星の子 の商品レビュー
病弱な娘・ちひろのため、両親は教団から聖水をもらう。 やがて、ちひろの虚弱体質は改善していく。 宗教にはまる両親を心配する親戚や、数少ない友達との付き合いも自然体。 私は、ちひろが愛おしくなってきた。 彼女が憧れる数学の南先生、彼がいちばん怖かった。
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家族。宗教。 子どもの頃のひどい湿疹が、父の職場の人から勧められた水で治ったところから宗教的なものと近しくなっていく。 静々と進行していく日常。崩壊していってるようでもある。周りの人の怖がられたり拒絶されたりする描写もあるけど、子どもの方が順応性があって、教師からの態度に対してフォローしてくれるんだなぁ。
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病気がちの主人公ちひろの身体を心配して救いを求め、新興宗教にはまり込んでしまった両親と思春期に成長して丈夫になったちひろはそんな両親と宗教と同級生のはざまで生きている。
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最初から最後まで淡々と物事が進んでいた。それが私たちの日常に近く親近感が湧き高評価する人と、小説という架空の世界特有のどんでん返しを期待して少し残念に感じる人に分かれると思う。 主人公がアトピーになり、悩んでいた両親が職場の同僚に勧められた水を機に宗教にはまっていく。 最後は賛否...
最初から最後まで淡々と物事が進んでいた。それが私たちの日常に近く親近感が湧き高評価する人と、小説という架空の世界特有のどんでん返しを期待して少し残念に感じる人に分かれると思う。 主人公がアトピーになり、悩んでいた両親が職場の同僚に勧められた水を機に宗教にはまっていく。 最後は賛否両論あると思うが個人的に好き。流れ星を探してるシーンが主人公を親戚の家に預けることに決めた両親の少しでも一緒にいたいという気持ちに感じた。 子供は両親を選べない。でも子供は親の影響を強く受ける。自分が親になったら子供の可能性を信じて好きなことをさせてあげたいと思った。とても考えさせられる作品でした。
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2017/10/9 柔らかいのに、尖ってる。 「金星のめぐみ」という魔法の水を愛用し、頭にタオルを乗せて生活する家族。 まーちゃんつらかっただろうな。
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17/10/07読了 境界線の上を歩いているような危うさが、終わりにどう回収されたのかされなかったのか、わからなくて少し落ち着かない。意図されているのだろうけど汲み取れず…
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主人公の「ちーちゃん」が虚弱体質で生まれてきたことをきっかけに、マイナーな宗教(仏教やらキリスト教やらではない)にハマった両親。他人から見ると、怪しい宗教にハマっている一家、ということになる。しかも、ちーちゃんの姉はこの状況を嫌って家出をし、行方不明という状況だ。親戚からも、距離...
主人公の「ちーちゃん」が虚弱体質で生まれてきたことをきっかけに、マイナーな宗教(仏教やらキリスト教やらではない)にハマった両親。他人から見ると、怪しい宗教にハマっている一家、ということになる。しかも、ちーちゃんの姉はこの状況を嫌って家出をし、行方不明という状況だ。親戚からも、距離を置かれたり、または「目を覚まさせよう」という働きかけを受けたりしている。でも、一見特異な状況にあるちーちゃんは「普通」の子で、ごく自然体で、両親を愛している。 親戚が心配をするのは当然だし、親切かとも思うけれども、本当に彼らは「異常」なんだろうか?こういう宗教は「悪」なんだろうか? とても読み易く、サクサク読めてしまったが、ずっしりと心に留まる一作だと思った。
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あれ?この結末は? これで終わりか。そんな印象。 残念ながら子は親を選べない。 ハッキリ言って怖いです。人間は簡単に洗脳されてしまうのですね。 主人公のクラスの子達が案外、主人公に対して普通に接しているのが意外だった。 最後に出てきたツダさんが、一波乱起こすのかと思いきや。何もな...
あれ?この結末は? これで終わりか。そんな印象。 残念ながら子は親を選べない。 ハッキリ言って怖いです。人間は簡単に洗脳されてしまうのですね。 主人公のクラスの子達が案外、主人公に対して普通に接しているのが意外だった。 最後に出てきたツダさんが、一波乱起こすのかと思いきや。何もなく。南先生は、まぁ不快だったけど毎時間似顔絵はなぁ。
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第137回芥川賞候補。新興宗教の熱心な信者を両親に持つ女の子の話。主人公は信仰を生活の一部として受け入れている様子が自然で、モデルがいるのかなーと思いました。素直な両親は、親切そうな落合さんに利用されているように感じました。人気者の南先生の性格も良くないし、様々な表と裏とか、本当と嘘とか、淡々とした物語の中に複数の面が描かれていて、読後なんとなく考え続けてしまいます。夜の散歩のエピソードは、両親との別れかなーと私は感じました。主人公は納得しないかもしれないけど。物語の先にいろいろな可能性があって、良い結末だと思いました。
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う~む。これで終わっていいのか?奇跡の水を信じる両親のもとで育つ少女のただの半自叙伝的な内容。☆2つでもよかったか。
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