木曜日にはココアを の商品レビュー
バトンを回していくかのように登場人物が繋がっている連作短編集。どの話も甘くて軽くて、ココアというよりはクッキーかな。ラルフさんのオレンジのお店の話が好き。「恋文」のラスト一文にはキュンとした。「お熱いので、お気をつけください」
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人と人が繋がっていく連作短編集はよくあるけど、ここまで細やかで読んででワクワクする繋がり方は初めてでした。 一話に一色ずつ色が絡んでくるのも素敵でした。
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オムニバス形式の短編集。 一遍ごとに登場する人物が、次の一遍の主人公になる感じ。人との繋がりで日本の小さなカフェからシドニーまで物語が膨らんで、そしてまた日本の小さなカフェに戻ってくる。モブなんて一人も居らず、登場人物全員が物語のメイン。 「どうすれば魔女になれるのかわからなくて、誰も教えてくれなくて、でも絶対になれると信じていた」そこから始まるオレンジのサンドイッチ屋さんと、ターコイズブルーの魔女さんのお話が好き。
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人との繋がりがメインです。 1つ1つの偶然が積み重なる事で、必然的な出来事に結び付いたり、奇跡が起こったりと、素晴らしいお話たちでした。 家族や友人、恋人、あるいは日常で少しでも関わった人々を、大切にするべきだと再認識させられました。 ココアを飲みながら読むのがベストです!
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様々な人が繋がっていく連作短編集。 ずっと気になっていた。 どのお話も優しくて胸があたたかくなるものばかりでした。読後、気持ちがどこかほぐれるような、温かくほっこりとなりました。 まさに、タイトルのように、お話に出てくるカフェで、ココアを飲んだ後のようでした。 タイトルの意味にに...
様々な人が繋がっていく連作短編集。 ずっと気になっていた。 どのお話も優しくて胸があたたかくなるものばかりでした。読後、気持ちがどこかほぐれるような、温かくほっこりとなりました。 まさに、タイトルのように、お話に出てくるカフェで、ココアを飲んだ後のようでした。 タイトルの意味ににんまり。最後は胸キュンでした。
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連作短編12編 とても優しい人たちが,少しずつ関わってバトンを渡しながら紡いでいく,心温まる物語.みんなそれぞれの形で夢を叶えて幸せになっていくところが,少し出来過ぎ感はあるけれど,ほっこりして癒される.ココアさんに始まってココアさんに終わるのもおしゃれだ.マスターの神出鬼没さ,...
連作短編12編 とても優しい人たちが,少しずつ関わってバトンを渡しながら紡いでいく,心温まる物語.みんなそれぞれの形で夢を叶えて幸せになっていくところが,少し出来過ぎ感はあるけれど,ほっこりして癒される.ココアさんに始まってココアさんに終わるのもおしゃれだ.マスターの神出鬼没さ,本当は一体何者なんだろう.
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寒い冬にすっと心も温めてくれるようなココア 人から人へつながってゆく物語はほっこりとしてまるでココアのようでした
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+++ 僕が働く喫茶店には、不思議な常連さんがいる。必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書く。僕は、その女性を「ココアさん」と呼んでいる。ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、しかし手紙を書かずに俯いている。心配に思っていると、ココアさんは、ぽろりと涙...
+++ 僕が働く喫茶店には、不思議な常連さんがいる。必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書く。僕は、その女性を「ココアさん」と呼んでいる。ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、しかし手紙を書かずに俯いている。心配に思っていると、ココアさんは、ぽろりと涙をこぼしたのだった。主夫の旦那の代わりに初めて息子のお弁当を作ることになったキャリアウーマン。厳しいお局先生のいる幼稚園で働く新米先生。誰にも認められなくても、自分の好きな絵を描き続ける女の子。銀行を辞めて、サンドイッチ屋をシドニーに開業した男性。人知れず頑張っている人たちを応援する、一杯のココアから始まる温かい12色の物語。 +++ 登場人物もエピソードも、何ひとつ無駄がなく、点と点が見事にひとつながりになっている。次の話しでは、誰が誰とどんな風につながっているのだろう、という興味でどんどん愉しくなっていく。じんとしたり、ほろりとさせられたり、微笑ましく眺めたり、それぞれの物語もしっかりしているので、なお愉しめる。ただ、ひとつ気になったのは、「等親」という言葉。ない言葉ではないと思うが、「親等」の方がずっと一般的ではないだろうか。それとも何か意図があって、使ったのだろうか。いささか気になった。それ以外はとても愉しい一冊だった。
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僕が働く喫茶店には、不思議な常連さんがいる。 必ず木曜日に来て、同じ席でココアを頼み、エアメールを書く。 僕は、その女性を「ココアさん」と呼んでいる。 ある木曜日、いつものようにやって来たココアさんは、しかし手紙を書かずに俯いている。 心配に思っていると、ココアさんは、ぽろりと涙をこぼしたのだった。 主夫の旦那の代わりに初めて息子のお弁当を作ることになったキャリアウーマン。 厳しいお局先生のいる幼稚園で働く新米先生。 誰にも認められなくても、自分の好きな絵を描き続ける女の子。 銀行を辞めて、サンドイッチ屋をシドニーに開業した男性。 人知れず頑張っている人たちを応援する、一杯のココアから始まる温かい12色の物語。 (アマゾンより引用) オムニバス形式の短編集。 めっちゃ良かった!! 1編読むたびに、「あ~っ」ってなる。 最後の1編が最高の締まり方。 この絶妙な人の繋がりが素晴らしい。 ほっこり気分になれる1冊。
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僕が働く喫茶店に、木曜日に同じ席でココアを 頼む不思議な常連さんがいる。ある木曜日、 その女性の様子がおかしくて…。 東京とシドニーをつなぐ12色の物語。
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