サーカスの夜に の商品レビュー
自分探しの冒険 夢への第一歩ってものすごく勇気がいるし、誰も知らないところに飛び込む覚悟、地道に練習を積む熱 今の自分には、その全てが欠けていて。 なんだか、新しいこと、今取り組んでいること、諦めたこと、なにかをひたむきに続けたいって前向きな気持ちになれた
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日本でもない、ヨーロッパでもない、無国籍な不思議な街の場末のサーカスで、十歳から成長しない身体の主人公が、個性的なサーカスの団員たちに見守られ、生きる道を見出す物語 不思議な舞台で登場人物は個性的だけれど、思春期の成長を描く普遍的なお話
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登場人物が魅力的で、みんな良い人。 主人公が、周りの人の支えで、少しずつ自分に自信をつけていく。何かに挑戦したくなるお話でした。
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p20 「星の輝き1個1個から、勇気という名の透明な糸が僕をめがけて降りてきて、何か大切なものを体や心に優しく注いでくれたような気がしてならなかった。」 p202「海を見るのは夕暮れ時が一番だ。光がまぶたを閉じようとするほんの少し前、世界ははかなげな優しい色に縁どられる。僕の心...
p20 「星の輝き1個1個から、勇気という名の透明な糸が僕をめがけて降りてきて、何か大切なものを体や心に優しく注いでくれたような気がしてならなかった。」 p202「海を見るのは夕暮れ時が一番だ。光がまぶたを閉じようとするほんの少し前、世界ははかなげな優しい色に縁どられる。僕の心と同じ色に染まる。」
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身長が伸びなくなる病に侵された少年がもっと小さな頃に見たサーカスに思いを馳せ ひとり家を出て街から離れたサーカス小屋にやってくる。 そこで働き始め 世の中の事情というものを学びながら そこの一員になっていく。 シンプルに楽しく読めた。
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文芸書版を購入。 現実離れしているのに登場人物達の性格や生い立ちの解像度が高く、リアリティがあった。 ご飯の描写が特に好きです
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「世界で一番大事なおへそにいるかのようだった」 「ハングリーとアングリーというのは、根っこの部分では繋がっているんだ」 物語自体はどこの国かもわからない、ファンタジーのような印象を受けるけれど、そんな中でも主人公や周りの人たちのセリフはどこか今の自分にも響くセリフが多くて良かった...
「世界で一番大事なおへそにいるかのようだった」 「ハングリーとアングリーというのは、根っこの部分では繋がっているんだ」 物語自体はどこの国かもわからない、ファンタジーのような印象を受けるけれど、そんな中でも主人公や周りの人たちのセリフはどこか今の自分にも響くセリフが多くて良かった。
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「心は自由だ。どこにでも行ける。僕の心は、いつだって自由なんだ。」 少年が目標を見つけ、そこを目指す熱意に何度も涙腺がくすぐられた。サーカス団員たちの暖かさにも救われる。 小川糸さんの紡ぐサーカスの描写に、読んでいるだけで心躍った。
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両親の離婚で13歳までグランマに育てられた少年が両親と最後に見に行ったキラキラした思い出のサーカスの世界に飛び込み、自分の生きる道を探していく。 どこの国のいつの時代の話し…?よくわからないまま童話のような世界観で読み進めていく中で、生と死、食べる事の大切さ、心の傷や生きづらさを...
両親の離婚で13歳までグランマに育てられた少年が両親と最後に見に行ったキラキラした思い出のサーカスの世界に飛び込み、自分の生きる道を探していく。 どこの国のいつの時代の話し…?よくわからないまま童話のような世界観で読み進めていく中で、生と死、食べる事の大切さ、心の傷や生きづらさを抱えた人たちが、どんなに願っても否定しても変える事が出来ない事実と向き合いながら強く優しく生きていく。 「人を笑わせるって事は、人を傷つけたり哀しませたりすることより、百倍も千倍も難しいわ。人生の哀しみを知らなきちゃ、相手を笑わせることなんてできないもの。孤独を知っているからこそ、みんなでバカ笑いできる幸せをありがたく思えるのよ。」 ローズの言葉が印象的
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異国の童話を読んでいるような感覚になった。 少年がサーカス団に入って、何の技を習得するのか最後の最後まで分からなくて気になりながら読んだ。 料理の描写がとてもうまい作家さんですね。
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