「言葉にできる」は武器になる。 の商品レビュー
「内なる言葉」で思考を深め,「外に向かう言葉」に変換する。それが言葉にするということだとトップコピーライターの著者は言います。自分の中の思いや考えに意識を向け,言葉を生み出す源泉である『思考』を鍛えることの大切さを教えてくれる一冊です。
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電通にてコピーライターとして活躍し、ジョージアやタウンワークなどで社会に刺さるキャッチコピーを生み出した著者が気持ちを言葉にするプロセスを提唱した一冊。 本書では「内なる言葉」と「外に向かう言葉」に分けて解説されていて、表現のテクニックではなく自分の気持ちを書き出して思考を深め...
電通にてコピーライターとして活躍し、ジョージアやタウンワークなどで社会に刺さるキャッチコピーを生み出した著者が気持ちを言葉にするプロセスを提唱した一冊。 本書では「内なる言葉」と「外に向かう言葉」に分けて解説されていて、表現のテクニックではなく自分の気持ちを書き出して思考を深めてから言葉を変換するということが書かれており自分の言葉が伝わらないというもどかしさの理由も分かり、勉強になりました。 ところどころにある図解や標語で述べられていることが整理でき理解も捗りました。 「なぜ」「それで?」「本当に」といった問いかけや複眼思考や時間を置いたセレンディピティといったことで自分の心と向き合い、思考を深化させていく手法は自分の言葉に自信を持たせてくれると感じ、比喩などの5つの表現技法と一歩先として紹介されている7つの手法は著者のキャッチーな言葉を生み出すための「内なる言葉」の力を増す秘訣であると感じました。 偉人たちの名言や例文をもとに解説されていて勉強になりましたが、そのなかでも修飾語ではなく、動詞を変化させるところは非常に印象に残りました。 本書を読んで、学んだことを活かして思考を深めるために「内なる言葉」に意識を向け、人を動かす言葉を発信していきたいと感じました。
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人に伝わる文章を書くためのノウハウがわかりやすく書かれた本。営業マン等、顧客にプレゼンをする人に参考になると思う。
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前半は思考系のアウトプット方法、後半は言葉のテクニック紹介。 自分がこの本を読みたいと思ったきっかけは、会話の中で言いたいことが「咄嗟に」出てこず歯痒い思いをしたから。 この本が対象にしている言葉はプレゼンやキャッチコピー等の「準備された言葉」であるため、自分の求めていたものとは...
前半は思考系のアウトプット方法、後半は言葉のテクニック紹介。 自分がこの本を読みたいと思ったきっかけは、会話の中で言いたいことが「咄嗟に」出てこず歯痒い思いをしたから。 この本が対象にしている言葉はプレゼンやキャッチコピー等の「準備された言葉」であるため、自分の求めていたものとは少々異なっていた。 それでも考えを深めるために付箋に書き出す、グルーピングする、並び替えるといった方法は参考になった。
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・ 言葉は思考の上澄みにすぎない ・ 言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である ・ サンテグジュペリが説いたように、自分が行いたいことや、やらせたいことを命令するのではなく、人の心をわくわくさせたり、ときめかせるしかないのだ ・ 「内なる言葉」...
・ 言葉は思考の上澄みにすぎない ・ 言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である ・ サンテグジュペリが説いたように、自分が行いたいことや、やらせたいことを命令するのではなく、人の心をわくわくさせたり、ときめかせるしかないのだ ・ 「内なる言葉」新居式を向け続ける習慣こそが重要である ・ 頭の中が悩みや思考でいっぱいになっていると、どうしても他の可能性を考えるスキマがなくなってしまう。そこで、今考えていること、つまり、頭の中に浮遊する内なる言葉をいったん頭の外に出すことで、考える余地を生み出すのだ ・ 頭がいっぱいになった=よく考えたと誤解してしまう ・ 内なる言葉へのアプローチ 1) なぜ?:考えが深まっていく 2) それで?:考えが進んでいく 3) 本当に?:考えを戻していく(そもそも) ・ 自分が今なにを考えているかを見失ってしまった際には、中傷度を上げて、よりコンセプトに近い内容を考えるようにすれば、出発点に戻ってくることができるようになる ・ アイデアのグルーピング 時間軸:過去・現在・未来 人称軸:自分・相手や他人 事実軸:本当・思い込み 願望軸:やりたい・やるべき 感情軸:希望・不安 ・ 自分の常識は、先入観であると心得る ・ 自分との会議を有意義にするのは、入念な準備しかない(午前に時間を取る、雑務は前日に片付ける、早めに寝る) ・ 想いをどれだけさらけ出せるか ・ 言葉を重ねて用いることで、力強さが加わり、伝わる速度や理解の深さはまるで違うものになる。(絶対は絶対にない、など) ・ 生きるとは呼吸することではない。行動することだ(ルソー) ・ 断言は人々を導く「旗」になる ・ ひとりの胸に深くしみいる言葉や、心を揺さぶる文章は、多くの人にも同じように響くものである。逆説的にいえば、誰にとってもわかりやすく書かれている言葉や文章であっても、たったひとりの心をも動かさないものは、誰の心も動かすことはない ・ ふたりの言葉法(ふたりにしかわからないコンテクストをいれる) ・ 体験の幅を広げることが、動詞の幅を広げることにつながる ・ 「〇〇って、△△だ」で新しい名前を付ける。できるだけ真逆の言葉の方がいい ・ 性質と本質:あらゆる性質は本質から生まれる。 ・ 会議と議論:ただ話し合うことが会議であり、意見をぶつけ合うことが議論 ・ 文句と意見:文句は否定でしかなく、意見は前進するきっかけになる ・ 意味と意義:意味はその事柄を行わなければならない理由であり、意義は積極的な理由 ・ 自分だけの「似て非なる言葉リスト」
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内なる言葉を可視化する重要性は非常に共感するし、重要だと思うけど、肝心の方法に目新しさが無かったのが少し残念。 言葉を書きなぐり、グルーピングして俯瞰する、これ1人でやるのが大変だから言葉が可視化されにくいんだよなぁって印象
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*たった一人に伝わればいい。が、いまの私にグサッとくる。 *言葉にするとは、内なる言葉と向き合うこと。そのための時間を確保する。これ、事業タスクだなと。だからなかなか出来なくて、だから難しい。 #言葉にできるは武器になる #梅田悟司
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だんだんと人前で話すことも増えてきた。 いかに理解してもらうか、注目してもらうか。 そして、いかに楽しんでもらえるか。 そんなことを考えていた時に出会った本。 日本語の飛び交う中で、思ったことをきちんと表現できることの大切さ… よくわかった。
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2017.3/18 我が子は残念なことに自分の思いを言葉にできない子のまま親元を巣立とうとしています...それは親の私が先回りして代弁してきてしまった弊害なんだろうと反省してます。苦労すると思うけど、こういう事に気付いてくれることを祈るばかり。ダメな親でごめんm(_ _)m
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トップコピーライターである著者が、言葉にするための方法を表した一冊。 後半部分の一部は、「伝え方が9割」で見たようなテクニック論もあったものの、それだけにとどまらず、そこに至るまでの考え方や注意点など、意識すべきことが網羅されています。 本書の核心は、冒頭に書かれているように、言...
トップコピーライターである著者が、言葉にするための方法を表した一冊。 後半部分の一部は、「伝え方が9割」で見たようなテクニック論もあったものの、それだけにとどまらず、そこに至るまでの考え方や注意点など、意識すべきことが網羅されています。 本書の核心は、冒頭に書かれているように、言葉をコミュニケーションの道具としてしか考えるのではなく、発するまでの意見を育てる必要があり、それをせずにテクニックに走っても無駄だということです。 コミュニケーションが重要と考えつつも、とかく小手先のテクニックに走りがちな最近の風潮に警鐘を鳴らしつつ、そうならないための考え方を丁寧に解説しているところは、他の本とは大きく違うところでしょう。 もちろん、事例も載っていますので、テクニックとしても十分ためになる一冊だと思っています。 <この本から得られた気づきとアクション> ・話すときにテクニックにとらわれず、内なる言葉を意識する ・この場合の思考のサイクルを実践してみる ・「常套句の排除」「先鋭化」「断定」「リズム」このあたりから実際に使っていける気がする <目次> 1 「内なる言葉」と向き合う(言葉で評価される時代 言葉には2つの種類がある―「外に向かう言葉」と「内なる言葉」 「内なる言葉」と向き合う 「人を動かす」から「人が動く」へ―言葉が響けば、人は自然と動きだす 最後は「言葉にできる」が武器になる) 2 正しく考えを深める「思考サイクル」(内なる言葉の解像度を上げる 「思考サイクル」で正しく考えを深める―内なる言葉を磨く全身思考法 自分との会議時間を確保する) 3 プロが行う「言葉にするプロセス」(思いをさらけ出す2つの戦略 日本語の「型」を知る 言葉を生み出す「心構え」を持つ)
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