1,800円以上の注文で送料無料

という、はなし の商品レビュー

4.2

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/08/03

フジモトサトルさんの描いた読書する動物の挿絵をもとに、吉田篤弘さんが文章をつけた連載。 本を読む情景が次々出てきて、「ああ、本っていいなあ」と思う。 なんか気ぜわしく情報を追うのではない、純粋に楽しむ読書ができそうな気がしてくる。 昔は本を読んだけど、最近はなかなか読む時間がな...

フジモトサトルさんの描いた読書する動物の挿絵をもとに、吉田篤弘さんが文章をつけた連載。 本を読む情景が次々出てきて、「ああ、本っていいなあ」と思う。 なんか気ぜわしく情報を追うのではない、純粋に楽しむ読書ができそうな気がしてくる。 昔は本を読んだけど、最近はなかなか読む時間がないなあという忙しい大人に、ふと立ち止まって読んでいただきたい本でした。

Posted byブクログ

2019/07/25

レビューを拝見して、知った本です。 そこに、本を読む人がいました。 想像力をかきたてられ、本を読む楽しさ、何で本を読むのかが、じわじわと染みこんでくる本でした。 「読書の情景」というテーマで、フジモトマサルさんが筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙に二年間掲載されたイラストレーシ...

レビューを拝見して、知った本です。 そこに、本を読む人がいました。 想像力をかきたてられ、本を読む楽しさ、何で本を読むのかが、じわじわと染みこんでくる本でした。 「読書の情景」というテーマで、フジモトマサルさんが筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙に二年間掲載されたイラストレーションに吉田篤弘さんが文章を書いたそうです。 結果は珍答、迷答ばかりと吉田さんは「あとがきのあとがき」でおっしゃっていますが、とんでもない名解答ばかりで、読書の楽しみが味わえました。 吉田篤弘さんの作品は、初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと、思わされました。

Posted byブクログ

2019/07/11

フジモトマサルさんが本を読んでいる情景のイラストを描き、吉田篤弘さんがそのイラストに文章を付けるという制作過程を先に知りました。 そういうわけで、まず絵をじっくりと眺めてから、どんな話が湧いて出てくるのかを楽しみながら読むことに! 全部で24編、一つ読み終わる毎にもう一度イラス...

フジモトマサルさんが本を読んでいる情景のイラストを描き、吉田篤弘さんがそのイラストに文章を付けるという制作過程を先に知りました。 そういうわけで、まず絵をじっくりと眺めてから、どんな話が湧いて出てくるのかを楽しみながら読むことに! 全部で24編、一つ読み終わる毎にもう一度イラストを見直してみる。 作家さんの「見たものから何かを感じ取る能力」って凄いと改めて思う。 妄想と言ってしまえばそれまでだが、自分なんかはただ視界に入れているだけで妄想も湧いてこない。 どの話も何とも言えない、のほほんとした感じが漂っていて心地良い。 日常のちょっとしたことで、誰もが考えたことがありそうなことをうまく表現してくれている。 吉田篤弘さんの作品は初めてでしたが、ファンになりそうです。 大人版ヨシタケシンスケといったところでしょうか? この本もどなたかのレビューがきっかけで手にしたのですが、ブクログのおかげで読みたい本が増えてしまって困ります。

Posted byブクログ

2018/10/04

心温まるイラストと何気ない極上の言葉が紡ぐ、読書にまつわる物語集です。 フジモトマサルさんのイラストを見て、吉田篤弘さんが文字を起こしていくバトン形式。 読書というものは、人と人とを繋ぐバトンのようなもの。 好きな作家さんはどんな人だろう? お気に入りの本、あの子に教えてあげよう...

心温まるイラストと何気ない極上の言葉が紡ぐ、読書にまつわる物語集です。 フジモトマサルさんのイラストを見て、吉田篤弘さんが文字を起こしていくバトン形式。 読書というものは、人と人とを繋ぐバトンのようなもの。 好きな作家さんはどんな人だろう? お気に入りの本、あの子に教えてあげよう。 友人からの贈り物、本。 そうした日々が愛しくて仕方ない。 いつだって私は、本に恋をする。

Posted byブクログ

2018/08/10

本の小冊子連載をまとめたもので、たわいもない話のあつまりだけど、挿絵には必ず本を手にする動物がかかれ、その絵をもとに作った物語はちょっとしたひねりがあって楽しめました。

Posted byブクログ

2018/02/08

いつも手元に携えたい本ベスト5の一つ。 枕元に置いて置きたい本ベスト3の一つ。 何気なく手にした本でしたが、心に染みる傑作。

Posted byブクログ

2017/12/25

フジモトマサル氏による「読書の情景」のイラストに、吉田篤弘氏が文章を綴るという形で連載された絵物語集。 これはあとがきにもあるように一種の謎解きのような感覚もあるでしょう。イラストから喚起されるものが何なのか。思いも寄らない物語が展開されることもあり、その奥行きの広さを堪能します...

フジモトマサル氏による「読書の情景」のイラストに、吉田篤弘氏が文章を綴るという形で連載された絵物語集。 これはあとがきにもあるように一種の謎解きのような感覚もあるでしょう。イラストから喚起されるものが何なのか。思いも寄らない物語が展開されることもあり、その奥行きの広さを堪能します。 それはそのままイラスト自身が持つ奥行きなのでしょう。記号としてそこに描かれているのではなく、世界を切り取ったものだから前後左右の空間に及ばず時間も思いもその中に納められている。だからこそ物語が広がるのでしょう。 各作品どれも2ページ目にイラストがある構成なので、物語に足を突っ込んでからイラストを見ることになります。これが先に真っ白な内にイラストを見てから物語に触れるとまた違った思いを抱くのではないかとも思えたり。何度でもゆったりと味わうことができる。そんな本でした。

Posted byブクログ

2017/10/13

フジモトマサルさんの絵が味わい深い。ゆっくりページをめくるのがふさわしい本。せっかちな私はチャカチャカ読んじゃったけど。

Posted byブクログ

2017/09/28

読書を強く勧められたわけではないのに、なぜか本が読みたくなる不思議な本です。 フジモトマサルさんの絵も、無言で何かを語っているような、なんともいえないほんわかした空気が漂っていて、吉田さんのたわいない文章によく似合ってます。 行きつけの灯台なんてほんとにあったら楽しそうだな。

Posted byブクログ

2017/07/11

本を読む、という、はなし。 短い物語の詰め合わせ。 あーあー好きだ。 フジモトマサルさんのイラストも。吉田篤弘さんの文章も。 お気に入りは「灯台にて」。 わたしも行きつけの灯台が欲しい。 いや、それよりも、孤独なふりをしてしまった自分に舌を出し、「考えた」ことなどいっさい忘...

本を読む、という、はなし。 短い物語の詰め合わせ。 あーあー好きだ。 フジモトマサルさんのイラストも。吉田篤弘さんの文章も。 お気に入りは「灯台にて」。 わたしも行きつけの灯台が欲しい。 いや、それよりも、孤独なふりをしてしまった自分に舌を出し、「考えた」ことなどいっさい忘れて、 「いまから行ってもいい?」 誰かに電話をかけてみよう。(p25)

Posted byブクログ