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いまさら翼といわれても の商品レビュー

4.1

194件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2017/05/30

古典部シリーズ、やっぱ最初から読まないとだめだな。5作めから6作めを読んでみたけど、単品で楽しむには、奥行きを理解できない。えるの立場について、もっと衝撃をもって読めた回だったのかもしれないな。 事件というほど事件でもない日常のなかの謎をホータローがするすると推理するかんじはおも...

古典部シリーズ、やっぱ最初から読まないとだめだな。5作めから6作めを読んでみたけど、単品で楽しむには、奥行きを理解できない。えるの立場について、もっと衝撃をもって読めた回だったのかもしれないな。 事件というほど事件でもない日常のなかの謎をホータローがするすると推理するかんじはおもしろいけれど、読者層としてはやっぱ学生向けなのかもなあ。 そもそものシリーズ基盤部分をまだ読んでないからちゃんと感想を語れない。図書館でさがそう。

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2017/05/16

待ちに待った古典部シリーズ新刊は期待を上回った。私が「氷菓」を読んだきっかけは何だったのだろう。たぶんアンソロジーで「玉野五十鈴の誉れ」を読んで米澤作品に興味を持ったのだろうと思う。シリーズものは夢中になり入り込む傾向がたしかにあるが、この古典部の面々にはとても魅力を感じるように...

待ちに待った古典部シリーズ新刊は期待を上回った。私が「氷菓」を読んだきっかけは何だったのだろう。たぶんアンソロジーで「玉野五十鈴の誉れ」を読んで米澤作品に興味を持ったのだろうと思う。シリーズものは夢中になり入り込む傾向がたしかにあるが、この古典部の面々にはとても魅力を感じるようになったのだ。奉太郎が省エネ主義になったきっかけを知る「長い休日」、卒業制作作品の謎をまやかが追う「鏡には映らない」、えるの苦悩を描く表題作。どれも青春の苦さを思い出させるすばらしい短編集(全6話)だ。

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2017/05/10

米澤穂信のいまさら翼といわれてもを読みました。 氷菓を初めとする古典部シリーズの最新刊短編集でした。 おなじみの折木奉太郎や千反田えるたちの物語が語られます。 奉太郎の省エネのモットーがどこから始まったのか、が語られる「長い休日」も良かったのですが、やはり表題作の「いまさら翼...

米澤穂信のいまさら翼といわれてもを読みました。 氷菓を初めとする古典部シリーズの最新刊短編集でした。 おなじみの折木奉太郎や千反田えるたちの物語が語られます。 奉太郎の省エネのモットーがどこから始まったのか、が語られる「長い休日」も良かったのですが、やはり表題作の「いまさら翼といわれても」が一番良かったと思いました。 みんな少しずつ大人になっていくんだなあ、と思わせる物語たちでした。

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2017/04/26

連作短編6編 折木奉太郎の中学時代を切り取った「鏡には映らない」と「長い休日」が良かった. 表題作ではまだ謎が残っている.えるの進退やいかに?次巻が気になる.

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2017/04/25

待ってましたの古典部シリーズ。もうさー細かいことぜんぜん覚えてないよ。 高2の1学期の短編事件簿なのですが、こう物語の幕間的なおはなしで、本編としてはたいして進まないけど行間を埋めてくような。 なかなかに後味の悪さが残るような結末だったけど彼らの個人の事情や過去の出来事があぶりだ...

待ってましたの古典部シリーズ。もうさー細かいことぜんぜん覚えてないよ。 高2の1学期の短編事件簿なのですが、こう物語の幕間的なおはなしで、本編としてはたいして進まないけど行間を埋めてくような。 なかなかに後味の悪さが残るような結末だったけど彼らの個人の事情や過去の出来事があぶりだされて、次につながってくよーって印象でした。 えるちゃんの環境がおおきく変化して、これから。次はそう時間を空けずに読めるとうれしいなぁ。

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2017/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米澤穂信の「古典部」シリーズ 氷菓に続けて読んだのだが・・・・ しまった!! 最新版を読んで 2.3.3.5すっとばしてしまったぁ。 どおりで登場人物の関係が微妙に近くなっていた。 ともあれ 主人公 折木たちの学園推理は 日常だけどちょっと甘酸っぱくて読みやすい。 ただ 「鏡には映らない」はちょっと度が過ぎたイジメであまり気分がよくなかった。

Posted byブクログ

2017/04/21

今までの古典部シリーズの中では1番面白かったです!短編集で飽きが来なかった、というのもあるのかもしれませんが。 今回は折木と伊原の視点で描かれた話が主であり、古典部メンバーの人間模様がよく表れていて、彼ら1人1人に愛着を持てるような内容でした!

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2017/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうしてこんなに不器用にしか生きられないんだろう。 古典部シリーズ短編集。高校生らしく進路に悩んだり,自分の気持ちをもてあましたり。高校生の頃は,他人にはきっととるに足らないだろうと思われることを,まるで人生最大の難問の悩む自分に,歯がゆかったりつらかったりの時期だった。古典部を読むとそれを思い出す。まさに高校生は,子どもでもないけど,大人にもなりきれない,そんな時期を描く古典部シリーズは,どこか確実に刺さってくる。 「鏡には映らない」中学校の同級生に出会った摩耶花は,彼女の折木に対する厳しい声を聞いて,卒業制作のことを思い出す。なぜ折木は卒業制作の手を抜いたのか。摩耶花が見つけた真相は。いじめの証拠を半永久的に残そうとする中学生の甘くて残酷な感情。それに気付いた折木と福部のさりげない英雄行為。ひとつ前の「箱の中の欠落」で少し触れられた中学三年の夜の散歩がこれか。影で英雄をやりたい福部と,それに手を貸した折木。もしかしたらそれは男のロマンだったのかもしれない。でも,摩耶花はそれをわかったうえで,きちんと自分の思うままに行動する。人と関わりあうことは,しんどいこともあるけど,厭わない。新たな一面を見つけることもあるから。 「長い休日」奉太郎のモットーが出来たきっかけを聴くえる。それは小学校の時にきっかけがあって。ちょっとした親切,そこにつけ込まれたら。お互い様ならいい,でもいつも利用されていると気付いてしまえば。奉太郎は姉の言う“長い休日”に入ったけれど,誰かを助けるために自分の力を使う,そのことを思い出し,動き始めた。帰らせたのは,える。 「いまさら翼といわれても」表題作。えるがどういうことを言われたかは,さっさと予想がついてしまった。彼女を迎えに行く奉太郎。きっとえるは動きだす。奉太郎は手を差し伸べるだろう。モットーに反したとしても。

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2017/04/15

古典部シリーズ ちらほらしか読んだことがなかった古典部シリーズ。 …このシリーズって、毎話こんなに読後感が悪い話ばかりなの?? どの話も後味が悪くて、楽しめなかった…高校生の会話にしては、乱暴な言葉遣いなところも読んでいてげんなり。 日常の謎を解いていくところも、「鏡には映らな...

古典部シリーズ ちらほらしか読んだことがなかった古典部シリーズ。 …このシリーズって、毎話こんなに読後感が悪い話ばかりなの?? どの話も後味が悪くて、楽しめなかった…高校生の会話にしては、乱暴な言葉遣いなところも読んでいてげんなり。 日常の謎を解いていくところも、「鏡には映らない」の鏡の謎解きはワクワクしたものの、種明かしにがっかりだったし…(トリックではなくその動機が) うーん。残念。

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2017/04/02

待ち望んでた古典部シリーズ最新刊。 6編の短編からなっているけれど、内2編が井原視点だったのが面白いと思った。これからの続刊も折木以外の古典部部員視点のを読みたいと思いました。特に折木との関係性が気になる千反田視点のが読みたいです。

Posted byブクログ