という、はなし の商品レビュー
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筑摩書房のPR誌に掲載された、フジモトマサル氏の「読書の情景」をテーマとしたイラストを描きあげたあと吉田篤弘氏が文章を添える挿絵ならぬ挿文バトン形式の大作。読書に関しての様々な視点からの物語、本に対する想いがつまっている。イラストを見てショートストーリーを読んで、なるほど!と思いまたイラストをじっくり見る。「何ひとつ変わらない空」「影の休日」「日曜日の終わりに」「恋の発見」が特に良かった。 フジモトさんと吉田さんはプライベートでも仲良しで食事をしたり作ったりと親交があった様子。 同じように短歌を作ったら楽しそうだけど苦しそうとも思った。
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フジモトマサルさんの絵に気分がほっとするような短いエッセイが3ページくらいづつあって進んでいくという本。絵がとてもいい。あとがきで知ったのがフジモトマサルさんの絵があってそれを見てから文章を作るという、通常では逆の流れだったこと。驚きとともに、フジモトマサルさんの「あとはよろしく...
フジモトマサルさんの絵に気分がほっとするような短いエッセイが3ページくらいづつあって進んでいくという本。絵がとてもいい。あとがきで知ったのがフジモトマサルさんの絵があってそれを見てから文章を作るという、通常では逆の流れだったこと。驚きとともに、フジモトマサルさんの「あとはよろしく」という挨拶が面白い…
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読書にまつわる短編集。フジモトマサルさんの絵がとても良いてす。「ほどよい」が消えてしまったと嘆くアンテナ氏の話が心に残りました。 何度も開いて眺めたい、夜、静かにコーヒーでも飲みながら眺めていたい本です。
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またとんでもなくいい本と巡り合ってしまった。挿文は心にスッと入ってきて穏やかになり、可愛らしいイラストでさらに深みが増す。どこを読んでも本好きが書いた、本好きが好きそうな本だなぁ。 特に「灯台にて」のこのフレーズが好き。 「人はそんなふうにちょっとでも寂しくならないと、本当に“...
またとんでもなくいい本と巡り合ってしまった。挿文は心にスッと入ってきて穏やかになり、可愛らしいイラストでさらに深みが増す。どこを読んでも本好きが書いた、本好きが好きそうな本だなぁ。 特に「灯台にて」のこのフレーズが好き。 「人はそんなふうにちょっとでも寂しくならないと、本当に“考えるべきこと”を考えない。」 この本は何度も読み返すことになりそうだ。こういう出会いがあるから読書はやめられないんだと再認識。
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フジモトマサルのエスプリの利いた味わい深い絵は、大人のためのものだ。その絵に吉田篤弘が挟文したもの。クロネコに始まっていろいろな動物が人間のようにふるまっている絵は、いくら見ても見飽きないぐらい、凄くいい。どうしてこんなに惹かれるのだろうというぐらい、いい。「夜行列車」「背中の声...
フジモトマサルのエスプリの利いた味わい深い絵は、大人のためのものだ。その絵に吉田篤弘が挟文したもの。クロネコに始まっていろいろな動物が人間のようにふるまっている絵は、いくら見ても見飽きないぐらい、凄くいい。どうしてこんなに惹かれるのだろうというぐらい、いい。「夜行列車」「背中の声」「読者への回復」「灯台にて」など24の文章は、訳が分かるような分からないような、意味深のようでいみがないような、ふわふわと漂っているようなもので、絵にあっていると言えばあっているようなものである。平和だなあ。
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吉田篤弘さんの文章にフジモトマサルさんのイラストがぴったりで素敵でした。 あとがきを読んで絵から文章を起こしたと知り驚いた。 読書をめぐる物語なので、あるあると共感することも多くて楽しめた。
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フジモトマサルさんの絵も吉田篤弘さんの文も、ごくシンプルで平明でありながら、明るいユーモアと味わい深い奥行きがある。
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吉田さんの本、人生で2冊目。この人の本を読む時は、それなりの時間を用意して読まないと納得いかないことが多い。でも、それが、そこが面白くて良いところ。フジモトマサルさんの挿し絵も最高☺️ もう亡くなっているんだね、残念。
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かわいい絵とちょっとファンタジーな超短編集。 初めて吉田篤弘さんの作品を読んだけど、雰囲気が好きだった。灯台と眠くないの話が好きでした。
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かわいいいい。絵も文章も可愛すぎる。絵を提示されて、ヒントもなしで吉田さんがその絵からストーリーを描くって独特で素敵!雨が降ってて家で過ごす静かな時間に読みたい1冊。感想書いてたらまた読みたくなっちゃった読んでくる。
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