オブリヴィオン の商品レビュー
何度も何度も自分の置かれた環境に絶望しながら、何とかやり直してきた森ニ。 救ってくれた義兄となる圭介、そして唯。 さらなる絶望から物語は始まる。 皆がそれぞれに闇を抱えている。 兄の光一さえも環境さえ違えばまた違った生き方があったのだと感じるのが辛い。 せめてこれから先に少しでも...
何度も何度も自分の置かれた環境に絶望しながら、何とかやり直してきた森ニ。 救ってくれた義兄となる圭介、そして唯。 さらなる絶望から物語は始まる。 皆がそれぞれに闇を抱えている。 兄の光一さえも環境さえ違えばまた違った生き方があったのだと感じるのが辛い。 せめてこれから先に少しでも明るい未来があれば、、、 ここまでなくともいわゆる親ガチャのハズレ人生をハズレと腐らず生きること、世の中は案外誰もが辛いことや苦しいことを抱えていること、そんなことを思う。
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辛く心がただただ痛くなる小説。遠田さんの作品を初めて読んだ。いつ間違ったのか、なぜこうなったのか、人は一つ間違ったら昨日とは真逆の人生を歩む可能性を秘めている。赦しも忘却も願わず生きていく男の人生。重かった。他の遠田さんの作品を読んでみたいと思った。
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はい!今作も自らに罰を与え、地獄の中を生きる主人公の話です( ̄▽ ̄) ヤクザの兄、主人公が殺した妻の兄、血の繋がらない娘、身体を売るアパートの隣人… 幸せな人は1人も出てこない、安定の遠田ワールド この暗い話にずっと流れるバンドネオンが奏でる オブリヴィオンという切ない調べ…...
はい!今作も自らに罰を与え、地獄の中を生きる主人公の話です( ̄▽ ̄) ヤクザの兄、主人公が殺した妻の兄、血の繋がらない娘、身体を売るアパートの隣人… 幸せな人は1人も出てこない、安定の遠田ワールド この暗い話にずっと流れるバンドネオンが奏でる オブリヴィオンという切ない調べ… じれったい!じれったい話です! 今作も地獄から少しだけ明るい未来に匍匐前進で進む話で息切れしました_| ̄|○ でもやっぱり遠田潤子を読むのやめられない(´ー`)
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遠田潤子。 いい。 上手。 しかし、不幸なヒトしか出てこないなぁ。 誰一人、まっさらに幸せなヒトはでてこない。 誰もみんなどこか悲しい。
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途中まで、いやほぼ終盤まで凄く惹き込まれたのだが、失速がエグい。んー残念!! ストップ高が引けにストップ安になった、くらい。分からんよな。
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でてくる人が、みんなこれでもか、と盛りだくさんの不幸自慢のような人々。 読み終えても、何か残るものを、私は見つけられなかった。
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はぁ、、今回も辛く苦しい重いお話でした。 遠田作品は基本的に主人公がこれでもか!というくらい不幸な生い立ちや苦しみを背負いまくってるので、いつも一筋の小さな光を追い求めながら読んでる感じ。 結局森二は二人の兄に救われたんだと思う。 読み終わったら、圭介から光一派になってて、光一が...
はぁ、、今回も辛く苦しい重いお話でした。 遠田作品は基本的に主人公がこれでもか!というくらい不幸な生い立ちや苦しみを背負いまくってるので、いつも一筋の小さな光を追い求めながら読んでる感じ。 結局森二は二人の兄に救われたんだと思う。 読み終わったら、圭介から光一派になってて、光一がどんなふうに生きてきたかもっと知りたかったなと思った。 冬香の父親のとこはちょっと強引な気がしたけど、、遠田作品はあっという間に読ませられる。笑
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様々な境遇のものが絡み合うストーリー。ネタバレになるのであまり触れないが、期待している作家さん故、最後はそこにつなげてしまったかという展開の甘さが気になった。
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いつも通りの情念系。血縁と超能力と偶然の出会いで構成される魅力的な物語。しかし盛り上がったところで、結局「偶然」か…。2時間ドラマ的なオチにはやや不満。唯(桜のハンコを押してくれる
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2020年10月4日読了。 「雪の鉄樹」以来の遠田小説。 ページは進むが、「重い」。 妻を殺した主人公の森二が仮出所するところから、始まる。 門の外には実兄と義兄が迎えに来ている。 なぜ、妻を殺したのか? 空とつながる奇跡とは? ページは進むが"重い"...
2020年10月4日読了。 「雪の鉄樹」以来の遠田小説。 ページは進むが、「重い」。 妻を殺した主人公の森二が仮出所するところから、始まる。 門の外には実兄と義兄が迎えに来ている。 なぜ、妻を殺したのか? 空とつながる奇跡とは? ページは進むが"重い"小説。
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