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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 の商品レビュー

4.1

245件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    45

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2018/02/04

なぜキューバなのか。「共産主義の国を見てみたかったから」という理由だけではなかった。 現地の人たちとの交流を、笑いを交えながら描き、途中までは楽しい旅行記だと思って読んでいたが、後半で明かされる父への想いに、胸がキュッとなった。 ご本人は「自分は頭が悪い」と言っているけれど、...

なぜキューバなのか。「共産主義の国を見てみたかったから」という理由だけではなかった。 現地の人たちとの交流を、笑いを交えながら描き、途中までは楽しい旅行記だと思って読んでいたが、後半で明かされる父への想いに、胸がキュッとなった。 ご本人は「自分は頭が悪い」と言っているけれど、目で見た世界をこんなに色鮮やかに描写できるなんて、頭が良くないと出来ないと思う。

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2018/02/03

なぜキューバだったのか、それがわかったときに感動して涙が出た。旅行記としてただただ楽しんで読んでいたけど、最後に心動かされて印象に残る一冊になった。

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2018/01/30

キューバに旅行に行った話が知りたくて読んだ。期待が大きかったからか、まあまあだった。お父さんにすごく影響受けた人なのかな?と思った。

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2018/01/30

オードリー若林さんのキューバ紀行。お父さんとの話がジーンとした。 そんな長期でもないので正しい旅のやり方やね。

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2018/01/27

同世代のためか、ものすごく共感した。 一見、勝っているように見える人も どこまでも上はいて、終わりがないんだろう。 私も負け組だと思ってるけど、 見る人が見たら、勝ち組になるんだろう。 くだらないなーと思う。 でもそれはたぶん、 いつの時代でもそうだったんだろう。 みん...

同世代のためか、ものすごく共感した。 一見、勝っているように見える人も どこまでも上はいて、終わりがないんだろう。 私も負け組だと思ってるけど、 見る人が見たら、勝ち組になるんだろう。 くだらないなーと思う。 でもそれはたぶん、 いつの時代でもそうだったんだろう。 みんなが豊かを知ってしまい、 負けられない人が増えただけなのだ。

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2018/01/23

買ってからしばらく積んでた本。今読むべきタイミングだったんだなー。良い本って、向こうから、読まれるべきタイミングを選んでくれるのがすごいな。面白かった。まさかこういう結末とは。

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2018/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新年1冊目は芸人・オードリー若林さんの著作。キューバへの一人旅の記録。大学時代の先生がおすすめされていた。 「アメリカと国交復活したので」と話す著者(若林さん)に「みなさんそうおっしゃいます!」と旅行代理店のお姉さんに返されるところから始まる。 本当のきっかけは、東大の大学院生の家庭教師から、「新自由主義」という言葉を教わったこと。自分が社会に感じていた違和感、つまり宇宙や生命の根元の悩みだと思っていた「勝ち組」「負け組」「格差社会」なんてものは、資本主義という一つのシステムで作られたものに過ぎなかった。目からウロコが落ちたような感覚で、では、他のシステムで生きている人間はいったいどんな顔をして暮らしているのか? ということで、キューバに行くことにした。 若林さん、以前「今の日本は何かにつけて人を叩くだけで、みんな何もできなくなってる」のようなことを言ってて、鋭い人と思った。特に若い人は、何かに執着することなく、みんなこぞって平均化して、それじゃ何もできないと言っていた。ただの「今時の若者」論ととられるかもしれないけれど、視野が狭かった私は、それを言葉にしてくれた人がいてはっとした。今回も、若林さんが大人になって勉強を続けて、視野を広げていることを知って、そうありたいと思った。学ぶことは自分を救ってくれる。それを信じて私も続けていきたいし、発信していきたい。 肝心のキューバ編は、本書を読んでいただければ。。一番は若林さんのキューバに行こうと思った動機、そして実際に何を感じたかということも、面白かったです。自分の目で見て、自分の頭で考えて過ごすことを、自分も意識して続けていきたい。

Posted byブクログ

2018/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 しばらくすると、街は太陽の光を浴びて色を伴ってきた。人の声や、車の音、人間が活動する音が徐々に耳にはいってきた。  ぼくは笑っていた。「笑み」というレベルではなくて、口を押さえてほとんど爆笑していた。これはどんな笑いなんだろう。誰かの顔色をうかがった感情じゃない。お金につながる気持ちじゃない。自分の脳細胞がこの景色を自由に、正直に、感じている。  今日からそれが3日間限定で許される。なぜなら、キューバに一人で来たからだ。(pp.59-60) 「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのですか?あなたの今の生き方はどれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」というゲバラの名言がある。  ぼくは革命博物館で涙を流さなかったし、今の生き方も考え方も変えるつもりはなかった。だけど、ぼくはきっと命を「延ばしている」人間の目をしていて、彼らは命を「使っている」目をしていた。(p.74) 「明日も、まだ行ったことがない所に行ける」(p.112)  体のバネがすごい。ハバナは躍動している人をよく見かける街だな。身も心も両方。そのままぐんぐん進むと、マレコン通りに出た。道を行き交うアメ車のクラシックカーを通って反対側に渡るとメキシコ湾が広がっている。堤防にのぼって腰を下ろすと強い陽射しを溜め込んだコンクリートの熱がケツを蹴り上げる。  磯の香りとゴミのにおいをブレンドしながら海風が運んでくる。どこかのにおいに似ている。  そうだ。川沿いが整備される前の、子供の頃の隅田川のにおいだ。  スマホに死んだ親父の画像を映し出し「ねぇ、親父」と話しかける。(pp.182-183)

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2018/01/14

人見知りの若林さんの海外一人旅。競争のない社会主義国キューバの魅力が生き生きと伝わる。前作もそうだったが彼の考え方、感じ方には共感させらることが多い。私も人見知りだからかな。旅は、行きたいと思った時に少し無理してでも行くのが最高の思い出につながる、と感じた。

Posted byブクログ

2018/01/14

「ここまで来ればいいだろ?」にぐっときた。感情を吐露するのに、キューバまで行かなくてはいけないひとの大変さといったら。

Posted byブクログ