「言葉にできる」は武器になる。 の商品レビュー
印象に残ってる言葉 ・言葉が意見を伝える道具ならは、まず、意見を育てる必要があるのではないか? ・言葉は思考の上澄みに過ぎない ・思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない ・内なる言葉を磨く唯一の方法は、自分が、今、内なる言葉を発しながら考えていることを強く意識した...
印象に残ってる言葉 ・言葉が意見を伝える道具ならは、まず、意見を育てる必要があるのではないか? ・言葉は思考の上澄みに過ぎない ・思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない ・内なる言葉を磨く唯一の方法は、自分が、今、内なる言葉を発しながら考えていることを強く意識した上で、頭に浮かんだ言葉を書き出し、書き出された言葉を軸にしながら、幅と奥行きを持たせていくことに尽きる。 ・①頭にあることを書き出す アウトプット ・②T字型思考法で考えを進める 連想と進化 ・③同じ仲間を分類する グルーピング ・④足りない箇所に気付き、埋める 視点の拡張 ・⑤時間を置いて、きちんと寝かせる 客観性の確保 ・⑥真逆を考える 逆転の発想 ・⑦違う人の視点から考える 複眼思考 ・自分の可能性を狭めているのは、いつだって自分である。 ・①たとえる 比喩・擬人 ・②繰り返す 反復 ・③ギャップをつくる 対句 ・④言いきる 断定 ・⑤感じる言葉を使う 呼びかけ・誇張・擬態 ・①たった一人に伝わればいい ターゲッティング ・②常套句を排除する 自分の言葉を豊かにする ・③一文字でも減らす 先鋭化 ・④きちんと書いて口にする リズムの重要性 ・⑤文章に躍動感を持たせる ・⑥新しい文脈をつくる 意味の発明 ・⑦似て非なる言葉を区別する 意味の解像度を上げる 内なる言葉を深く掘り下げて、とにかく外に出す。A4用紙やノートに付箋でよい、ならべる。 その言葉に、なぜ、それで、本当にで思考を進める。 それを時間・人称・事実・願望・感情などで重複しないようにする。 重複もなく漏れもなく。そして自分の常識は、先入観であると心得る。 と思います、と考える、が意志を弱めるので控える。 言葉に出来ないということは、言葉に出来るだけかんがえられていないことと同じである。 そのためこの本は言葉に出来るだけ考えを進める思考法から提示し、目的を達成するために出来ている。 ただ、コピーライターの文章なので普通の人が全てを真似ることはないと判断する。 とにかくアウトプットをし続けることが、まず一番だ。
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よく「英会話を習得したとしても、 論理が組み立てられなければ意味がないから 日本語をしっかり学ぶべき」 といわれます。 それと同じような発想だなと思いました。 確かに、 言葉を巧みに扱うことができたとしても それは表面的なものであって、 「内なる言葉」と向き合って 考えを深めることができなければ、 「外に向かう言葉」を使用することができません。 後半は、 「内なる言葉」に意識を向け続ける習慣を 身につけるための記述です。 後半がとても役に立ちました。 引用しているたとえ話が とても分かり易かったです。
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表現方法だと思ったが 本質は内なる自分と向き合う人生論だ。 自分と向き合う「内なる言葉」が「外に向かう言葉」に変わり、人の心を打つ。 もちろんそのためにテクニック的なものも学ぶべきだが それだけでは面白くない文章になる。 「全身思考法」 ①頭にあることを書き出す(アウトプッ...
表現方法だと思ったが 本質は内なる自分と向き合う人生論だ。 自分と向き合う「内なる言葉」が「外に向かう言葉」に変わり、人の心を打つ。 もちろんそのためにテクニック的なものも学ぶべきだが それだけでは面白くない文章になる。 「全身思考法」 ①頭にあることを書き出す(アウトプット) ②「T字型思考法」で考えを進める(連想と深化) ③同じ仲間を分類する(グルーピング) ④足りない箇所に気付き、埋める(視点の拡張) ⑤時間を置いて、きちんと寝かせる(客観性の確保) ⑥真逆を考える(逆転の発想) ⑦違う人の視点から考える(複眼思考) 日本語の型 ①たとえる(比喩・擬人) ②繰り返す(反復) ③ギャップを作る(対句) ④言い切る(断定) ⑤感じる言葉を使う(呼びかけ)(誇張・擬態) 言葉のプロが実践する、もう1歩先 ①たった一人に伝えればいい(ターゲティング) ②常套句を排除する(自分の言葉を豊かにする) ③一文字でも減らす(先鋭化) ④きちんと書いて口にする(リズムの重要性) ⑤動詞にこだわる(文章に躍動感を持たせる) ⑥新しい文脈をつくる(意味の発明) ⑦似て非なる言葉を区別する(意味の解像度を上げる)
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表現する上でのエッセンスを細かいステップで示してくれているので、文章を書く上で役立てられそう。文章にきちんと向き合い、足りないものを補ったり、表現を見直したりするための時間が必要。文を書くことには億劫になるが、早め早めに取り組むことが必要だとわかった。 印象に残ったフレーズ 言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある。 相手が聞きたいのは意見であって、言葉そのもので言葉を生み出す過程には、❶内なる言葉で意見を育てる、❷外に向かう言葉に変換する、という二段階が存在する。 あらゆる局面で湧き上がってくる感情を漠然とした括りで受け流すことなく、頭の中に浮かぶ複雑な思いと向き合うこと。その感情1つひとつを言葉として認識し、把握すること。 言葉に重みが生まれる、最大の理由。それは、言葉を発信する側の人間が、自身の体験から本心で語ったり、心から伝えたいと思うことによる必死さ、切実さに因るところが大きい。 相手を動かそうとすればするほど、相手の心は固く閉ざしてしまう。 その人の立場になりきって言葉を投げかけることである。 やらせたいことを命令するのではなく、人の心をワクワクさせたり、ときめかせるしかないのだ。 頭に浮かぶ言葉をそのままにしておくことなく、単語でも箇条書きでも紙に書いて、見える化する。すると、考え足りないところが見つかったり、自分の考えていることが表現しきれていない箇所に気づくことができる。 頭の中に浮かんでくる内なる言葉をとにかく書き出すことである。そして、目の前に書き出された内なる言葉を軸として、考えの幅を広げたり、奥行きを深めればいいのだ。
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私は伝えることが苦手だ。ってずっと思ってたけど、そうじゃなくてそれは自分の意見がしっかり持てていないから、整理出来ていないからなんだと分かった。言葉に出来ないことは分かってないことと一緒。やっぱり言葉にする力ってどこにいっても強いし、自分の人生を豊かに、そして可能性を広げてくれる...
私は伝えることが苦手だ。ってずっと思ってたけど、そうじゃなくてそれは自分の意見がしっかり持てていないから、整理出来ていないからなんだと分かった。言葉に出来ないことは分かってないことと一緒。やっぱり言葉にする力ってどこにいっても強いし、自分の人生を豊かに、そして可能性を広げてくれると思う。自分の内なる言葉を育て、磨いていきたい。
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言葉を生み出すのは決して直感や感覚ではない。緻密な思考とその訓練から生まれる。ぼんやり生きず、考えながら生きようと思う。
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電通のコピーライターの本。新聞広告と交通広告で気になって図書館で借りた。コピーの書き方の前に、考えを深めようという内容。 以下メモ。 ●発言や文章といった「外に向かう言葉」を磨くためには、自分の考えを広げたり奥行きを持たせるための「内なる言葉」の存在を意識すること。言葉は思考の上積みに過ぎない。 ●意味がわかりにくかったり相手の言葉に対して何も感じることがなかった場合、「言葉使いが下手だな」「もっとうまく言えばいいのに」という評価ではなく「言いたいことが整理されてないな」「薄っぺらな考えだな」「深くないな」という相手の人格に対するものが多く、人間は相手の言葉に宿る重さや深さを通じて、無意識に人間性を評価してしまう。 ●言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある。 ●自分の本当の気持ちに丁寧に向き合うことこそが、外に向かう言葉に変化をもたらすだけでなく人生を変えて行く。「こうしなければならない」といった本当の気持ちではない「あるべき自分」から発せられる建前が先行し続けてしまう。いつまでもどこかで借りてきたようなものになり迫力も説得力もない。 ●人を動かすと、人が動く、は似て非なる。前者は自分の意図するように仕向けるという強制的かつ受動的な意味合いが強い。後者は自らの意志で動き出すといった自主的かつ、能動的な行動を促すもの。船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに広大で無限な海の存在を説けばいい。 ●うれしい悲しい楽しいといった感情が単純化されたままだと解像度が低い。内なる言葉を手がかりに感情の根源へと踏み込んで行く。 ●人の気持ちに染み込んでいくような言葉や文章は、実に平易な言葉で書かれていたり、誰もが知っている単語によって成り立っていることが多い。 ●人は考えているようで、思い出している。考えを前に進めることではなく、過去の記憶を思い出そうとしている事実に気づくこと。 ●内なる言葉→なぜ?本当に?それで? ●自分との会議時間を作る。「会議」が入っているといって時間を作る。「ちょっと考えたいことがありまして」では、余った時間は生まれない。 ●努力する人は希望を配り、怠ける人は不満を語る ●人間は負けたら終わりなのではない、辞めたら終わりなのだ。 ●生きるとは呼吸することではない。行動することだ。 ●大きな目標があるのに、小さなことにこだわるのは愚かです。 ●恐れは逃げると倍になるが、立ち向かえば半分になる。 ●天分は持って生まれるもの。才能は引き出すもの。 ●楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。 ●多数の友を持つものは、1人の友も持たない。 ●人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。 ●「と思う」「と考える」の言葉を一度排除する。これはちょっと言い過ぎたなと感じてしまうのであれば自分の本気度が足りていない。しっくりくれば断言できる決意がある。 ●当事者同士しかわからない「ふたりの言葉」を使ってメールをする。 ●より読みやすくする方法。「一度書いてみた言葉や文章を口に出して読んでみる」こと。誰もが内なる言葉を使って頭の中で音読しているから。 ●動詞には意志が宿る。修飾語を工夫するのでなく動詞にこだわる。 ●「英語+する」を動詞として日常を過ごしていることが多すぎる。体験の幅を広げ動詞の幅を広げる。
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「書くこと」についての自分方法論を言語化していきたいので、最近は「書き方本」「国語本」も読書テーマです。この本は、電通コピーライター梅田氏著作の話題の本。広告コピーは、「書くこと」のなかでも、目的が明確で/なぜこのコピーになったかをプレゼンして/広告の結果をレビューして...と、...
「書くこと」についての自分方法論を言語化していきたいので、最近は「書き方本」「国語本」も読書テーマです。この本は、電通コピーライター梅田氏著作の話題の本。広告コピーは、「書くこと」のなかでも、目的が明確で/なぜこのコピーになったかをプレゼンして/広告の結果をレビューして...と、独りよがりでなくロジカルに「書くこと」を突き詰める行為のはず。「いい文章」でなく「目的達成のための文章」というビジネスライティングの指南書として、さすがの説得力でした。続きはブログへ https://hana-87.jp/
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後半は役に立った。 ふせんにサインペンで書いて、ノートにはりつけて、順番を入れ替えてみる、とか。 「あなたに伝えたいことがある」と最初につけてみる、とか。 声に出して読んでみる、とか。 でも前半の説明がすごく長いと思った。 丁寧に書いてくれているし、必要なんだろうけれど、そこま...
後半は役に立った。 ふせんにサインペンで書いて、ノートにはりつけて、順番を入れ替えてみる、とか。 「あなたに伝えたいことがある」と最初につけてみる、とか。 声に出して読んでみる、とか。 でも前半の説明がすごく長いと思った。 丁寧に書いてくれているし、必要なんだろうけれど、そこまでは求めていなかったみたい。
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自分の考えを伝えるのが苦手だと悩む人は多く、それらの問題を解決するために言葉遣いや文章術に関する本が多く出版されている。そういう伝え方のスキルは重要だが、多くの人は伝えたいことが無いからうまく伝えられないのではないか。この問題を解決するためには「内なる言葉(自分の頭の中にある考え...
自分の考えを伝えるのが苦手だと悩む人は多く、それらの問題を解決するために言葉遣いや文章術に関する本が多く出版されている。そういう伝え方のスキルは重要だが、多くの人は伝えたいことが無いからうまく伝えられないのではないか。この問題を解決するためには「内なる言葉(自分の頭の中にある考えや感情)」を完璧に理解することが大事である。 この本では「内なる言葉」の解像度を上げるための具体的な方法と、それが出来るようになった人向けに伝え方のスキルについて書かれている。 何かの問題を考えて頭の中がぐちゃぐちゃになったとき、人はその問題について考えつくしたと錯覚する。そういう思考のワナに陥らないための考え方の7ステップが書かれている。 7ステップの中の第一ステップはブレストだが、そこで終わらず思考を掘り下げて思考のワナに陥らない方法が書かれていた。7ステップを実行するには時間が掛かるため途中で挫折してしまいましたが、考え方のコツを知るという意味で勉強になるので読んで損は無いと思います。 後半の伝え方のスキルについても参考になることが多かったです。
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