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冬虫夏草 の商品レビュー

4.4

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

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2024/11/19

家守綺譚の主人公が犬を探しに旅に出る。 怪異といえばそうだけどもっと優しい不思議な話。 各話タイトルの植物も知らないものが多い。 ゴローが尻尾振って駆けてくるだけで目頭が熱くなる(多分満面の笑み

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2024/11/15

「家守綺譚」の続編になるんかな? とりあえず、主人公は同じ。 このゆっくりと流れる空間というか…ええ感じ。 主人公の家がね。 前にも書いたけど、安倍晴明の家みたいな感じ。特に庭が自然のままな感じが。 自然との一体感が良い! まぁ、京都の疏水近辺が家なんで、ご近所といえばそうか...

「家守綺譚」の続編になるんかな? とりあえず、主人公は同じ。 このゆっくりと流れる空間というか…ええ感じ。 主人公の家がね。 前にも書いたけど、安倍晴明の家みたいな感じ。特に庭が自然のままな感じが。 自然との一体感が良い! まぁ、京都の疏水近辺が家なんで、ご近所といえばそうかも? ぽっかりと空いた異空間に入り込んでって感じやなく、自身が見えてなかった隣りにいる精霊たちが見えるような独特な世界観が良いね。 今回は、ワンちゃん探し(愛犬ゴロー)が目的の旅へ! 鈴鹿の辺になるんかな。 そこにも、天狗、河童、イワナが、人と共に暮らしてる。 こんな世界に老後暮らすのええかも? 色んな精霊たちと会いながら、ゴローを探す! あっ! 尻尾振って必死に走って、近づいて来る(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

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2024/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この物語の中にいつまでも浸っていたくて、毎日少しづつ時間をかけて読み進めた。 知らない植物や言葉が出てきたら都度調べながらゆっくりと。 昨日の続きから読み始めようと思って、本を開くが、昨日読んでいた物語の内容がパッと思い浮かばない。 少し戻って話を思い出してから読み進める。 面白くなくて話を忘れているのではなく、現実とそうでない世界との境界線が曖昧で物語に入るのに少し時間がかかるのだ。 最後、ゴローが此方に向かってくる時の文章が、自分の目が綿貫の目になったかのように、ありありと思いうかび思わず涙してしまった。 家守奇譚と冬虫夏草はこれから先、何度も読み返す作品だと思う。

Posted byブクログ

2024/09/08

家守奇譚に続いて、不思議な味わいの世界観に没頭できた。この征四郎の旅のルート、いつか自分も歩いてみたい。

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2024/11/08

『家守綺譚』の続編。 前作同様、何事も分け隔てなく受け入れる征四郎の有り様が気持ちいい。 最後、頭に情景が浮かんで、霧が晴れたようなすごく晴れやかな気持ちになった。 ゴローの冒険譚もなかなかだったに違いない。 征四郎とゴローの帰路はどんなだったろうか。 前作『家守綺譚』を読...

『家守綺譚』の続編。 前作同様、何事も分け隔てなく受け入れる征四郎の有り様が気持ちいい。 最後、頭に情景が浮かんで、霧が晴れたようなすごく晴れやかな気持ちになった。 ゴローの冒険譚もなかなかだったに違いない。 征四郎とゴローの帰路はどんなだったろうか。 前作『家守綺譚』を読んで祖父母の家を思い出したが、今回、鈴鹿山脈が出てきたことで、そう遠くない地方だったんだなと改めて気がついた。 また読もう。

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2024/07/07

家守綺譚の再読を経て続編へ。姿を消した愛犬ゴローを探そうと旅に出る綿貫。旅先に住まう人々、人でないものとの穏やかで奇妙な交流が描かれている。前作から引き継がれる長閑な世界観、一話一話に添えられた植物の描写が優しく愛おしい。大好きな高堂の行方が気になる。続編期待したい。 続編期待と...

家守綺譚の再読を経て続編へ。姿を消した愛犬ゴローを探そうと旅に出る綿貫。旅先に住まう人々、人でないものとの穏やかで奇妙な交流が描かれている。前作から引き継がれる長閑な世界観、一話一話に添えられた植物の描写が優しく愛おしい。大好きな高堂の行方が気になる。続編期待したい。 続編期待と書いたのは、まだその先があるように思えたから。解決していない物事、主人公の友人たちの行方。私たち読者が知らされていない先が確かに存在している。 けれど問題事が起こるのは日常茶飯事で、それはこの先も季節を巡りながらずっと続いていく。目に視える世界もそうではない世界も。そういうことを暗に示すために敢えてこの終わり方にしたのかも。と、自分で自分を納得させてみた。 兎にも角にも、私はこのシリーズが大好きです。

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2024/04/12

前作『家守綺譚』を読んでからというもの、すっかりこの世界観の虜になってしまった。あっという間に読み終わってしまい、さみしい気持ちで本屋の梨木香歩のコーナーをふらふらと見ていたら、この『冬虫夏草』が続編だということが判明したので、嬉々として手に入れて読んだ。やっぱり好きだなあ。ふら...

前作『家守綺譚』を読んでからというもの、すっかりこの世界観の虜になってしまった。あっという間に読み終わってしまい、さみしい気持ちで本屋の梨木香歩のコーナーをふらふらと見ていたら、この『冬虫夏草』が続編だということが判明したので、嬉々として手に入れて読んだ。やっぱり好きだなあ。ふらっと現れる高堂と主人公綿貫の、さっぱりした友情がとてもいい。題名である、冬虫夏草は、作品を通して非常に重要なものだと思う。各章タイトルが植物の名前なのもやっぱりすごくいいな。また読み返したい。

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2024/03/17

初読。松子さんの話がよかった。綿貫から教えられた想像力という概念が、彼女の助けになったのだろうか。綿貫とのあの一時をずっと大切に覚えていた松子さんにとってあれは救いだったんだろうね。 あと、村田がトルコに行ってたのが自分が思ってたより長い期間だってことがこの本を読んでわかった。

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2023/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家守奇譚に次ぐ作品。西魔女と比べると、文体が慣れない。相変わらず不思議な話で、頭のイメージが追いつかない。いつの間にかゴロー探しの話になる印象。この2作品を読みながら、日常生活からの離脱を味わう。

Posted byブクログ

2023/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作品的には前作のほうがよかったけれども こちらも負けず劣らずに不思議な雰囲気を 醸し出しています。 今回も不思議なものたちに出会います。 河童にも出会いますし、 死が近づいているものにも出会います。 そしてこの世の者でないものも… 綿貫はどうも優しすぎるんですよ。 死んでしまった人をついてこさせるとは まあ罪深い…

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