそうだよね?辻村作品をまた楽しみにしたいと思います! ◆内容(BOOK データベースより) 息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を企画、親子共々忘れられない一年となる。しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる(「タイムカプセルの八年」)。家族を描く心温まる全7編。

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2021/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族にまつわる7つの短編集。 【孫と誕生会】が個人的には一番のヒット。 祖父と孫という絶妙な距離感。 価値観の違いからくる衝突。 不器用ながらも孫を大切にしている祖父。 そのギャップにやられてしまった。 「友達に嫌いなんて言葉を使うな」と言っておきながら後半で「おじいちゃんは、あの子たちが嫌いだ」と言い放つところなんか最高だった。 「嫌い」という言葉の正しい使い方を背中で語っている感じが何とも言えないカタルシス。

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2021/06/22

自分が学生だった頃を思い出して懐かしい気分にもなった。話の展開はできすぎていてそこは小説なんだけれども、登場人物にどこか共感できる。

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2021/06/15

家族シアター(講談社文庫) 著作者:辻村深月 発行者:講談社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 家族でも仲良くなくていい。そんなメッセージが詰まった短編集。

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2021/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族の愛は揺れ動くし、 固まったと思っても、 いつだって逃げ出す可能性を持っているものだと 切に教えてくれる。 今回の解説、とってもよかった。 本の解釈としてとても分かりやすく、 短編集である本書の点と点を線にしてくれた感じ。 今までは「家族だから当然」と思っていた事が多く 考えてもこなかったような家族間の蟠りやズレ。 自分が歳をとり、当たり前だけど、 父や母も人間なんだと気付けるようになってきた。 それはいい事でもあるし、都合の悪い事でもあり、 特に家族の中でも誰かが我慢している事って意外と多くて 結構特別仲が良いと思っていたうちの家族も、 意外とそんなこともないんだなと思うようになってきたこの頃。 そんな中この本を読んで、 改めて家族の脆さと、 それでもなお関係を続けなければいけない窮屈さ でもやっぱり家族なしでは生きていけないという 家族に対する有難さを噛み締める本だと思いました。

Posted byブクログ