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サーカスの夜に の商品レビュー

3.4

65件のお客様レビュー

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2025/01/22

小川糸さん絶賛どハマり中。 今回はサーカスが舞台の物語。サーカスと聞くとどこかの国のようなワクワクする気持ちがします!なんと主人公と同い年でビックリ!でも、病気の後遺症で10歳ぐらいの見た目しかない男の子です。その男の子が仲間に囲まれて成長していく物語です。暗いシーンもあります...

小川糸さん絶賛どハマり中。 今回はサーカスが舞台の物語。サーカスと聞くとどこかの国のようなワクワクする気持ちがします!なんと主人公と同い年でビックリ!でも、病気の後遺症で10歳ぐらいの見た目しかない男の子です。その男の子が仲間に囲まれて成長していく物語です。暗いシーンもありますがいい話だと思いました。

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2025/01/12

舞台がどこの国なのかわからない、絵本のような世界観の物語でした。魅力的で個性的な登場人物たちの中で、色々な感情と出会いながら成長していく13歳の男の子。 キャンピングトレーラー、サーカステント、夕焼けの海、コックの作る食事…シンプルでくどくない文章なのに情景がありありと浮かびまし...

舞台がどこの国なのかわからない、絵本のような世界観の物語でした。魅力的で個性的な登場人物たちの中で、色々な感情と出会いながら成長していく13歳の男の子。 キャンピングトレーラー、サーカステント、夕焼けの海、コックの作る食事…シンプルでくどくない文章なのに情景がありありと浮かびました。 優しい愛にあふれた世界観、読書に戻るたびに幸せな気持ちに浸りました。

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2024/12/31
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両親が去り、グランマとおじさんに育てられた身体的成長が止まった少年がサーカスに入団する物語。自分の意思で、サーカスという場所を選び、未来の自分を追い越すために挑戦する。 生きる歓びを全身で詩にして届けることがサーカスである。ただし、生きることとは平坦ではない。酸いも甘いも噛み締めて、それでも生きていかなければならない。華々しい舞台の裏に潜む影と温かい優しさと、この目に見えない物語の断片達は、本人だけの持たない物語なのだ。 ズフラ。金星。宵の明星。 夜が明けて輝くのは、自分自信でなくてはならない。それを実現できるのもまた、「わたし」だけなのである。 以下、印象に残った言葉を抜粋 悲しいのにうれしい。切ないのに楽しい。白と黒が、心の中で複雑なマーブル模様になる。でも、決して混じりあって灰色にはならない。あくまでも、白は白、黒は黒だ。p214 ローズの言葉 人生の哀しみを知らなくちゃ、相手を笑わせることなんてできないもの。孤独を知っているからこそ、みんなでバカ笑いできる幸せをありがたく思えるものよp235

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2024/07/08
  • ネタバレ

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病気で身長が10歳のままの13歳の少年が離婚した父母と最後に見たサーカスに育ててくれたグランマの反対を押し切り入団して、サーカスの暮らしの中で自分の仕事を見出し芸を身につけて成長していくお話。 最後にグランマが少年の晴れ舞台を見に来てくれて本当に良かった。

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的にサクサク、ワクワク読めた。 食べ物との思い出が出てくる点も、小川先生の作品のあたたかさが出ていてとても良かった。 華やかで愉快そうなサーカスだが、少年がトイレ掃除に地道に取り組んだり、あっけなく生命が終わりを迎えたり、絵本のような本なんだけれども絵本ではあまり語られない部分が華やかさとは対照的で印象に残った。

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公が病気の後遺症で10歳の姿のまま成長しない状態になる。お世話になっているおばあちゃんに迷惑をかけたくなくて、家を出て憧れのサーカスに入ることに。 はじめこそ主人公はどうなるのかと思ったけれど、サーカスのみんなは優しく、支え合いながら毎日を過ごしていて、自分も頑張ろうという気持ちになります。

Posted byブクログ

2024/05/05

小川洋子の本を買ったつもりで 小川糸を買っていた…。 初小川糸さん作品です。 体が大きくならないという 運命を背負った少年の物語。 両親とも彼を引き取ることなく離婚。 グランマとおじさんのもと育つ。 あるときサーカスのチラシに心奪われ 自分はサーカスで生きていくと決心する。 ...

小川洋子の本を買ったつもりで 小川糸を買っていた…。 初小川糸さん作品です。 体が大きくならないという 運命を背負った少年の物語。 両親とも彼を引き取ることなく離婚。 グランマとおじさんのもと育つ。 あるときサーカスのチラシに心奪われ 自分はサーカスで生きていくと決心する。 サーカスに入り、 さまざまな境遇の仲間たちに出会う。 多種多様な仲間と思いの中で 少年は成長していく。 生きるということについて お説教がましくなく、心に届く メッセージが散りばめられている。 とくに私は、コックの台詞に惹かれた。 どんな人が読んでも何かしら 心に留まるメッセージが あるのではないかなと思う。

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2024/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

238ページ 1400円 2月24日〜2月27日 離れ離れになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる自由で個性の強い人々。クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでいく。 家を飛び出した少年が、サーカス団でうまくやっていけるのか不安だったが、自分の力と周りの支えで居場所を築いていく様がよかった。最後、少年のデビューに合わせて、育ててくれたグランマとおじさんを招待してハッピーエンドで終わったのもよかった。

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2024/03/13

少年の挑戦。特異な環境下にある1人の少年が、どう生きるかをそばで見届けた感じ。「ありのままを受け入れる」が当たり前にできる。そんな大人たちも魅力的。

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2024/02/23

どこか懐かしくファンタジックな雰囲気のあるお話でした。移動式サーカスを最近見かけないからかな。 幼い頃の記憶の片隅にあるふわふわとした夢のような世界の裏側について少年の目を通して垣間見ることができた感じがする。たくさんの努力や悲しみ、不自由さを抱えながらも、少年が真っ直ぐで愛おし...

どこか懐かしくファンタジックな雰囲気のあるお話でした。移動式サーカスを最近見かけないからかな。 幼い頃の記憶の片隅にあるふわふわとした夢のような世界の裏側について少年の目を通して垣間見ることができた感じがする。たくさんの努力や悲しみ、不自由さを抱えながらも、少年が真っ直ぐで愛おしいです。大人たちも素敵だなぁ。 特に明け方ナットーとの2人の情景が美しかった。

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