星の子 の商品レビュー
話し言葉が多いので読みやすく情景が浮かび易い。 ラストシーンは読む人によって解釈が変わりそう。 私は、親子3人の最期の瞬間を描いてるように思った。後ろ向きでなく前向きな方で。良作。
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こんな二世信者がたくさんいるのかと心配になった。両親が大好きな主人公に闇黒がしのびよる不安。どうか幸せになって欲しい
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信仰することは悪ではないのは前提として、 人に強要しないこと、家族でも意思を確認することは必ずしないといけないと改めて感じた。 その上で、信仰していない人たちはそれを否定してはならないし冒涜してはならないのだなぁと。 最後の終わり方はハッピーエンドではないのだろうけど、家族が一緒に生きながらそれぞれの道を歩んでくれるのだろうという期待を持ちたい終わり方だと思った。 あとがきの対談を読んで興醒めしてしまったので、読まなければ良かったと後悔した。 (作者の意図をハッキリと表現されていたので…)
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なんだかずっと不穏。 母親と父親の気持ちも、ちひろの気持ちも、親戚の気持ちも全部わかって辛い。 春ちゃんの彼氏の、「好きな人が信じているものを一緒に信じたい」って言葉が、ちひろが金色の水を飲み、タオルを頭に置き、集会に行き続ける理由なのかも。
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以前読んだことがあった。 記録はなかったので、慌てて読んで図書館に返却したのかもしれない。 読書会の課題図書になったので再読。忘れていたが、出だしから既視感があった。 宗教二世の話。物心ついた時から両親が確固たる事実として信じていたら、それは当たり前のことになるのだろう。姉のま...
以前読んだことがあった。 記録はなかったので、慌てて読んで図書館に返却したのかもしれない。 読書会の課題図書になったので再読。忘れていたが、出だしから既視感があった。 宗教二世の話。物心ついた時から両親が確固たる事実として信じていたら、それは当たり前のことになるのだろう。姉のまーちゃんはそこに馴染めず、きっと一人苦しんだのであろう。 ちひろの周りの反応により、少しずつ信仰がぐらつき始めるのが自然に描かれていた。 友達のナベちゃんが中学生とは思えない。ちひろを心配しつつ、そっと寄り添い、ここぞというタイミングで信じているの?、外ではしない方がいいとかアドバイスをそっとする。ちひろを傷つけず、無理強いせず、でも道標を指差すようなさりげない気遣い。 ちひろの両親はどこまでも純粋なのだろう。 最後のシーンが印象的だ。
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娘の病気を治したくて新興宗教にのめり込んだ両親と娘ちひろの終始不穏でいびつな家族愛(?)を描いた作品。 「この水には宇宙のパワーが宿っているから万病に効く」…いかにも怪しいけど、なにをしても子どもの病気が良くならず藁にも縋る思いで試したものが功を奏すると私でも信じてしまうかも…。
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今までの自分では見れない世界を見た気がする、怪しい宗教にのめり込むことは悪だと考えていたが、この本に出会って全てが悪いわけではないと感じた。特に宗教内で子供たちの絆があってそれを楽しみに生活してる人もいるのだと知った。最後の展開もとても良かった。
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最後研修旅行で、なかなか両親とちひろが出会えないシーンや、流れ星を両親は見つけられない、だがちひろは何度も見つけるシーンで、家族のすれ違いを感じた。 特に流れ星のシーン 見えている、見えていないでは、 ちひろはこの状況を客観視できているのに対して、両親はそんな娘を離したくないように、頬をくっつけたり体を近づけているように感じた。
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宗教二世の当事者視点の物語。そもそも入信のきっかけが娘の病気を治すことなので、「二世」ではないのかもしれないが、夫婦で入信した宗教一家である。ただし当初から子供ながらに信仰を受け入れなかった姉は、後に自ら家族を離れる。 当人はさほど不自由なく日々を過ごしている。全く何もないことは...
宗教二世の当事者視点の物語。そもそも入信のきっかけが娘の病気を治すことなので、「二世」ではないのかもしれないが、夫婦で入信した宗教一家である。ただし当初から子供ながらに信仰を受け入れなかった姉は、後に自ら家族を離れる。 当人はさほど不自由なく日々を過ごしている。全く何もないことはないが、ひどいいじめにあうこともなく、それなりに友達もいて、比較的普通の生活を送っている。両親との対立もなく、宗教活動にも参加する。そんなに困ってはいないし、イヤでもないのだ。ただし彼女は、その宗教が世間に広く受け入れられているわけではないこともわかってはいる。その上で現状の生活を続けようとしている。 最終的に何も変わらない。こんなに何も変わらなくていいのか。姉の存在を消してしまったままで。
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おだやかな日常に不穏さを絡めて書く今村夏子さん。 この「星の子」は両親がとある宗教の信者さんで、そこに生まれた女の子の心の動きを描く。 先日読んだ「暁星」とは違って、宗教の悲惨さより、信仰をしている家族はいたって穏やかだ。 それよりも周囲の「目」の方が不穏である。 自分は特...
おだやかな日常に不穏さを絡めて書く今村夏子さん。 この「星の子」は両親がとある宗教の信者さんで、そこに生まれた女の子の心の動きを描く。 先日読んだ「暁星」とは違って、宗教の悲惨さより、信仰をしている家族はいたって穏やかだ。 それよりも周囲の「目」の方が不穏である。 自分は特に宗教にハマったことはないが、ハマった友人は持ったことがある。 彼らはいつも住んだ目をして穏やかで暖かかった。 なにか信じるものを持つことは悪いことではないと思う。 それが「カネ」や「勧誘」などのシステムを持つと一気に不穏になる。 他の今村夏子さん作品と同様、何も解決しない。ただ、彼女が良い人生を歩めるようにと願うばかりである。
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