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いまさら翼といわれても の商品レビュー

4.1

194件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2018/04/06

主人公の過去編、省エネ主義の形成過程が判明。付け込まれない優しさ、これまで当たり前だったことが突然当たり前じゃなくなること、身に覚えのあるようなストーリー展開に心が入り込む。後半がとっても楽しみだぴょん!

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2018/04/05

古典部シリーズの6作目。シリーズのそれぞれの刊行に間があるのに、物語の中ではまだ高校2年生である。そのため、主人公が携帯電話を持っていないという設定が、今となっては、書かれた当時よりも珍しくなっている。 短編集で、過去のエピソードが明かされたり、高校2年生として将来を考える場面が...

古典部シリーズの6作目。シリーズのそれぞれの刊行に間があるのに、物語の中ではまだ高校2年生である。そのため、主人公が携帯電話を持っていないという設定が、今となっては、書かれた当時よりも珍しくなっている。 短編集で、過去のエピソードが明かされたり、高校2年生として将来を考える場面があったりして、登場人物たちの人間像がより具体的になるのが面白い。千反田えるの登場シーンが少なくなってきている気もするが、彼女が「気になります」と言わなくても奉太郎が動くようになってきたんだろうなぁと思う。個人的には「鏡には映らない」が好き。

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2018/02/18

「鏡には映らない」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」が特に好きだった。 「鏡には映らない」の一件で何の釈明もしない奉太郎も、「長い休日」で感じた奉太郎の悲しみも、心に響いた。奉太郎の優しさに対して、世界はあまりにも理不尽だ。 そして、摩耶花の決意を描いた「わたしたちの伝説の一...

「鏡には映らない」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」が特に好きだった。 「鏡には映らない」の一件で何の釈明もしない奉太郎も、「長い休日」で感じた奉太郎の悲しみも、心に響いた。奉太郎の優しさに対して、世界はあまりにも理不尽だ。 そして、摩耶花の決意を描いた「わたしたちの伝説の一冊」。やらなければ何も始まらないし、時間は無限にあるわけではないのだ。

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2018/02/17

 卒業制作を通しての壮大なイジメを見抜いた奉太郎のたとえ周りの皆から誤解され孤立してもなおひとりの女子を守り抜くその騎士精神が素晴らしかったし、それは急に跡継ぎから解放されて「いまさら翼と言われても」と思い悩む千反田えるにかける言葉にも表れていて一見硬派でクールなホータローの優し...

 卒業制作を通しての壮大なイジメを見抜いた奉太郎のたとえ周りの皆から誤解され孤立してもなおひとりの女子を守り抜くその騎士精神が素晴らしかったし、それは急に跡継ぎから解放されて「いまさら翼と言われても」と思い悩む千反田えるにかける言葉にも表れていて一見硬派でクールなホータローの優しさを感じてまじホータロー結婚して!?って思いました。  切った張ったがいっさいない、高校生の平凡な日常の中で起こるミステリーがすっごく親近感とあたたかみがあって、短編どの作品も小気味いい読了感で、すっきり。

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2018/01/16

読了、65点。 *** 「大人」になるため、挑まなければいけない謎。待望の〈古典部〉最新作! 累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作! 誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ! 神山市が主催す...

読了、65点。 *** 「大人」になるため、挑まなければいけない謎。待望の〈古典部〉最新作! 累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作! 誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ! 神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。 夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘――折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作) 時間は進む、わかっているはずなのに。 奉太郎、える、里志、摩耶花――〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。 *** 「鏡には写らない」が奉太郎と摩耶花の関係に関して、 「長い休日」が奉太郎の信条の生まれるきっかけを、 「わたしたちの伝説の一冊」が今後の摩耶花の姿勢を決める そして表題作の「いまさら翼と言われても」が千反田の将来を伺わせている そう言う意味ではシリーズものの中で成すべきことを行っている一冊とは思います。 (個人的にシリーズもので人間関係も個人の考えも一切変わらない日常だけを描く回というのを余りよしとしませんので。) ただミステリとして見た場合に、印象に残る作品が少なかったのも確かでした。 一篇目の「箱の中の欠落」は開票者が票を水増しさせることが可能だったのではないかや、 犯人が犯行を行うリスクに関して全てスルーされている点はやや引っかかりました。

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2017/12/27

久々の古典部。 少しずつ岐路に立たされている古典部のみんなのお話。 それがすごく切ない。 自分の才能に殉じるという言葉が重い。

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2017/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色々な過去が明らかになって、同時に切なくなった。 ホータローの省エネ体質はそこからなんだね。 次はいったいいつ出るのか… 高校卒業するまでは続くってどこかで読んだけど、早めにしてほしい。 最初の頃は出版してる時代にあった高校生の設定だったけど、 年月がかかりすぎて今の時代とは合わなくなってきてる…。 今時携帯活用しない学生とかいるの? 時刻表のくだりとか、検索するでしょ!って思ったよ。 ホータローとえるが持ってない設定はわからないでもないけど。 今後も時代的な部分は気にしないで進むのかな?

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2017/12/21

久しぶりの古典部シリーズ(*^^*)♪相変わらず、ほろ苦く切ない(--、)どの話も良かったけれど、自分がそうだったからなのか、奉太郎のモットーの原点が語られる「長い休日」が一番共感できた(T.T)最後の「いまさら翼といわれても」は「え~!そこで終わり!Σ( ̄□ ̄;)」って感じだっ...

久しぶりの古典部シリーズ(*^^*)♪相変わらず、ほろ苦く切ない(--、)どの話も良かったけれど、自分がそうだったからなのか、奉太郎のモットーの原点が語られる「長い休日」が一番共感できた(T.T)最後の「いまさら翼といわれても」は「え~!そこで終わり!Σ( ̄□ ̄;)」って感じだった(^^;)

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2017/12/16

自宅ソファーで読了。 この作者は初見だけど、内容からしておそらくシリーズもの?と。 やっぱり古典部シリーズがあるのね。みてみよう。選ぶ日本語が面白い。

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2017/12/07

今回もエピソード形式で、それぞれのメンバー視点で語られている。 題名となった「いまさら翼といわれても」では、不思議ちゃん千反田の一面がのぞける。 深くはコメントできないが、まさか想像と逆とは。 毎回思うのだけど、古典部メンバーは皆んな賢くてかっこよすぎる。それぞれに一本芯があるか...

今回もエピソード形式で、それぞれのメンバー視点で語られている。 題名となった「いまさら翼といわれても」では、不思議ちゃん千反田の一面がのぞける。 深くはコメントできないが、まさか想像と逆とは。 毎回思うのだけど、古典部メンバーは皆んな賢くてかっこよすぎる。それぞれに一本芯があるからなんだろうけど…彼らの考えや行動に、ついつい感銘して読んでしまう。このシリーズは是非とも続いて欲しい。

Posted byブクログ