Red の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
人物描写が一貫していて上手いなと思った。 性描写が私にはくどかったけど、、 解説を読むと非常にしっくりくる。肉体的な充足が精神の安定の支えになり本当の自分自身を手に入れた、的な説明。まさにこれ。 主人公は、夫に不満を持ちながら鞍田に揺れたり小澤?に揺れたりしょうもなくて、イライラさせられる。けど、主婦が拗らせるとこうなるのかなぁというのがとてもリアルだった。主人公の夫も育児放棄でイライラさせられる。これもリアル。
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どこにでも落ちてそうな不倫話。 旦那の家族と同居する自己肯定低めな女性が主人公。 自分のキャリアを諦め、マザコン夫が育った家庭に入ってフツフツとフラストレーションを溜め込んで燻っていた火種が徐々に燃え上がっていく様がドキドキさせられます。 主人公の自己嫌悪すらも言い訳にしたくなる...
どこにでも落ちてそうな不倫話。 旦那の家族と同居する自己肯定低めな女性が主人公。 自分のキャリアを諦め、マザコン夫が育った家庭に入ってフツフツとフラストレーションを溜め込んで燻っていた火種が徐々に燃え上がっていく様がドキドキさせられます。 主人公の自己嫌悪すらも言い訳にしたくなる気持ち…。 最後の最後まで主人公に振り回されますが最終的には着陸できたので良かった。
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登場人物に肩入れできなくてもそれで小説の良し悪しを判断するべからず、とは本読みならわかっている。 けれど、あまりにも「受け身」形で調子の良いことを堂々と語られると、おんどりゃに隙がありすぎるんじゃぁ〜!と本を投げ出したくなることしばしば。 早く終えたくて後半は頑張って一気に。...
登場人物に肩入れできなくてもそれで小説の良し悪しを判断するべからず、とは本読みならわかっている。 けれど、あまりにも「受け身」形で調子の良いことを堂々と語られると、おんどりゃに隙がありすぎるんじゃぁ〜!と本を投げ出したくなることしばしば。 早く終えたくて後半は頑張って一気に。 ようやくエピローグで形が整ったけれど、もういいや、この作家はってくらいのやれやれ読書だった。 電車型読書(読んでいれば勝手に頭に入って流れて目的地に着く)も頭休めになるものだけじゃないね。
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久しぶりの官能的な作品だったが不快感は少ない むしろ人物の関係性が生々しく表現されている 「いい人」として生きていく中には歪みが生じる 誰もがその歪みと向き合って生きているのかも
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3歳になったばかりの娘を抱える私は共感しまくってしまった。こんな本、男や未婚の女が共感するわけねぇじゃんwwwと思いながら、気付いたら共感のふせんが大量に貼られていましたw これらの感情を理解してほしいって言う女がいたら、それはフェミニストだわwそれくらい女臭い作品です。大好き★...
3歳になったばかりの娘を抱える私は共感しまくってしまった。こんな本、男や未婚の女が共感するわけねぇじゃんwwwと思いながら、気付いたら共感のふせんが大量に貼られていましたw これらの感情を理解してほしいって言う女がいたら、それはフェミニストだわwそれくらい女臭い作品です。大好き★ 一部では「官能小説」と言われてるくらい、確かに生々しい性描写が多い。でも、この感じ分かってしまうのよなぁ。単純なエロだけでなく、感情があるからこその官能。。伝わるのかなぁコレw 作品として、大傑作かと言ったらそうでもないのかもしれないけど、私は共感しすぎてしまってこの評価です◎ 学生時代や独身のときに読んでも、流されすぎ〜女臭ぇ〜で終わってたかもなぁと思う。今このタイミングで読めて良かった。 ちなみに内容説明にある「上手くいかないのは、セックスだけだったのに―。」ってほど、上手くいってないのはセックスだけじゃないよ。自己暗示にかけてるだけで、元々いろいろ噛み合ってない夫婦だと思う。でも、子供産まれたら夫婦はより一層他人になるのは仕方ないことかなと思うね。子供いない方が難なくずーっとラブラブでいられるだろうなと思う。子供いながら夫婦がラブラブでいるためにはお互い相当な努力が必要だよね。その努力が愛だと私は最近思うよ。 ◆内容(BOOK データベースより) 夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。上手くいかないのは、セックスだけだったのに―。島清恋愛文学賞受賞作。
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なんとも生々しい性描写だが、主人公塔子の環境や境遇が丁寧に描かれているので、むしろ痛々しい哀しみをたたえている。
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結構積み置きしてたが予想通り全く合わず。 個人的には一番嫌いなタイプの女性。 己の欲望のままに生きてるのに自分勝手な言い訳、正当化を後付けしてる感じが読んでて気分が悪い。 こういう女性には罰が当たればよいと思う。 正直後半は流し読みに近かった。 これを読んで一体何を感じれば...
結構積み置きしてたが予想通り全く合わず。 個人的には一番嫌いなタイプの女性。 己の欲望のままに生きてるのに自分勝手な言い訳、正当化を後付けしてる感じが読んでて気分が悪い。 こういう女性には罰が当たればよいと思う。 正直後半は流し読みに近かった。 これを読んで一体何を感じれば良いんだろう。 又、読み手に何を感じてほしいんだろう。 兎に角読んでてずっと気分が悪い作品。
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性の話しなど言いにくい事もお互いに躊躇わず、コミュニケーションとることが大切ですね。個人的にそれが出来ていなかったことを痛感しました。
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不倫、良くない、絶対。 やるならバレないようにした方が良い。 島本理生さんの描く女性は、どちらかというと地味なタイプで自己主張が少なくて控えめで、だけどうっすら不満を溜め込んでるていて、それが特定の人の前で爆発するとその相手とすごく特別でエロティックな関係になる女性が多いなと思...
不倫、良くない、絶対。 やるならバレないようにした方が良い。 島本理生さんの描く女性は、どちらかというと地味なタイプで自己主張が少なくて控えめで、だけどうっすら不満を溜め込んでるていて、それが特定の人の前で爆発するとその相手とすごく特別でエロティックな関係になる女性が多いなと思いました。 私は現実世界ではそういう女性があまり好きではないのと、あまり見かけることはないですが、島本理生さんの描くこういうタイプの女性は好きです。
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2014年 主人公・塔子は、可愛い娘とイケメンで有名企業に勤める夫、そして、夫の両親との同居の生活。 気遣いある優しい姑は、孫の世話もいとわない。 誰もが羨む恵まれた環境にいても、少しづつ、ずれていく夫との気持ち。望む将来に食い違いがあれば、不満や疑念は溜まり続ける。 かつての恋...
2014年 主人公・塔子は、可愛い娘とイケメンで有名企業に勤める夫、そして、夫の両親との同居の生活。 気遣いある優しい姑は、孫の世話もいとわない。 誰もが羨む恵まれた環境にいても、少しづつ、ずれていく夫との気持ち。望む将来に食い違いがあれば、不満や疑念は溜まり続ける。 かつての恋人との再会は、過去に置いてきた、彼女の感情を揺さぶる。 さすがに小説半ばあたりまで共感しどころが少なく、官能小説だったのかーい!と思うほど。 その不倫に溺れていきそうになるのも、彼女の家庭生活の不満の一端にしか過ぎないんでしょう。 家庭だけの自分を望んでいたわけでなく、社会で自分の仕事とポジションを得たかった彼女を理解しているそぶりで、理解できていない夫。 成立しない会話の意思のすれ違い。 そこから脱却して、家族として再生する夫婦。 ばれないようによろしくどうぞ。
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