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サーカスの夜に の商品レビュー

3.5

61件のお客様レビュー

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    3

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2024/06/15
  • ネタバレ

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全体的にサクサク、ワクワク読めた。 食べ物との思い出が出てくる点も、小川先生の作品のあたたかさが出ていてとても良かった。 華やかで愉快そうなサーカスだが、少年がトイレ掃除に地道に取り組んだり、あっけなく生命が終わりを迎えたり、絵本のような本なんだけれども絵本ではあまり語られない部分が華やかさとは対照的で印象に残った。

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2024/05/26
  • ネタバレ

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主人公が病気の後遺症で10歳の姿のまま成長しない状態になる。お世話になっているおばあちゃんに迷惑をかけたくなくて、家を出て憧れのサーカスに入ることに。 はじめこそ主人公はどうなるのかと思ったけれど、サーカスのみんなは優しく、支え合いながら毎日を過ごしていて、自分も頑張ろうという気持ちになります。

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2024/05/05

小川洋子の本を買ったつもりで 小川糸を買っていた…。 初小川糸さん作品です。 体が大きくならないという 運命を背負った少年の物語。 両親とも彼を引き取ることなく離婚。 グランマとおじさんのもと育つ。 あるときサーカスのチラシに心奪われ 自分はサーカスで生きていくと決心する。 ...

小川洋子の本を買ったつもりで 小川糸を買っていた…。 初小川糸さん作品です。 体が大きくならないという 運命を背負った少年の物語。 両親とも彼を引き取ることなく離婚。 グランマとおじさんのもと育つ。 あるときサーカスのチラシに心奪われ 自分はサーカスで生きていくと決心する。 サーカスに入り、 さまざまな境遇の仲間たちに出会う。 多種多様な仲間と思いの中で 少年は成長していく。 生きるということについて お説教がましくなく、心に届く メッセージが散りばめられている。 とくに私は、コックの台詞に惹かれた。 どんな人が読んでも何かしら 心に留まるメッセージが あるのではないかなと思う。

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2024/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

238ページ 1400円 2月24日〜2月27日 離れ離れになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる自由で個性の強い人々。クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでいく。 家を飛び出した少年が、サーカス団でうまくやっていけるのか不安だったが、自分の力と周りの支えで居場所を築いていく様がよかった。最後、少年のデビューに合わせて、育ててくれたグランマとおじさんを招待してハッピーエンドで終わったのもよかった。

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2024/03/13

少年の挑戦。特異な環境下にある1人の少年が、どう生きるかをそばで見届けた感じ。「ありのままを受け入れる」が当たり前にできる。そんな大人たちも魅力的。

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2024/02/23

どこか懐かしくファンタジックな雰囲気のあるお話でした。移動式サーカスを最近見かけないからかな。 幼い頃の記憶の片隅にあるふわふわとした夢のような世界の裏側について少年の目を通して垣間見ることができた感じがする。たくさんの努力や悲しみ、不自由さを抱えながらも、少年が真っ直ぐで愛おし...

どこか懐かしくファンタジックな雰囲気のあるお話でした。移動式サーカスを最近見かけないからかな。 幼い頃の記憶の片隅にあるふわふわとした夢のような世界の裏側について少年の目を通して垣間見ることができた感じがする。たくさんの努力や悲しみ、不自由さを抱えながらも、少年が真っ直ぐで愛おしいです。大人たちも素敵だなぁ。 特に明け方ナットーとの2人の情景が美しかった。

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2024/02/17

体が大きくならないという病気を抱える孤独な少年が、サーカスに憧れて入団を決意。複雑な背景ばかりをもつ団員が集まったレインボーサーカス。 まるで家族のような繋がりを作り、成長していく少年の姿が微笑ましかったです。

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2024/01/05

13歳で全てを捨ててサーカスに飛び込む。すごく勇気のいることだと思う。この少年の奮闘する姿に勇気づけられた。でもまだまだ子供なところもあってほっこりした。

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2024/01/03

小川糸さんとしてはまた違ったジャンルの作品のように感じる。この本を読んでいるときに、思わずサーカスを観たくなってしまい、検索をしてしまった。きっと、このレインボーサーカスに所属をしている人はみんな誇りを持っているし、怖さと戦いながらも生きていることが楽しいを表現しているのだろうな...

小川糸さんとしてはまた違ったジャンルの作品のように感じる。この本を読んでいるときに、思わずサーカスを観たくなってしまい、検索をしてしまった。きっと、このレインボーサーカスに所属をしている人はみんな誇りを持っているし、怖さと戦いながらも生きていることが楽しいを表現しているのだろうなと感じた。このサーカス団の雰囲気を想像することができる作品である。2024.1.3

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2024/01/01

少年の真っ直ぐな心で挑戦し地道に続ける努力、正直な心で寄り添う優しさ、 様々な憶測をしてしまう世の中であるけど、自分が子供のころに感じていた当たり前の純粋な心を思い出せた。 それと同時に自分の純粋で無垢な真っ直ぐな心で何事にも取り組む、それが1番の目標への近道であることに気付かさ...

少年の真っ直ぐな心で挑戦し地道に続ける努力、正直な心で寄り添う優しさ、 様々な憶測をしてしまう世の中であるけど、自分が子供のころに感じていた当たり前の純粋な心を思い出せた。 それと同時に自分の純粋で無垢な真っ直ぐな心で何事にも取り組む、それが1番の目標への近道であることに気付かされた。 全てを受け入れる懐の深さ、13歳にしてできることであり、大人になった自分には足りないところであった。 どんな時に読みたいか 自分に正直になりたい時、目標がある際に挫折しそうになる時、少年の優しさ、豊かな心、受け止める心の広さを見返したい。 学び 自分自身にこそ必要であること。この少年の行動力真っ直ぐな心が。

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