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ラストレシピ の商品レビュー

4.1

108件のお客様レビュー

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2021/06/26

ミステリー好きな友人からオススメされたので、購入。 佐々木という1人の料理人が、とある中国人から依頼を受けて、幻のレシピを捜索する話。 ミステリー要素もあるが、それ以上に、レシピを作り上げた直太朗の、料理に対する情熱やストイックな姿勢が強く描かれた壮大なものとなっている。

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2021/05/10

料理は人を幸せにするもの。 戦争中に失われた究極のレシピをめぐり、過去と現在の描写を交互に織り交ぜて物語が進んでいく。構成が素晴らしく、読みながらどんどん引き込まれていった。 そして、読み終わってタイトルを見て、なるほどなと。 ミステリーや歴史物が好きな人にもおすすめできる...

料理は人を幸せにするもの。 戦争中に失われた究極のレシピをめぐり、過去と現在の描写を交互に織り交ぜて物語が進んでいく。構成が素晴らしく、読みながらどんどん引き込まれていった。 そして、読み終わってタイトルを見て、なるほどなと。 ミステリーや歴史物が好きな人にもおすすめできる作品です。

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2021/03/14

「包丁は君 鍋は母 食材は友 レシピーは哲学 湯気は生きる喜び 香りは生きる誇り できた料理は君そのもの それを食すは、君想う人」 「料理の鉄人」のディレクターのデビュー作。第二次世界大戦中に存在した天才料理人の料理に懸ける思いを書いた作品。「大...

「包丁は君 鍋は母 食材は友 レシピーは哲学 湯気は生きる喜び 香りは生きる誇り できた料理は君そのもの それを食すは、君想う人」 「料理の鉄人」のディレクターのデビュー作。第二次世界大戦中に存在した天才料理人の料理に懸ける思いを書いた作品。「大日本帝国食菜全席」一度も世間に出たことのないまぼろしの204品。そのレシピに隠された陰謀、家族への愛にじーんときます。

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2021/01/02

どんな料理も依頼人の記憶どおりに再現できる「最期の料理請負人」である料理人と、歴史を揺るがす秘密を抱えたレシピ集についての、時空を超えたミステリー。現代の東京と太平洋戦争時の満州国を舞台に描かれている。 ミステリーではあるけれども登場人物全員の感情の動きが見えて、私まで読んでい...

どんな料理も依頼人の記憶どおりに再現できる「最期の料理請負人」である料理人と、歴史を揺るがす秘密を抱えたレシピ集についての、時空を超えたミステリー。現代の東京と太平洋戦争時の満州国を舞台に描かれている。 ミステリーではあるけれども登場人物全員の感情の動きが見えて、私まで読んでいて泣きそうになった。展開がスピーディーで、あっという間に読み切ってしまったのが少し寂しい。久々に名作に出会ってしまった。 特に歴史と料理についての描写も細かくて、歴史の教科書以上に当時の様子が景色として浮かんできたり、味への想像がかき立てられたりした。最終的に、戦時中であるにもかかわらず国や文化、宗教を超えて様々な料理を研究してきた登場人物の好奇心の強さと、「料理は人を幸せにするもの。人を笑顔にするもの」という確固たる哲学にすごく感動した。今年は料理、頑張ろう…。

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2020/12/05

時代背景が世界対戦ごろと現代を 行き来してて次第に解けていく謎が 本当に深い。。。. 最後の優しさのどんでん返し!. まんまとやられたけど涙のスッキリ 食べてないのにお腹いっぱい

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2020/12/01

レシピを巡ってでこんなに面白いミステリーができあがるなんて!!!最高に楽しかった! 登場人物もスッキリしていて相関図がわかりやすくて良い お料理の描写が最高だったな、どれもおいしそう。 絶対音感ならぬ絶対味覚 自分が最後に食べたい料理って何だろう 決まったら絶対味覚の彼に作っ...

レシピを巡ってでこんなに面白いミステリーができあがるなんて!!!最高に楽しかった! 登場人物もスッキリしていて相関図がわかりやすくて良い お料理の描写が最高だったな、どれもおいしそう。 絶対音感ならぬ絶対味覚 自分が最後に食べたい料理って何だろう 決まったら絶対味覚の彼に作ってもらいたい 料理って美味しいだけじゃなくて楽しく幸せを感じながら食べてこそ美味しい

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2020/10/04

料理に関しては全くの素人でも、読みやすくて読む手が止まりませんでした。最後の結末には2回も驚かされました...!ミステリー的な要素もありつつ、心温まる、そんな小説です。

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2020/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名から、もう少しフワフワした軽い雰囲気の小説かと思っていたが、なかなかどうしてバランスの良い小説だった。ほどよく史実を追っていて、ほどよく大きな事件が起きて小説然としている。直太朗の失墜ぶりも痛ましかったし、暴力を振るわれていた幸が別れ際にコックの格好をして、愛情を表現した場面なんて、涙が出るくらいいじらしい。95%はうまく収まっているが、湯木の一件だけは「仕方なかった」じゃなく、もう一工夫加えて完全に楊の責任外にしてほしかったなあ。幸と佐々木の親子関係が最後に暴露されるのも、必然性が伴っているところが、ご都合主義っぽくなくてストンと落ちた。単純に、ずっと舞台が満洲だとしても面白そうだったな。

Posted byブクログ

2020/02/02

面白かった。 とても読みやすく、序盤から引き込まれました。 最後の展開は予想していましたが、読みごたえがありました。読後の余韻もよく、とてもうまく展開が描かれている と思います。ほかの作品もぜひ読みたいです。

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2019/12/08

映画化されたお話だったのね、知らなかった! 歴史が本当に苦手で歴史物の小説は避けて通って来ていたけれども、これはギリギリセーフ。 麒麟の舌、私も欲しい!

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