火花 の商品レビュー
又吉は好きだけどやっぱりプロの小説家の書く文章と比べるとどこか違うな。 又吉の憧れの芸人像を見せられてるだけで、こういう芸人をカッコいいと思うんだね、凄いね。っていう感じで共感があまりできなかった。 150ページぐらいしかないのに凄い読むのに時間がかかった。
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ずっと気になってはいたものの、何となく難しそうなイメージで読まず嫌いしていた こんなに面白いと思わなかった。泣いた
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才能もあり面倒見も良い先輩と慕う後輩。相方も恋人も親も自分も時間は過ぎ歳をとる、後輩が活躍していく、そんな中での売れない芸人、想像するだけで残酷な世界。何にすがればよいか分からなくなってしまった先輩の現在地もリアルで哀しい。 今年のM-1はリスペクト忘れずに観よう笑
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神谷という極限まで純粋な人物と主人公の交流を通して、お笑いという道で生きることの厳しさと喜びを描いている。 花火の一瞬の輝きが人の記憶に残り続けるように、草臥れたお笑い芸人の人生も誰かの記憶に残り続ける。「花火」がお笑いというコンテンツ全体を示すのであれば、花火を構成する「火花」は芸人自身であるといえる。芸人の立場だからこそ分かる苦悩・青春が存分に詰め込まれている作品だった。 ラストの、観客・神谷・スパークスの誰もが泣きながらの漫才はグッときた。 全体的に平易な文章で、とても読みやすい。ボリューム的にも内容的にも、純文学の入門書的存在。 信じれないくらいの売上を記録し、純文学(小説)というコンテンツを大衆に行き届けた功績は大きすぎる。
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最後のエッセイの方が私的には好きだった 漫才って文字に起こすとあまり面白さが湧かなくて、目の前で人が必死にやってる顔とか、声とかの熱量と、周りが笑ってるからおもろいんだなと思った
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又吉直樹の処女作 主人公にとって芸人とは、神谷そのものだったのだろう。笑いから理想、現実、孤独、人間関係を学び、神谷とともに走った年月だった。最後の漫才が全てを物語っていたのだろう。なぜか豊胸して、素で謝っている神谷には笑った。
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組んでる相方が違っていたら?一緒にいた女性がもし違っていたら?生まれる時代が違っていたら?様々な偶然や要素が重なりぶつかりあってその時代のスターは輝きを得るのだろう。その陰にもまた本作に出てくる芸人のように全力でぶつかり火花を散らし刹那的な輝きを放ち消えていく者たちがいる。又吉さ...
組んでる相方が違っていたら?一緒にいた女性がもし違っていたら?生まれる時代が違っていたら?様々な偶然や要素が重なりぶつかりあってその時代のスターは輝きを得るのだろう。その陰にもまた本作に出てくる芸人のように全力でぶつかり火花を散らし刹那的な輝きを放ち消えていく者たちがいる。又吉さんだから書ける下積み芸人の苦悩やクスッと笑える言葉が散りばめられていて読んでて楽しかったし、苦難を乗り越えて成功というよくある美談ではなく妙にリアルで悲哀に満ちたストーリーに心動かされた。 まさか豊胸オチがあるとは思わなかった笑
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面白かった。 芸人の師弟関係のかっこよさやダサさが、詰まっていた。神谷の芸人はずっと芸人で、1度でも舞台に立った物は他のものに影響を与えて、それがトップの人にも繋がるというのが共感できた。 最後のオチがなんとも言えない哀しい気持ちになり、芸人の狂気を感じた。 この作品が実写で、どのような作品になっているのか興味が出てきたため、いつか映画を見てみたいと思う。
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おもしろかった 又吉の本難しいんかなと思ってたけど全然そんなことなかった。 芸人の話をずっと聞いてるみたいに読める本で楽しかった。 舞台に立って自分の考えたことをいう苦悩は計り知れへん、舞台に立ったものだけがわかる かっこええわ芸人
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日中は過ごしやすく、夜になると肌寒さを感じはじめる季節に読みたくなる本です。 この作品を読むと、自分の軸を持つことの大切さと、それを貫き通す難しさを再確認させてくれます。 自分軸を守るために他人の目を気にしてそれなりの成功を果たした主人公と、自分軸を守り抜いたために社会的な成功...
日中は過ごしやすく、夜になると肌寒さを感じはじめる季節に読みたくなる本です。 この作品を読むと、自分の軸を持つことの大切さと、それを貫き通す難しさを再確認させてくれます。 自分軸を守るために他人の目を気にしてそれなりの成功を果たした主人公と、自分軸を守り抜いたために社会的な成功を果たせなかった先輩。 両者の気持ちがわかるからこそ、痛快で切なく、何回読んでも心に響く作品です。 大学生の時に当該作品に出会い、今は社会人一年目なので、影響を受けやすいのかもしれません。 この作品を私の文章力で評価するのも大変烏滸がましいので、機会があれば一度手に取っていただきたいです。
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