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家族シアター の商品レビュー

3.9

264件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    66

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2022/12/30

何話も読んでると、はるかとうみかの話を読んでいる時に、またお前らもいい関係になるんだろと投げやりな気持ちになった。

Posted byブクログ

2022/12/01

例えば心温まる短編集を探している方へ 家族の在り方はとても不思議です。 近くにいるのに分かり合えなかったり、遠くにいても思い合ったり。 学生時代のような、一時的な関係ではない、ずっと続くのが家族。 そんな当たり前だけど、見過ごしがちな「家族」をぎゅっと詰め込んだ短編集なのが...

例えば心温まる短編集を探している方へ 家族の在り方はとても不思議です。 近くにいるのに分かり合えなかったり、遠くにいても思い合ったり。 学生時代のような、一時的な関係ではない、ずっと続くのが家族。 そんな当たり前だけど、見過ごしがちな「家族」をぎゅっと詰め込んだ短編集なのが、この作品。 短編の中で、読者の感情を自由自在に操られて、最後は心温まる読み応えのある作品なんですよ! 全7編とありますが、一つ一つの作品はそこまでのボリュームがなく、細切れにも読みやすい作品です。 辻村先生はこんな作品も書けるんだ!と辻村先生の新たな一面も見えるので、 辻村先生の作品が好きな方にもおすすめです。 個人的には「孫と誕生会」が好きでした。 なんか私はおじいちゃんと仲良くするの、ちょっと恥ずかしかったなあとか思い返したり。 この話の孫娘とおじいちゃんの関係が素敵すぎて、もうなんか幸せな気分になりました。 さまざまな関係性の家族がテーマになるので、あなたも共感できる部分があるはず! ぜひ読んでみてください。

Posted byブクログ

2023/11/08

家族がテーマの短編集。おじいさんと孫のお話が一番好き。 「家族くらいは、そう思ってもいいだろう。」 あたたかい気持ちになれます。

Posted byブクログ

2022/11/17

世に"毒親"という単語が認知されはじめて久しいのだけれど、同等かそれ以上に子を苦しめる育児に口出しする別居母というものの潜在的恐怖というか、どこかしこで間違いなく現実に起き得る、または起きているそれへの解像度が高くて戦慄する

Posted byブクログ

2022/11/10

家族を題材にした短編集 「妹」という祝福、孫と誕生日会、タマシイム・マシンの永遠の3作が良かった 自分と重なるような家族の話はなかったけど、全部心があったまるような感じ

Posted byブクログ

2022/11/05

「私のディアマンテ」 よかったー! なんてもどかしい母親なんだ、と読みながらそわそわしていたが、妊娠に気づいてからの対応、確かにこの人らしくていいなぁと思った。 私も大学生の頃とか、卒業して数年は、 妊娠とかデキ婚とかを 失敗だ、自分の立場では絶対に許されることではない、人生終...

「私のディアマンテ」 よかったー! なんてもどかしい母親なんだ、と読みながらそわそわしていたが、妊娠に気づいてからの対応、確かにこの人らしくていいなぁと思った。 私も大学生の頃とか、卒業して数年は、 妊娠とかデキ婚とかを 失敗だ、自分の立場では絶対に許されることではない、人生終わっちゃう、って思ってた。 まー結局デキ婚して離婚してるんだけどねー笑 でもとにかく子どもというのは可愛くて可愛くて、 イライラすることもしょっちゅうだけど、 本当に宝物。 妊娠中から幸せだったけど、 子どもと一緒にいると、 本当に毎日が幸せ。 こんなにも幸せで良いのかと思ってしまうほど、 子どもは可愛い。 「絢子」も鈍感ながら「えみり」のことは可愛くて仕方なかったんだろうなぁと読んでてしみじみした。 そして「えみり」くらい賢かったら、 きっと子育てしながらも資格とったりして 立派に仕事できるくらいになるんだろうなぁ。 でもそのためには母親というかおばあちゃんの協力が絶対に必要なんだよね。 そうやって家族はつながっていくんだ。 「タイムカプセルの八年」 これもいい。 「比留間先生」があんな人だとは意外だったし、「私」が家族優先でなさすぎるから、もっといい父親であってくれと思いながら読んでいたのに、 ラストでは、こんな父親いいなぁーって思ってしまう、話の作り方。 さすが辻村さんです。 熱かった。 「1992年の秋空」 これもよかったなー。 私も「学習」買ってもらってて、 でも「科学」の方が付録が豪華だからいいなー両方買ってもらえる子いいなーって思ってた。 「科学」だけでいい、とはきっと思えず親に訴える力もなかった私は、「うみか」寄りなんだろう。 でも6年生で「りぼん」「なかよし」は幼いな。6年生で「学習」のまんがを楽しみに行列並ぶってのもちょっと幼いけど、1992年ならそうなの?もう「フレンド」も「マーガレット」もあったと思うけど。 私は5年生くらいから「別マ」「別フレ」に移行していってたもんなぁ。ちょっと刺激的な「デザート」「チーズ」とかも読んでた気がする。うーんこれは中学生かな? 姉妹の絆が感じられたのと、「うみか」が貝殻から聞こえる音について語る部分、良かった。 「なんで、海の音がするんだろう。貝が記憶して一緒に持ってくるのかな。」だって。 「ONE PIECE」のトーンダイアルを思い浮かべた。あれはなんで貝殻なんだろうって別に疑問も抱かなかったけど、こういうことだったのかな。 明日、104巻の発売日だから、繋げて感じてしまった。 「宇宙兄弟」も思い浮かべながら、今回は漫画のことが自分の感想にも多いなーと思いながら巻末を見ていたら、この話は「We are 宇宙兄弟」に掲載だったとののと。わーお。 「孫と誕生会」 これもよかったなあ。 距離の遠かった孫と近づく物語。 「おじいちゃんは、あの子達が嫌いだ。」 ここで泣いた。 身内というのが、家族というのが、 結局のところは一番だ。 理由もなく、そうなんだ。 それをとにかくよく感じる一冊であった。 「タマシイム・マシンの永遠」 これもめちゃくちゃいい。 泣ける。 「俺は今、伸太を通じて、自分が生まれたその頃の様子を、数十年の時を経て、我が子に見せてもらっているのだ。  俺は大事にされ、愛され、いろんな人に成長を見たいと、それか叶わないなら覚えていてほしいと、祈られ、祝福されながら、この家の中心にいた。」 タマシイム・マシンは、実現してるね。 すごいね。 私はそこまでドラえもんのこと好きではなく、映画で泣いたとかいう人の話を馬鹿らしく思っていたが、辻村さんを好きになって、ドラえもんをきちんと読みたいと思うようになった。

Posted byブクログ

2022/10/30

家族をテーマにしたファンタジックな要素も要素も感じられるアンソロジー。 懐かしい昭和の香りを漂わせつつ未来と現在(昔の)とを紡ぐ。 あの頃、未来はまだ明るく見えていたよなぁ。

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2022/10/28

現代的な家族を描いた短編集。 以下の後半3遍が気に入った。 1992年の秋空 孫と誕生会 タマシイム・マシンの永遠 1992年の秋空は得意分野が正反対な姉妹の話。今双子を含む3姉妹を育てているのでいつかこんなことも起こるんだろうなぁとヒヤヒヤしながら読み進める。自分にはない...

現代的な家族を描いた短編集。 以下の後半3遍が気に入った。 1992年の秋空 孫と誕生会 タマシイム・マシンの永遠 1992年の秋空は得意分野が正反対な姉妹の話。今双子を含む3姉妹を育てているのでいつかこんなことも起こるんだろうなぁとヒヤヒヤしながら読み進める。自分にはない部分に憧れながらも疎ましい…わかる気がする。 孫と誕生会もこういうイヤ〜なこと、あったなぁと既視感を覚える。子供の世界ってある程度対応のパターンをお互いに覚えた大人の世界よりずっと厳しい。多分イヤなリーダーの子を主役にすればきっとそれはそれで納得感のある物語が展開されるだろう。こういう時こそ身内や仲の良いの主観的な言葉のありがたさが身に染みる。 タマシイム・マシンはまさしく今体験中。孫ではなくて子供である自分には、ここまで甘くはなかっただろうと思いつつ、こうやって大事にされたのだろうと温かい気持ちになることがある。無意識に感じていたことが物語で明らかになり、ハッとさせられた。

Posted byブクログ

2022/10/16

家族だから許し合える、家族だから許せないその違いは何だろう。 喧嘩をしてもそこには相手を思い合う気持ちがあるかないかの違いなのかな。 家族は気が合うから一緒にいるわけではない、始めから一緒にいる存在。 こじれてしまえばややこしいし、けれども互いの気持ちを分かりあえたならこんなに頼...

家族だから許し合える、家族だから許せないその違いは何だろう。 喧嘩をしてもそこには相手を思い合う気持ちがあるかないかの違いなのかな。 家族は気が合うから一緒にいるわけではない、始めから一緒にいる存在。 こじれてしまえばややこしいし、けれども互いの気持ちを分かりあえたならこんなに頼もしい存在はいない。 と、思わせてくれるお話でした。

Posted byブクログ

2022/10/09

「妹という祝福」 →中学時代、地味グループの姉とイケイケキャラの妹の話。 そんな姉が結婚式を挙げるところから始まる。 「サイリウム」 →バンギャの姉、アイドルオタの弟。どちらもオタクなのに険悪だったり衝突したり。 でもどこかお互いに心配してしまう。 「私のディアマンテ」 →反...

「妹という祝福」 →中学時代、地味グループの姉とイケイケキャラの妹の話。 そんな姉が結婚式を挙げるところから始まる。 「サイリウム」 →バンギャの姉、アイドルオタの弟。どちらもオタクなのに険悪だったり衝突したり。 でもどこかお互いに心配してしまう。 「私のディアマンテ」 →反抗期の高校生の娘をもつ母親目線の話。 何を考えているかわからない娘、義兄弟の確執などの悩みがリアルに書かれている。 旦那は大卒、自分は元キャバ嬢という価値観の違いの表現もうまい。 「タイムカプセルの8年」 →小学校の親父会での一幕。当時子供達が埋めたタイムカプセルによるひと騒動。 「1992年の秋空」 →学校で買うテキスト「学習」と「科学」。 漫画のおおい「学習」を買う主人公、付録は分厚く文章が多い「科学」を買う妹のふみかの話。 「孫の誕生会」 →アメリカから帰ってきた息子夫婦と住むことになった主人公の老人。 気難しい小学生の孫と頑固な老人のすれちがい。 「タマシイムマシンの永遠」 →過去の自分と魂を交換するタマシイムマシン。ドラえもんのひみつどうぐの一つでそれをめぐる心温まるお話。

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