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いまさら翼といわれても の商品レビュー

4.1

194件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2018/10/29

何と千反田さんが…そしてラスト (このレビューはネタバレを含みます) 図書館で約1年待ちした、「古典部シリーズ」最新単行本。 「表題作 いまさら翼といわれても」 この短編集単行本、「独白2本の活躍と表紙を踏まえて摩耶花メインで決定かな」という思いを巻末でひっくり返された。 表...

何と千反田さんが…そしてラスト (このレビューはネタバレを含みます) 図書館で約1年待ちした、「古典部シリーズ」最新単行本。 「表題作 いまさら翼といわれても」 この短編集単行本、「独白2本の活躍と表紙を踏まえて摩耶花メインで決定かな」という思いを巻末でひっくり返された。 表題作が最後に配置されている作者の狙い…。 千反田さんの暗鬱な思いが折木に吐露されてラストを迎える。 推理ものの大団円、爽快感は、基本的にこのシリーズにはない。 登場人物の暗鬱な心根を垣間見て終わるのがお約束。 しかし、今度は千反田さんがその中心になるとは、少々ショックだ。 折木は公民館へ取って返すバスの時刻表を控えていたが、無駄に終わるのだろう。 私などは、愚かにも、千反田さんが伯母さんによって閉じ込められていたエンドを祈っていたのだが。 しかし、「古典部シリーズ」、前向きな明るい未来を示唆する作品が少ないな。 強いて明るいラストの作品を挙げると 「長い休日」→お姉さんの一言で一転 「私たちの伝説の一冊」→少し納得感に欠けるが、前向きでしょう。 「連峰は晴れているか」→アニメ化済み。ふたりの中が進展したので〇。 が、挙げられるが、テーマはいずれも暗いものだ。 実写版はどうなるのかねえ。

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2018/10/26

●安定して面白かった。続きが早く読みたい。 ●古典部シリーズ6作目で、今回は短編集。収録内容は、「箱の中の欠落」、「鏡には映らない」、「連峰は晴れているか」、「わたしたちの伝説の一冊」、「長い休日」、「いまさら翼といわれても」の6編。

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2018/10/22

メインのキャラたちにリアリティがあんまり無くて、それで一定の距離を保ててむしろ読みやすい。摩耶花の話とか特に。アニメ以後は大体みんなあのイメージで再生されてる。

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2018/09/16

古典部シリーズを読むたびに思う。高校生の日常に潜むミステリーっぽい感じだけど、絶対にこんな日常はないよな。

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2018/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「古典部」シリーズの短編集。一番最後の表題作が、もうたまらない。えっ。どうなったの? えるはどうしたの?  続き読みたいです。  

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2018/08/02

古典部シリーズを初めて読んだのが中学生だったので、当時歳上だったホータローたちも随分歳下になってしまいました(笑) 全体的にほろ苦く、でも登場人物たちの優しさが詰まった短編集でした。そろそろクライマックスなのかな?と言った感じの終わり方で続きも気になります。

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2018/06/30

一編目からがっつりと掴まれた作品。表題作の心情は察してしまったが、全体的に各キャラクターの転機、変化を描いていた。それゆえに次作に期待が高まってしまった。

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2018/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの古典部シリーズ。 このシリーズの面白いところは、語り手が古典部の誰かの目線だということ。今回は伊原目線の漫研の話が面白かったです。伊原のその後が気になる。

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2018/04/22

「氷菓」の米澤穂信さん、たぶん読むのは2作目。今知ったんだけど、これシリーズモノだった…しかも6作目。折木奉太郎が所属する「古典部」の周りの話。 ミステリーというほどでもない出来事。最近殺人やら何やらの本を読むのに慣れていたけど、日常ってまあこんなもんだよね。登場人物達の喋り方...

「氷菓」の米澤穂信さん、たぶん読むのは2作目。今知ったんだけど、これシリーズモノだった…しかも6作目。折木奉太郎が所属する「古典部」の周りの話。 ミステリーというほどでもない出来事。最近殺人やら何やらの本を読むのに慣れていたけど、日常ってまあこんなもんだよね。登場人物達の喋り方がちょっとラノベ寄りな気がするけど、読みにくいわけではなく、カジュアルな感じ。

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2018/04/17

古典部シリーズの第6弾。短編集、既刊では最後で単行本。高校2年の1学期にあった前作のマラソン大会の後から夏休み初めまでのあれこれ。 どの短編も面白く、今までの中で一番よかったかな。 以下は読書メモ: 箱の中の欠落 生徒会長選挙の票が全校生徒数より多かった。どうやって不正が行わ...

古典部シリーズの第6弾。短編集、既刊では最後で単行本。高校2年の1学期にあった前作のマラソン大会の後から夏休み初めまでのあれこれ。 どの短編も面白く、今までの中で一番よかったかな。 以下は読書メモ: 箱の中の欠落 生徒会長選挙の票が全校生徒数より多かった。どうやって不正が行われたか。疑いをかけられた一年生を救うために里志がホータローに相談する。 鏡には映らない 中学の卒業制作は、鏡のフレームで、各クラスでいくつかのパーツに分けて彫った。そこには、ある呪いと、それを解いた跡が残っていた。 連峰は晴れているか 雷に三度打たれた → 登山 → ヘリが好き → 遭難 わたしたちの伝説の一冊 伊原の漫画研究会が描きたい派と読んで楽しみたい派に別れて内部抗争。漫画を描きたい伊原は抗争に巻き込まれ、台詞をまとめたノートを盗まれる。 犯人との待ち合わせ場所に現れたのはなんと、あの人だった… 長い休日 「あんたはこれから、長い休日に入るのね。そうするといい。休みなさい。大丈夫、あんたが、休んでいるうちに心の底から変わってしまわなければ…。」265p 「きっと誰かが、あんたの休日を終わらせるはずだから。」267p いまさら翼といわれても 千代田が合唱に出場するのだが、時間になっても来ず、ホータローの推理で居場所を突き詰める。この終わり方は気になるなー。表題作だが、このタイトルの意味が最後にわかる。

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