木曜日にはココアを の商品レビュー

青山美智子(著者)

2021/07/27

まさにココアでも飲みながら、ホッと一息つくときに読みたい一冊。
作者の人間を見る温かい視線が心地良く
読み終わった後、世界が少し明るくなったような気分を味わえます。
私もいつかこんなカフェを見つけて、窓辺の席でココアを注文したいなぁ。

2021/07/11

登場人物が少しずつリンクする連作短編集。一つずつのお話が短いので読みやすい。
タイトルのココアそのものみたいな、あったかくて甘くてほんのちょっとビターでかわいいお話でした。読んだあと優しい気持ちになれます。

2021/05/23

僕の好きなその人は、ココアさんという。

から始まる物語。
そして、そのココアさんも、実は
「僕」のことを、ココアさんと呼んでいた。

人との出会いに、偶然なんてない。
ただ、気づいてないだけ。
小さな出来事や小さなきっかけに気づけたら
いろんな点が線になるんだろうなぁ。

2021/05/21

大好き。お友達同士の話好き。相手の立場で考えてみる。
あと、50年老夫婦のお話ほんわか。最後の話も好きだなあ。どきどきする。
私の一言も、巡り巡って誰かのことを助けられてたらいいな。

2021/05/15

たったひとつのカフェを巡って、そこに関係する人々のそれぞれの物語が繋がっていく感じが好きでした。マスターみたいな人に出会いたいなぁ

2021/05/14

2021.5.9読了
3.8
1つ1つの話が少しずつ繋がっていく仕掛けが、読んでいて楽しかった。
各章にテ－マとなる色があるのも素敵。
癒されるし、ホッとする。
女性目線のストーリーが多かったので、男性が主人公の話ももう少し読んでみたかったかな。
個人的には｢半世紀ロマンス｣と｢トリコロールの約束｣が好き。

2021/05/05

青山さんの小説は疲れた心を癒してくれる。この小説も例外ではない。それぞれの人の12編からなる短いの出来事が繋がって物語が成立する。
でき過ぎた内容ではあるが、心温まる。
一気読みがおすすめ。

2021/04/18

青山さんの本、2冊目です。
図書室の本がとてもよかったので期待して読みました。
すべてが優しくて暖かい世界。
お話の中にたくさんのリンクがあって、サプリメントみたいなお話です。
現実はこんなに簡単じゃないし甘くもないよなー
とか思うんですが、
青山さんの作品は必要悪の真逆、必要善、というか。
こんな優しい世界があってもいいじゃないか！
と思える。

2021/04/11

４冊目の青山美智子さん。これが青山さんのデビュー作なんですね。表紙はやっぱり田中達也さんの作品、特に裏表紙が素敵です。

川沿いの桜並木の端に佇む小さな喫茶店マーブル・カフェ。一杯のココアから始まる、東京とシドニーを舞台にした12篇の連作短編集です。

短編はそれぞれテーマとなる色が決められていて、主人公がリンクしていきます。ひとつのお話で脇役だった人が次のお話では主人公となり…本人も気づかないようなささいな言動に実は救い救われ連鎖していき、最期には素敵な円が描かれます。

青山さんの文章はとても読みやすく、これは特にひとつひとつのお話も短くて、出てくる人がみんな優しいし頑張ってるしいい人ばかりで、まさにココアのようなほっこりできるお話たちでした。

青山さんの未読本は残り一冊！いつ読めるかなぁ〜楽しみです。そう言えば、本の中だけでなく、違う本とも登場人物にリンクがありましたね〜やっぱり青山さんの本は全部手元に揃えてリンクの確認もしたいわぁ。

2021/04/06

岡田惠和を思わせるようなほのぼのとした、優しい人ばかりが出てくる小説だ。
自分と感覚が似ているせいか、気持ちよく読めるが、小説としてはもっとドロドロした人間模様を読みたい気もする。毒や刺激を求めていると言うことかな?