砂漠 の商品レビュー
すいすい読めた 主人公はちょっと冷めたような大学生であるが、その友人は女の子と沢山知り合って周りの女子から警戒されるような男子大学生、感情をほとんど出さない美人女子大学生、超能力でスプーンを曲げたり物を動かせるほんわかした女子大学生、周りに対して臆すことなく堂々と自分の意見を言う...
すいすい読めた 主人公はちょっと冷めたような大学生であるが、その友人は女の子と沢山知り合って周りの女子から警戒されるような男子大学生、感情をほとんど出さない美人女子大学生、超能力でスプーンを曲げたり物を動かせるほんわかした女子大学生、周りに対して臆すことなく堂々と自分の意見を言う男子大学生 こんなにも個性的なメンバーを友人に持つのはとてもすごいことだと思う。 苗字の頭文字で東西南北が揃ってて、それで麻雀っていうのもイイ。 ホストと賭けボーリングしたり、空き巣の見張りをしたりと凄いイベントが発生している、させているのにあまり大きな波がないようなたんたんと時が進んで行く感じがした。 私自身は大学生活を送っていないので共感したりは出来ないが、なんだかキラキラしてて羨ましい感じはする
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なんてことは、まるでない。 いつも理想や夢を描いて気持ちよくなって、結局何も起こらない。青春とはそんなものではないだろうか。だから全部諦めて適当な毎日を過ご す、、それはそれで少し悲しいのでは無いかとこの小説を読めば感じるはずだ。 何かできるわけじゃないけど、何かせずにはいら...
なんてことは、まるでない。 いつも理想や夢を描いて気持ちよくなって、結局何も起こらない。青春とはそんなものではないだろうか。だから全部諦めて適当な毎日を過ご す、、それはそれで少し悲しいのでは無いかとこの小説を読めば感じるはずだ。 何かできるわけじゃないけど、何かせずにはいられない、、、心の機微を個性豊かな登場人物が伝えてくれる。全く以て論理的ではないけれど、きっと大切だと感じさせてくれる。 青春という瑞々しい言葉とは、ある意味対象的な砂漠という言葉がタイトルになっている。砂漠は、乾燥している、退屈、厳しいなどのイメージを持つ。日常も出来事だけを切り取れば砂漠と似たようなものだと捉えることができるのではないだろうか。本小説は、大学生の日常を描く。期待されるような大きな出来事はほとんど起きないし、超能力なんてものもほとんど登場しない。読み手次第ではただの日常で退屈かもしれない。 しかし、退屈な日常もきっと感性で豊かなものになる。きっと自分次第で砂漠にだって、雪を降らすことができるはずだ。
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歳を経るにつれて、頭で考えて行動していくことが増えて恥ずかしいことはしないとかって本当はやりたいことやかっこいいことを馬鹿にするような態度を取る人がいる。 危なくてまっすぐで自分を進む大学生の姿、 子供の頃は自由に進めるのに、世間に触れるに連れて失いつつある部分があるように思い...
歳を経るにつれて、頭で考えて行動していくことが増えて恥ずかしいことはしないとかって本当はやりたいことやかっこいいことを馬鹿にするような態度を取る人がいる。 危なくてまっすぐで自分を進む大学生の姿、 子供の頃は自由に進めるのに、世間に触れるに連れて失いつつある部分があるように思います。同じ大学生として見ることができてよかったです
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読めば読むほど登場キャラたちに愛着が湧く青春物語。 男子3人、女子2人の仲良しグループなんて、キラキラ大学生活を羨ましがりながら、私自身の学生生活の過去を振り返っていました。 過去を振り返り懐かしい気持ちになりましたが、物語の中であったように過去のオアシスに浸るのは控えました。...
読めば読むほど登場キャラたちに愛着が湧く青春物語。 男子3人、女子2人の仲良しグループなんて、キラキラ大学生活を羨ましがりながら、私自身の学生生活の過去を振り返っていました。 過去を振り返り懐かしい気持ちになりましたが、物語の中であったように過去のオアシスに浸るのは控えました。 前を向いて人生生きようぜ!と言ったメッセージを物語のセリフから感じたからです。
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久々に伊坂幸太郎作品を読んだ。 どんでん返しの伏線回収はなく、青春を感じられる一冊。ちょっと伏線回収を楽しみにしてしまった自分には、物足りなかったかも。 西嶋の真っ直ぐさや、俯瞰型の北村がどんどん合理的から感情的に変わっていく様子は、まさに学生時代のそれだなと感じた。 で、結...
久々に伊坂幸太郎作品を読んだ。 どんでん返しの伏線回収はなく、青春を感じられる一冊。ちょっと伏線回収を楽しみにしてしまった自分には、物足りなかったかも。 西嶋の真っ直ぐさや、俯瞰型の北村がどんどん合理的から感情的に変わっていく様子は、まさに学生時代のそれだなと感じた。 で、結局、古賀は何者だったのか教えてくれ、、、
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある意味理想的で、幸せな大学生活を描いた作品だなと思う。テンポも良くて、読んでいて楽しい本だった。 明るい性格の鳥井、「平和」を願う変わった性格の西嶋、おとなしいがしっかり者の性格の南、美人だが無愛想な東堂、そして鳥瞰型の僕。この5人が大学の4年間で、お互いの絆を深めながら難題をも乗り越えていく姿が描かれた作品。 鳥井が不慮の事故で片腕を無くした時にみんなで鳥井を励まそうとしたり、大学の教授たちとイカサマでバトルしたりするなどとても結束力の高いグループだと思う。こんな仲間が周りに1人でもいたら幸せな大学生活、人生になるだろう。 さて、この本の中では数々のワードが出てくるが、気に入ったのは「砂漠」と「なんてことはまるでない」だ。 「砂漠」は社会を表しており、大学生は砂漠の中のオアシスにいるような存在だと比喩している。 「なんてことはまるでない」は象徴的。 最後に、西嶋を好きになっていく感覚も新体験だったかもしれない。こんなに初めの印象と最後の印象が大きく変わった登場人物はいないかも。それだけ物事に熱い魅了的な登場人物なのだろう。
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5人のキャラが良くて愛着も湧いてくるし、楽しそうな学生生活。 超能力もそんな使わないのかと思いきや最後に大活躍してスッキリ。 ただ最近ミステリーばかり読んでいたせいもあって若干の物足りなさを感じたのと、なんてことはまるでないがいらないと思った。せっかく読んだのにないのかよとツッコ...
5人のキャラが良くて愛着も湧いてくるし、楽しそうな学生生活。 超能力もそんな使わないのかと思いきや最後に大活躍してスッキリ。 ただ最近ミステリーばかり読んでいたせいもあって若干の物足りなさを感じたのと、なんてことはまるでないがいらないと思った。せっかく読んだのにないのかよとツッコんじゃった。
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ひとりひとりがなかなかのクセ強なのだが、読み進めていくうちに何故か愛着が持ててくる。 自分もこんな大学生活・青春を送りたかった… なんてことは、まるでない(笑) (本書を読んだ人ならわかってくれるかな)
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超キャラ濃い大学生たち。 思わぬ事件を挟んでの まったり、ハラハラの大学生活。 所々 クスッと笑え 人物の表情が思い浮かびます。 肩に力が入らず、さらっと読めた一冊です。
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The伊坂幸太郎が描く青春!って感じがした。 西嶋とのやり取りがどの場面でもおもしろい。 500ページとボリューミーだからこそキャラひとりひとりの性格が分かっていって最後が名残惜しくなる。みんなが友達と関わっていく中で考え方が変わっていく感じ(大人になる感じ)が人間っぽくてすごい...
The伊坂幸太郎が描く青春!って感じがした。 西嶋とのやり取りがどの場面でもおもしろい。 500ページとボリューミーだからこそキャラひとりひとりの性格が分かっていって最後が名残惜しくなる。みんなが友達と関わっていく中で考え方が変わっていく感じ(大人になる感じ)が人間っぽくてすごいい良かった。 読んでよかった思える作品。
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