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砂漠 の商品レビュー

4.1

299件のお客様レビュー

  1. 5つ

    114

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    59

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2023/08/16
  • ネタバレ

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昔読んでから2回目の読了。 内容はなんとなくしか覚えてなかったけど、西嶋のキャラクターだけ記憶にあって、また彼らに会いたくなって読んだ。 改めて、西嶋という人間が好きになったし、北村、鳥井、南、東堂はもちろん、鳩麦さんや古賀さん、莞爾、阿部薫、鷲尾、プレジデントマンなど出てくる人がみんな魅力的だった。 たとえ、現実的に考えたら何の意味もない「馬鹿なこと」であったとしても、たまには馬鹿になって行動を起こしてみればきっと、砂漠にだって雪を降らせることができる。そう思えてしまうような、そして、広大な砂漠の中を進む自分たち読者にとってもオアシスになってくれるような小説だと思う。 「馬鹿を見ることを死ぬほど恐れてる、馬鹿ばっかりですよ」 「歴史なんて糞食らえですよ。今、目の前で泣いてる人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ」 「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって余裕でできるんですよ」

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2023/08/15

個性豊かな友だち、充実した学生生活。 こんなふうに自分も過ごしたかったな、と思いながら読めた。危ないことは抜きにして(笑)

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2023/08/15

素晴らしい読後感。やはり星の王子様は読んでおくべきか。 友達欲しい。恋人欲しい。大学生活謳歌したい。と思っている。 それぞれのキャラ立ちが良い。西嶋の不器用な、しかし真っ直ぐな熱さとか、北村がだんだん鳥瞰的でなくなっていく変遷だとか、東堂のミステリアスであって、その反面可乙女っぽ...

素晴らしい読後感。やはり星の王子様は読んでおくべきか。 友達欲しい。恋人欲しい。大学生活謳歌したい。と思っている。 それぞれのキャラ立ちが良い。西嶋の不器用な、しかし真っ直ぐな熱さとか、北村がだんだん鳥瞰的でなくなっていく変遷だとか、東堂のミステリアスであって、その反面可乙女っぽいところだとか、南の「そういう女の子」っていう安定感とそれに似合わない特殊能力だとか、鳥井のあけすけとした感じだとか、様々な人間の個性が、最後に見事にまとまっていく。さすがミステリーの名手と呼ぶべきか。読んだことないけど。頭の中で実写化するとしたら、キャスティングは容易だ。東堂は絶対に橋本愛さんだろう。 モラトリアムを楽しめと、人間関係を構築せよと、それが砂漠に出るまでの準備パートであり、出てから前を向くためのエンジンになると、そういったエールなのだと、私は思う。

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2023/08/14

大学時代の青春ストーリー。 個性爆発の西嶋とイケイケの鳥井が好き。 北村、東堂、南、西嶋、鳥井 『「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。』

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2023/08/13

麻雀にハマったきっかけの本。笑 人生の一通過点で偶然交差して、少しの間に同じ時間を共有して、また別々に進んでいく様子が、ただただ青春。 これを読んでから大学生になりたかったな〜。

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2023/08/08
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大学時代を思い出した本。 個性的な5人と出会ってから卒業までを描いていた。 個人的に好きなキャラクターは西嶋。 最初は好きになれなかったが、彼の正直なところと暑いところは読むにつれて好きになった笑 大学に進学するときに 父から「人生の夏休みやな」って言われたことが 社会という砂漠に向かう前に、4年間オアシスのような環境で過ごせるという 意味で言っていたのかなって読み終えて感じます。 この本の中では、みんなが個性的。 冷静で鳥瞰的な北村、 ムードメーカー的な鳥井、 正論をまっすぐに言って、自分の思ったことは曲げない西嶋、 温和な性格でありながら超能力を持つ南、 学校一の冷たい美女の東堂 自分だったら西島とは過ごさないんだろうなって思っていたけれど、実際の大学生活でそれに近い人と過ごしていたなって感じた笑 今は疎遠になってしまったが、、、 居酒屋や麻雀、海、買い物など 自分が楽しんできたことと重なって あの頃の懐かしさを思い出した。

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2023/07/28
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西嶋くんがめっちゃいいキャラ。ホームページを見てもうすぐ殺処分されてしまう犬を、ホームページを見てしまったからと言う理由で助ける。もう2度と保護犬のホームページは見ないと言いながら。ブティックにあるマネキンの着る服をトータル購入するときもこれって恥ずかしいですかねと店員さんに聞いてしまう。東堂さんは見る目がいい!麻雀のシーンが多くて途中挫折しそうになったりもしたけど、いい青春を一緒に体感した気分になりました。

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2023/07/28

大学生5人組の話。 こんな仲間がいたらいいなーって思った。 タイトルの意味も最後でわかって面白かった。

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2023/07/24
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伊坂さんは伏線を張るのが本当に上手だなと感じた。 ザ・伏線ですといった感じがない。 本当にさらーっとしてる。 物語にスパイスが効きすぎてることもなく、淡々としてるのに退屈にならない。むしろ読みやすい。 南の北村についた嘘、4年に1度動かせる車、鳥井がボクシングを通っていた事実、、 全てが最高。

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2023/07/23
  • ネタバレ

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学生のうちに絶対に読んでおきたかった一冊! 今を大切に、学生生活を友達と思いっきり楽しもうと思わされた。 麻雀のことやルールをあまり知らないので、麻雀の部分は少々つまらなく感じてしまった… けれど個性豊かな友人たちと過ごす日常だったり、事件にはワクワクしたし、読み進めるほど、物語にのめり込んで面白くなっていった気がする! 以下ネタバレです! 4年間の出来事を1年間であるように見せていたことに驚いた!たしかに思い返すと、伏線がはられていた。春夏秋冬に騙されてた〜!!!

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