いまさら翼といわれても の商品レビュー
久々古典部!待ってました。 *箱の中の欠落 奉太郎、里志→選挙の謎 *鏡には映らない まやか、奉太郎→中学の卒業製作の謎 *連邦は晴れているか 奉太郎→中学の先生 ヘリ好きの謎 *わたしたちの伝説の一冊 まやか→漫研もめ事 *長い休日 奉太郎→調子が良い *いまさら翼といわれて...
久々古典部!待ってました。 *箱の中の欠落 奉太郎、里志→選挙の謎 *鏡には映らない まやか、奉太郎→中学の卒業製作の謎 *連邦は晴れているか 奉太郎→中学の先生 ヘリ好きの謎 *わたしたちの伝説の一冊 まやか→漫研もめ事 *長い休日 奉太郎→調子が良い *いまさら翼といわれても える探し えるさん出番少なくないですか? もう少し、みんなで、の場面が多いと嬉しかったかなーと思います。 それぞれの謎は自力で解けはしないけど なるほど、と思うものでした。 全体的にすらすら面白く読めました。 千反田さんの今後が気になります。
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※このレビューにはネタバレを含みます
今までの、どの巻よりも面白かったと言える。奉太郎の過去が分かったり、摩耶花が己の道筋を決めたりなど。そして表題作は千反田えるの話。 彼女は家を継がなくても良いと言われ、自由を謳えなかった。それを彼女が受け入れることに時間はかかるだろう。けれど、彼女は恐らく受け入れられるだろうと思う。そうやって道を切り開いていく子だからだ。「いまさら翼といわれても……困るんです」それは本音だろう。けれど、彼女は恐らく羽ばたき神山から出ていくであろう未来が見える。その隣に奉太郎は恐らく居ないだろうが。
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古典部シリーズ。学校生活の中でのちょっとした不思議を謎解きしていくと行ったいつもながらの話。今作は古典部のメンバーにまつわるそれぞれのストーリーが展開していく。どれも余韻を残す終わり方をしていて、爽快スッキリといった感じではない。 ただ、どの話も不幸な感じはないので読みやすい。次...
古典部シリーズ。学校生活の中でのちょっとした不思議を謎解きしていくと行ったいつもながらの話。今作は古典部のメンバーにまつわるそれぞれのストーリーが展開していく。どれも余韻を残す終わり方をしていて、爽快スッキリといった感じではない。 ただ、どの話も不幸な感じはないので読みやすい。次作に期待。
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京アニ製作のアニメがとても好きだったので読んでみた。 主人公の頭の中の言葉は、小説の文章から来ていたんだと初めて知る。 ライトミステリー系の本が少し苦手だな、と思っていたけれど、アニメを観た前提で、すでに登場人物達が好きだったので、言い回しも含めて楽しめた。 「いまさら翼とい...
京アニ製作のアニメがとても好きだったので読んでみた。 主人公の頭の中の言葉は、小説の文章から来ていたんだと初めて知る。 ライトミステリー系の本が少し苦手だな、と思っていたけれど、アニメを観た前提で、すでに登場人物達が好きだったので、言い回しも含めて楽しめた。 「いまさら翼といわれても」。真相を掴むのは、いつも主人公で、回答を述べている部分を読み進めているうちに、残り1ページになっていた。それが事の真相なのだと読み終わる前に言われたきがして、少し寂しくなりました。
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米澤さんということで手に取ったんだけれど、古典部シリーズらしいですね。青春の謎解き、熱くなく個性的な若さ。また古典部で出たら読むかと思うけれど、若くはない私としては、古典部でない作品が楽しめてるな〜。この作品について、特に強い印象はなし。
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今さら実写と言われても、それよりふたりの距離の概算の劇場アニメ化はまだですか? 過去から未来へ向かうような構成で古典部4人の変化がテーマなのかな。前作から間があいていたのでシリーズを読み返すとまたじわじわ来るものが。 「え、そこで終わり?」と何かモヤモヤした読後感とほろ苦さが...
今さら実写と言われても、それよりふたりの距離の概算の劇場アニメ化はまだですか? 過去から未来へ向かうような構成で古典部4人の変化がテーマなのかな。前作から間があいていたのでシリーズを読み返すとまたじわじわ来るものが。 「え、そこで終わり?」と何かモヤモヤした読後感とほろ苦さが残るラスト。とりあえず折木には某ハネテル君を見習って頂きたいと思います!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古典部シリーズ6作目。 「箱の中の欠落」「鏡には映らない」「連峰は晴れているか」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」「いまさら翼といわれても」の6編を収録。 久しぶりの古典シリーズ新作。 いつものように「日常の謎」を解いていく短編集。 読者に小さな驚きを投げかけて、登場人物たちの感情を丁寧にすくいとりながらゆっくり物語を収束させていく流れのお話が多かったです。 今回は古典部メンバー4人のそれぞれの過去や新たな出発を描いていて、「変化」がテーマとなっています。 奉太郎が省エネ体質になったきっかけ、摩耶花の『まんが道』の模索、里志のデータベース型思考からの脱却、千反田のある変化。 奉太郎も初期のころに比べると、人を傷付けないために推理し、他人を気遣いながらそれを伝えていることに成長を感じさせます。 「わたしたちの伝説の一冊」は摩耶花メインのお話ですが、ほろ苦い読後感が多い米澤作品にしては前向きでさわやかな読後感がとてもよかったです。 より広い世界へ飛び出すことを、苦しみながらも決断した彼女の強い意志は尊い! 彼女の新たなスタートに、拍手喝采して見送りたいですねー。 一番印象的なのは表題作の「いまさら翼といわれても」。 ここではある古典部メンバーの突然の状況の変化について語られています。 高校生とはいえ、彼らはまだ社会に出ていないただの子どもなのですね。 彼女は、自由に自分で将来を決められないことでの反感や諦めもあったでしょうが、そんな思いを抱く時期はとうに過ぎ、すでに家を継ぐ清新な決意を固めていたと思います。 将来を決められていた彼女は選択の自由がなかったけども、同時に迷いもなかったでしょう。 なのに、突然梯子をはずされた彼女の驚きと喪失感を思うとやるせなくなります。 途方に暮れてしまいますよね。 制約がなくなり選択肢が広くなると、却って選べなくなっちゃいそうです。 青春らしい悩みにどう決着をつけるのか、彼女の決心は次巻まで持ち越し。 早く次が読みたい。
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4人共成長してるなぁ。大好き。 奉太郎の人格形成がわかる長い休日がいい。 これからも見守っていくけど表題作、そこで終わらせないで〜。 学校という同じ空間から巣立っても、どんな大人になっていっても4人の関係が続くように願いながら次回を待ちます。
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当時、心にひっかかっていた事を後になってからその意味や心情を理解することが出来た。それは今更その事を知ってどうなるんだ、と言う事ではなく登場人物達はあの時の事を知れて心のモヤモヤを取り除けてスッキリする。それが短編となって繋がっており、登場人物達のいきさつや個々の性格が伺える。き...
当時、心にひっかかっていた事を後になってからその意味や心情を理解することが出来た。それは今更その事を知ってどうなるんだ、と言う事ではなく登場人物達はあの時の事を知れて心のモヤモヤを取り除けてスッキリする。それが短編となって繋がっており、登場人物達のいきさつや個々の性格が伺える。きっとこのシリーズを全部読んでいる方にはたまらないんだろうなぁ、と。でも、このシリーズを全然読んいない私ですが、この一冊だけでも十分に楽しめました。ラストの終わり方に続きがある感じなので、次回作が楽しみです。
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古典部シリーズ。 が、しかし、これは前作を読み直してから読むべきだった。うろ覚えで読むにはもったいないくらいの続きものである。
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