いまさら翼といわれても の商品レビュー
2017/03/05 自宅 話は沿革をなぞり、外周から外堀を埋め、話の芯に濃淡をつける。さらなる拡散の5秒前。
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6本の短編が収録。 過去の話しが多い。 鏡には映らない 連邦は晴れているか 長い休日 とか。あと、摩耶花視点の話も多い。 連峰は晴れているかはアニメ化の時に入っていたエピソード。 鏡には映らないの奉太郎がかっこいいし、里志もカッコいい大人の男になりつつある気がする。 最後のいまさら翼といわれてもは、すごく後に引くお話しになっている。この後どのように成長していくのか、どのように関係性を変えて行くのか気になるところ
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古典部久しぶり。 奉太郎達と同年代だった息子が二十歳を超え、 なんだか感慨深い。 摩耶花と奉太郎の話 「鏡には映らない」がよかった。 こういうの待ってました!!! さすが奉太郎、さすが摩耶花、そして里志。 里志はいいねぇ。ほんといい。 なんかちょっと男らしくなってるし。 摩耶...
古典部久しぶり。 奉太郎達と同年代だった息子が二十歳を超え、 なんだか感慨深い。 摩耶花と奉太郎の話 「鏡には映らない」がよかった。 こういうの待ってました!!! さすが奉太郎、さすが摩耶花、そして里志。 里志はいいねぇ。ほんといい。 なんかちょっと男らしくなってるし。 摩耶花ちゃんに「巻き込んでね」なんて、 キャー!!!素敵。 中学生の奉太郎の「走れメロス」の感想文にも、驚いた。 私の感想は「メロス、めっちゃ寝るやん」だったのに。 太宰文学はコントに近いと思ってる私とはえらい違いである。 素晴らしい。 そして、 えるちゃんがその後、どんな翼をつけるのか読んでみたいな。 やっぱりいいです、古典部シリーズ。
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爽やかさとほろ苦さと。すっぱり割り切らない日本的な心の機微、「Why Japanese People!?」と絶叫しそうな、不合理とも言える処世が不思議と腑に落ちる。 何とも衝撃な展開・転回に、餌をねだる雛のような心持ちになるので、遠まわりせず早めに続きを乞う。目次のアレは傘?8....
爽やかさとほろ苦さと。すっぱり割り切らない日本的な心の機微、「Why Japanese People!?」と絶叫しそうな、不合理とも言える処世が不思議と腑に落ちる。 何とも衝撃な展開・転回に、餌をねだる雛のような心持ちになるので、遠まわりせず早めに続きを乞う。目次のアレは傘?8.0
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古典部シリーズ第6弾 「箱の中の欠落」→生徒会選挙の水増しはどうやって行われたのか。仕事人の誕生かも。 「鏡には映らない」→中学の卒業制作の時のホータローの謎の行為。探偵は伊原。出来ごとは、見方を変えれば反転する。 「連邦は晴れているか」→何気ない言葉と行動から見えてくる事件。 「わたしたちの伝説の一冊」→周りより自分を優先させる時とは。「才能に仕える」伊原の漫画への決心を確定する。 「長い休日」→やる気に溢れるホータロー。千反田に話す「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」をホータローが決心した日。休日を終わらせるのは・・・。千反田が相手だからこそ話たんだろうなぁ。「でも、わたし、思うんです。・・お話の中の折木さんと、いまの折木さん。実は、そんなに変わっていないんじゃないか、って」 「いまさら翼といわれても」→主役は、千反田。 前の章でホータローを受けとめた?千反田を、今度はホータローが手助けする。今までの当然と思っていたものがなくなる不安。 の6編が収録されています。 古典部のメンバーたちも高校二年生になり、自分の将来について決心をつけはじめます。また、人間は変わるということもこの本を読んで感じました。 変わりたくなくても、変わらざるなくても。そして、手助けしてくれる相手がいる事の心強さも。
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古典部シリーズの第6巻。図書館で予約。 「箱の中の欠落」「鏡には映らない」「連峰は晴れているか」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」「いまさら翼といわれても」を含めた6話の連作短編集。とにかく本のタイトルがいい。 一人称は奉太郎だったり摩耶花だったり。特に奉太郎の過去がわかる話...
古典部シリーズの第6巻。図書館で予約。 「箱の中の欠落」「鏡には映らない」「連峰は晴れているか」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」「いまさら翼といわれても」を含めた6話の連作短編集。とにかく本のタイトルがいい。 一人称は奉太郎だったり摩耶花だったり。特に奉太郎の過去がわかる話(2,5話)が良かった。 各話に思春期ならではの問題を取り入れつつ、それぞれ個々の正義が垣間見える。罪を見逃さないとか犯人を暴くとかではなく、悲しんでいる人を見て見ぬ振りしないというような類の。優等生のような絶対的な正義ではなくても、その時にこうするべきだと考えて、自分の出した答えに従うことは案外難しい。読み終わってからもじわじわ来るような珠玉の短編集だった。 それから、奉太郎らしい読書感想文が面白い。『走れメロス』を久々に読みたくなった。 170221読了。
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久しぶりの古典部シリーズ嬉しくて大事に読もうと思っていたのに、あいかわらずの面白さで一気読みしてしまった。 「鏡には映らない」のホータロー、かっこいいぞ!ヒーローでいてほしい、という気持ち分かるなぁ。これと「長い休日」で、ホータローくんが昔どういう子どもでなぜ今のポリシーになっ...
久しぶりの古典部シリーズ嬉しくて大事に読もうと思っていたのに、あいかわらずの面白さで一気読みしてしまった。 「鏡には映らない」のホータロー、かっこいいぞ!ヒーローでいてほしい、という気持ち分かるなぁ。これと「長い休日」で、ホータローくんが昔どういう子どもでなぜ今のポリシーになったかがよく分かる。 「わたしたちの伝説の一冊」は、まやかちゃんのお話。長くつっかえていた漫研ネタの解決はやっぱり苦い。クラブの人間関係に悩むのって学生時代の青春の象徴。過ぎれば懐かしい思い出だけど、当時はツラいのよね。 今回は、今までの総括、そして今後の展開へ大きな舵取りになるお話が多くて、おもしろかったし、シリーズの重要なターニングポイントになっている。
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「連峰は晴れているか」、知ってるなあと感じていたらアニメで観たのか…観直したくなるやんか! 漫研の話はホントうっとうしい…摩耶花なんでおるんかしらーと疑問だったのでスッキリ。
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子供の頃にやってしまった、少し悪いことを思い起こしてしまうような瞬間が多々訪れる、青春の匂いが漂う短編集。週末の昼に読むといいかもしれない。
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高校生のときにあれこれ考えてたかな? 地元高校に進学したのではなかったから、友人とのあれこれがこれほど濃密ではなかったような。 以前から知っているというのと、高校からの付き合いというのではちょっと違うかも。 でも、いいな青春。 いまさらながら、友人たちとのあれこれに悩んでみたい。
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