オブリヴィオン の商品レビュー
一気読みでした!この作家さんの他のも読んで見たい!と思ったらお葬式読んでいました!そしてお葬式の内容全然覚えてない。
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壮大な赦しの話し 善良な主人公がただただ辛い目にあう 赦しがこんなに辛いものだとは 強烈な読後感
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『雪の鉄樹』に続き、2本目の遠田作品です。今回も主人公がひたすら辛い…。なんでこう、善良なのに不幸になってしまう男性を描くのだろう。でもそんな苦しい境遇の中に、救いは確実にありました。彼の周りの悪意と善意が絡み合い、非情な運命が少しだけ切り開かれて行く過程に、やはり今回も祈ってしまいました。彼が幸せになりますように。失ったものは戻らないけれど、傷つけ遠ざかったものは戻ってくるかもしれない。これからの人生は、そんな綻びてしまった絆を編みながら浮上していってほしいです。切なくも面白かった。
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はじめましての作家さん。全編に渡ってなかなか辛い、苦しい。謎も疑問も多くて、最後にはわかるけれど、すっきりというよりかは、辛い結末。がんばれ。 2018/4/6読了
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オブリヴィオン 忘却、恩赦、大赦。 沙羅 バンドネオンの曲。 唯と圭介兄妹。 青い髪の森二のボートレースの奇跡。 茅の輪くぐりで祓うこともよし。 くぐらず受けとめることもよし。 人生をやり直すこと、巡り巡ること。 様々な思いが織りなす真実が悲しい。 ラストの描写が綺麗。
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よくよく考えると、森二が引き起こす”奇跡”の設定にやや無理があるのだが、さほど違和感なく入っていけるのが不思議。最後はちょっとだけ救われてよかった。装丁が綺麗で惹かれます。
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【あらすじ】 森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬...
【あらすじ】 森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さる―。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!? 【感想】
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「遠雷」を読んで気になったのと新聞広告を見て図書館にリクエスト。 とにかくグロい。 蹴ったり殴ったり痛々しい流血シーンが多い。 だけど、先が気になって気になって止まらない…というのはさすが。 「遠雷」と似たところもあったかな。 最後の方はまさかの真実がどんどん明るみに出てくるが、結局しゃべらされるところ。 まぁ、もったいぶらずに言うところがいいのかな。 みんなに明るい光が見えてきて、そこはよかった。
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そんなに罪を背負い込まんと、サラとくっつけばいいのに… でも、もう少し信じてやれば良かったのに、唯も、かわいそうやな。 切ない話や。
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オブリヴィオン。 遠田潤子さん。 愛妻を我娘の前で、殺してしまった主人公が、 出所した所から始まる。 迎えにきたのは、 実の兄と、妻の兄。 人は、何度でもやり直せる。 覆水盆に返らず。 牛乳が溢れたら、新しい牛乳を注げばいい。 大丈夫。 過去から逃れて、 妻と妻の兄にささえ...
オブリヴィオン。 遠田潤子さん。 愛妻を我娘の前で、殺してしまった主人公が、 出所した所から始まる。 迎えにきたのは、 実の兄と、妻の兄。 人は、何度でもやり直せる。 覆水盆に返らず。 牛乳が溢れたら、新しい牛乳を注げばいい。 大丈夫。 過去から逃れて、 妻と妻の兄にささえられ、 人生をやり直していた主人公が、 なぜ? 妻を殺したのか? 現在と過去が、行ったり来たりする話で、 どんどん引き込まれて行きました。 最後まで、 しっかりと話が出来上がっていて、 面白かった。 読み終わってから、 もう一度、 読み直してみたら、 見逃していた表現がわかって、 あー!ほんとだー! そーだったんだー!と、 あらためて、 繋がっていたんだなとわかり、 凄いなーと思いました。 面白かった。
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