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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 の商品レビュー

4.1

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/03/30

キューバ旅行記。 表現や文章が素晴らしくてさくさく読める。名言もたくさん。が、最後は涙してしまう。 何度も読み返したい。

Posted byブクログ

2022/02/03

文章も構成もうまくて、笑いどころもありつつ最後は本当に涙が出そうになるくらい感動した。ニュースを知るために東大の大学院生の家庭教師を雇っているというのがすごいなあと思った。

Posted byブクログ

2022/01/12

知ることは動揺を鎮めるね!学ぶことの意味はほとんどそれです。 ぼくはエアコンが無いことが辛いのではなくて、エアコンをほとんどの人が持っているのに、自分が持っていないことが辛かった。エアコンを持っていないことを、持っている人に笑ってもらえば無敵だよ。 では、他のシステムで生きている...

知ることは動揺を鎮めるね!学ぶことの意味はほとんどそれです。 ぼくはエアコンが無いことが辛いのではなくて、エアコンをほとんどの人が持っているのに、自分が持っていないことが辛かった。エアコンを持っていないことを、持っている人に笑ってもらえば無敵だよ。 では、他のシステムで生きている人間はどんな顔をしているんだろう?とにかく、このシステム以外の国をこの目で見てみないと気がすまない。このシステムを相対化するためのカードを一枚手に入れるのだ。考えるのはそのあとだ。二枚のカードを並べて、その間のカードを引いてやる。 「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか?あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」というゲバラの名言がある。 僕はきっと命を延ばしている人間の目をしていて、彼らは命を使っている目をしていた。日本で生きる僕の命のイメージは平均寿命まで、平均よりなるべく楽しく生きることなのねはないか。そうやって生きられるのは成熟した社会ならではのことで、そういった国を作ってくれた先輩たちには感謝してもしきれない。ゲリラ戦で命を懸けて戦って、革命を成し遂げた男たちに引け目を感じる必要はない。だけど、彼らの生には私欲を超えているもの特有の輝きがあった。 やっぱ若林めっちゃ良い・・・文章が上手くなってるし、考えていることをすごく丁寧に考えて、きちんと文章におとし込んでる感じ。素晴らしい。キューバ最高に行きたくなったし、なんかやろうって気持ちになったし、最後のまさかの回想とかなんかぐっときた。めっちゃ勇気をもらう感じ。しかし姿勢がすごいなほんま。

Posted byブクログ

2022/01/10

今年読んだ本で最高の一冊でした! 笑った笑った。そして、学んだ。 資本主義の中でやりがいがある仕事をして、お金を稼ごう、と言われ続けなきゃいけないのはなぜ?という疑問… 地球の反対側にある社会主義国にある価値観とは? なんだかんだで、人間どこにいっても同じような欲があるんだな、...

今年読んだ本で最高の一冊でした! 笑った笑った。そして、学んだ。 資本主義の中でやりがいがある仕事をして、お金を稼ごう、と言われ続けなきゃいけないのはなぜ?という疑問… 地球の反対側にある社会主義国にある価値観とは? なんだかんだで、人間どこにいっても同じような欲があるんだな、と思って、ある意味諦めがついた。 文章もうまくて、コロナ禍で旅行に行けないにも関わらず、旅行に行ったかのような気分にもなれた。 若様の本で1番好きです!!

Posted byブクログ

2022/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の悩みの根源は新自由主義にあると思った男が、社会主義国「キューバ」に行ってみた結果……? お笑いコンビ「オードリー」のツッコミである若林正恭さんのキューバ旅行記。 若林さんは家庭教師として東大生を雇い、彼から社会情勢について学んでいるうちに、自身の様々な悩みは「新自由主義」のシステムによるものではないかという仮説にたどり着く。(その仮説にたどり着いた結果の行動として、自身の鬱々とした思いを書き連ねた『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』をゴミ箱に捨てるほどに) そして、それを確認するかのように、まだ社会主義国であったキューバに一人で訪れることを計画する。 キューバでは人見知りなガイドに会ったり、地元民しか訪れないような闘鶏場に興奮したりと、ハプニングにも遭いつつもキューバ旅行を満喫している。 その中で、社会主義国の現状を目の当たりにして、「『機会の不平等』で『結果の平等』がある社会主義よりも、『機会の平等』で『結果の不平等』がある新自由主義のほうが自分は納得できるんじゃないか」と考えているところが面白い。 そう簡単に社会主義が良いと感化されるほど、若林さんが単純な人間ではない人間臭さに惹かれた。 旅の最後に、若林さんがマレコン通りというところに訪れる。そこで、彼がキューバを訪れたもう一つの理由として、尊敬する父親の死とその父が訪れたい国としてキューバを挙げていたことが語られる。 マレコン通りで、彼はキューバの海、人、建物を見て、匂いを感じながら、父親との思い出や想いをクロスオーバーさせていく。 父が行きたかったキューバに行くことで、彼の中で父親の死に対する気持ちの整理をつけていく。 そして最後には、彼が「灰色の街」と呼ぶ東京に戻り、そこで生きていくことを決意する。 文章の最後には、キューバと人々への思い、社会主義と新自由主義の比較、父親への思い、東京への思いをごちゃまぜに書き連ねられている。 この旅は「灰色の街である東京に色をつけているためだった」と結論づけているが、とりあえずの意味付けという印象を受けた。 でも、その不明瞭さ、はっきりとしなさが若林さんの魅力であり、ひいては人間としての魅力ではないかと思う。 旅先の風景に感化されて、様々な考えや感情がごちゃまぜになって抱いた思いというものは簡単に言い切ることができないものだと思う。 その「生々しい思い」というものがダイレクトに伝わってきた文章だった。

Posted byブクログ

2022/01/04

オードリーの若林さんが書いた旅エッセイ。キューバ旅行の出来事が綴られている。海外旅行でキューバを選ぶのが若林さんらしい。ところどころツッコミがあって、漫才を見ているような楽しさがある。こんなおもしろい旅エッセイを書いてみたい。

Posted byブクログ

2021/12/28

すごく面白かったです、ただ軍鶏の話がどうしても残酷で私の中で一気に評価が下がってしまいました。 人生において唯一の味方であった若林さんのお父さんが少し出てくるのですがそれを感じさせてくれる昔話なんかもあるとよかったかな。 突然出てきて、ん?関係は良好だったのかそうじゃないのかが...

すごく面白かったです、ただ軍鶏の話がどうしても残酷で私の中で一気に評価が下がってしまいました。 人生において唯一の味方であった若林さんのお父さんが少し出てくるのですがそれを感じさせてくれる昔話なんかもあるとよかったかな。 突然出てきて、ん?関係は良好だったのかそうじゃないのかが最初はわかりにくかったです。

Posted byブクログ

2021/11/16

面白かった。 普段おもっているもやもやを世間の当たり前にはめず、自分なりに納得していくための旅な気がした。 何回読み直したくなる、さらっとリセットさせてくれる本。

Posted byブクログ

2021/10/11

前情報なしに、芸人さんのエッセイかなと思って読んだが、キューバ旅行記が面白いし若林さんの勉強熱心さに刺激されたし、何よりお父様の話に涙した。。

Posted byブクログ

2021/10/04

オードリー若林さんの、5日間のキューバへの旅行記。社会勉強のためのキューバ旅行かと思いきや、実はお父さんのことで悲しみたかったから。お父さんがキューバに行きたかったから。この本を通して、キューバならではの良さがあり、日本ならではの良さもあることがわかった。やはり、今いるところの良...

オードリー若林さんの、5日間のキューバへの旅行記。社会勉強のためのキューバ旅行かと思いきや、実はお父さんのことで悲しみたかったから。お父さんがキューバに行きたかったから。この本を通して、キューバならではの良さがあり、日本ならではの良さもあることがわかった。やはり、今いるところの良さは1度、外に出て、客観的に見て見なければわからないことなのだろうなと思った。競争社会にうんざりすることもあるけれど、私たちは、その恩恵を受けている。競争社会の中でも、血の通った関係を築き上げていくことで少しでも自分がこの場所にいることに喜びを感じられるのではないかと思った。

Posted byブクログ