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砂漠 の商品レビュー

4.1

299件のお客様レビュー

  1. 5つ

    114

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    59

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2023/05/09

読み終わってから本当に砂漠に雪が降ったことがわかった。自分は大学に行けていないので、この時期特有の変化やモヤモヤした青年期を擬似体験させていただいた。書評通りに、きっと何回読んでもおもしろいのだと思う。でも読まない。思い返すだけで私の砂漠にしっかり雪が降り積もるから。こんなに続き...

読み終わってから本当に砂漠に雪が降ったことがわかった。自分は大学に行けていないので、この時期特有の変化やモヤモヤした青年期を擬似体験させていただいた。書評通りに、きっと何回読んでもおもしろいのだと思う。でも読まない。思い返すだけで私の砂漠にしっかり雪が降り積もるから。こんなに続きを読むことが楽しみな作品はなかった。この作品を読んでいた日々が宝物だ。小説を愛する人は皆こういう雪によって生かされていると思う。 最近泣いてない、感動してないという人におすすめ。

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2023/04/30

キャラクターがいい感じに独特で面白かった。 じっくりと読むことができた。 主人公の「なんて、ことはない」等の醒めた感じが結構好きだった。 「幹事役の莞爾です。」笑

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2023/04/29

おすすめ 砂漠 (新潮文庫) もちろん、ストリーも面白いのだけど、登場人物のキャラが・・・、特に軽快でウィットに富んだセリフがいい。だから、伊坂さんから離れられない。(^_^)v

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2023/04/29

仙台が舞台であることで自分の学生時代と照らし合わせながら読めた。さすがにこんなに事件もロマンスも仲間もなかったけれど、同じ時間にこのようなグループがいたのかなと想像して楽しむのは面白かった。 解説にもあったけれど、西嶋のことばは社会人である今の自分にも深く染み込んだ。 夢に出てく...

仙台が舞台であることで自分の学生時代と照らし合わせながら読めた。さすがにこんなに事件もロマンスも仲間もなかったけれど、同じ時間にこのようなグループがいたのかなと想像して楽しむのは面白かった。 解説にもあったけれど、西嶋のことばは社会人である今の自分にも深く染み込んだ。 夢に出てくるほどに。 目の前の人を救えなくて、どうして世界を救えるんだ。 砂漠にだって雪を降らせることができるかもしれない。 学生時代はオアシスで、社会は砂漠だ。 懐かしんでもいいけれど、オアシスが良かったなと思ってはいけない。 まさに自分が思っていたことだった。 人間関係の贅沢。 一つ一つの言葉を噛み締めたくなるようなそんな小説だった。

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2023/04/20

読ませるの上手ですよね相変わらず。軽快で読み易く適度に事件性があり捲らされたまま気付いたら結末。圧巻。

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2023/04/16

別につまらなくはない。まあまあ面白い。よくある青春小説ってやつなのかなあ。それとも、類稀な青春小説の白眉なのだろうか。あまり読まないジャンルなのでよく分からない。自分の大学生活と比べてしまうけど、特に彼らの大学生活に憧憬を覚えるというほどでもない。大学時代に戻りたいとは思わない。...

別につまらなくはない。まあまあ面白い。よくある青春小説ってやつなのかなあ。それとも、類稀な青春小説の白眉なのだろうか。あまり読まないジャンルなのでよく分からない。自分の大学生活と比べてしまうけど、特に彼らの大学生活に憧憬を覚えるというほどでもない。大学時代に戻りたいとは思わない。中学時代に戻りたい

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2023/04/05

再読。 社会は本当に砂漠のようだけれどそれでもオアシスはある。泣いて笑ってもがいて前進して後退して、そのレッスンのようでもあるモラトリアムの季節の話。

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2023/04/04

大学生必読。 大学に入りたてという時期に、この本に出会え、そして読み終えたことはこれからの人生において意味のあるものになった心地がします。砂漠へ放り出される前の大学で過ごす日々はかけがえのない時間で、この贅沢なモラトリアム期間を様々なことを考えたり、触れたりする機会として使いたい...

大学生必読。 大学に入りたてという時期に、この本に出会え、そして読み終えたことはこれからの人生において意味のあるものになった心地がします。砂漠へ放り出される前の大学で過ごす日々はかけがえのない時間で、この贅沢なモラトリアム期間を様々なことを考えたり、触れたりする機会として使いたいと考えるようになりました。印象に残っている場面は、西嶋がスーツを購入しに行ったとき、大学に入ってこんな仲間に巡り会えて感激していると言ったところです。自分のことを理解してくれる仲間に出会えるなんて素敵だなと思いました。ところどころクスッと笑えるシーンもあって、彼らの生活する仙台の風景が自然に浮かんできて、読んでていて楽しかったです。初めて手に取った伊坂さんの本がこれで良かったと強く感じています。

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2023/04/03

懐かしい学生時代。 学生時代に、戻りたいと思えるような人生を歩んではいけない。苦しくても、前に進むんだと。 自分の糧を思い出させてくれる一冊。

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2023/04/01

サン=テグジュペリの星の王子様の「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢である」を大学生版に落とし込んだ様なテーマ 何事にもドライである社会を砂漠と見立てて、 その砂漠相手に挑もうとする大学生達の話 伊坂幸太郎の人気さがよくわからない…

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