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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 の商品レビュー

4.1

245件のお客様レビュー

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    74

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

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2018/07/03

普段はほとんど旅行記なるジャンルを読まないのですが、新聞の書評と、表紙に使われた写真にうつる痩せた犬が実家の飼い犬にどことなく似ていることにひかれて、挑戦。 本書は、お笑いコンビ・オードリーの一人でもある著者が、5日間にわたってキューバを旅し、その様子を記録したものです。 出発...

普段はほとんど旅行記なるジャンルを読まないのですが、新聞の書評と、表紙に使われた写真にうつる痩せた犬が実家の飼い犬にどことなく似ていることにひかれて、挑戦。 本書は、お笑いコンビ・オードリーの一人でもある著者が、5日間にわたってキューバを旅し、その様子を記録したものです。 出発は、著者が家庭教師(40の手習いで勉強しているとのこと。すごい!)から新自由主義について学び、競争社会の弊害について疑問を抱き、正反対の価値観を求めて社会主義国であるキューバへ行くことを決意するところから。 動機も含め、旅の様子が著者らしい少しシニカルで自虐的なツッコミを交えつつ綴られていて、これが面白い! 終盤、著者がキューバを訪れることを決めたもう1つの理由と、父親とのエピソードがあかされ、ここでもツッコミは健在なのですがそれがかえって泣けました……。 たまたま地元の喫茶店で読んでいて、あ、と思ったときには時すでに遅しで鼻水がとまらない。 狭い喫茶店で、一人グズグズ鼻をすするスッピンの中年女性。 わー、カッコ悪い! 読了後、誰にも見られていないことを祈りつつ、そっと店をあとにしたのでありました。 企業戦士、とか、24時間戦えますか、の時代はもう古くなったのかもしれないけれど、今の社会はまた別の、もっと冷たくて白々しい戦いの場に変わったようにも思います。 そんな中で、もしも戦わずに生きることが避けられないのなら、もっと上の地位を手に入れる、とか、誰かより優れていることを証明するためではなく、せめて自分を見失わないために戦っていたいなと本書を読んで思いました。 ま、それが難しいんですけどね(笑)。 しばらく前のテレビ番組で、著者がモンゴルに行ったと話していたのですが、それも本にならないかな。 次の1作が楽しみです。

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2018/05/22

若林さんの新たな一面も発見! 出来る子なのか、そうじゃないのか、、 結構楽しめました。でも一人旅なんて、まして海外凄いな

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2018/05/20

20180510 芸人さんの文章だからか、面白い。 キューバに行ったことがあるので、その思い出と重なり合う部分もあるが、若林さんからもっとディープなキューバを感じた。 闘鶏場とカリブ海のビーチに行ってみたかったなぁー。

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2018/05/12
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若林正恭さんのキューバ旅行記。 若林さんらしく、格差社会や命の使い方、自由といった日頃胸に秘めていた違和感を時々さらけ出しながらの一人旅。 キューバの陽気な国民性が読んでいて楽しい。 本場のモヒートとダイキリもぜひ呑んでみたい。 友情を育んだキューバの人達に日本から持ち込んだ「キットカット抹茶味」を手渡せて良かった。(食べた感想を聴きたかったな) 一人旅、けれど本当は一人じゃない旅。 旅先をキューバに選んだ本当の理由を知った時、鼻の奥がツンとした。 若林さんはきっとこれからもどこに行っても、心の内であれこれとちょっぴりネガティブな会話を続けながら、自分の色を増やしに行くのだろう。 また若林さんのエッセイが読みたい。

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2018/04/29
  • ネタバレ

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若林さんとキューバの国民性のギャップがめっちゃおもろしろかったです。 本の結末に向けて、若林さんがキューバに行く理由と父親の死が関係しているということがわかりとても考えさせられるものがありました。 日本の常に競争っていう風習に少しリラックスしたい人はホッと一息つく本になってると思います。

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2018/04/17

・まとわりつく熱さと排ガス混じりの埃っぽさ。それがむしろ人々の体温や体臭を感じさせ、人間臭さが伝わった。

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2018/04/15

キューバの風景をどこか遠巻きに描く筆者の視点が好きです。 はっちゃけるわけでもなく、どこか日本のことを頭に残しつつ羽目を少しだけ外しては悦に浸る、そんな描写にすごく親近感を覚えた。

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2018/04/09
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キューバに行った理由が後から出てきます。 それが言いたかった事かと感じました。 文体は読みやすく、テレビ出で喋っている感じそのものでした。 角川書店の著書も読んでみます。

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2018/02/27
  • ネタバレ

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雰囲気の切り取り方はなかなかよいのでもう少し文章がうまければもっとよいかな、、、 キューバという国のオールド感は伝わってきた。行ってみたいなぁ

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2018/02/13

先日、若林正恭さん(オードリー)の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読みました。 一昨年の夏休みに、若林さんが行ったキューバ旅行について書かれた本なんですが、若林さんが、キューバ旅行について話した、「オードリーのオールナイトニッポン」も聞いていたので、そこで話した話...

先日、若林正恭さん(オードリー)の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読みました。 一昨年の夏休みに、若林さんが行ったキューバ旅行について書かれた本なんですが、若林さんが、キューバ旅行について話した、「オードリーのオールナイトニッポン」も聞いていたので、そこで話した話が、よりくわしく書かれてる旅行記といった印象を受けました。 それで、基本キューバ旅行記なんですが、最後に違った展開を見せます。 その最後の展開には、少しグッと来るものがありました。

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