彼女の家計簿 の商品レビュー
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2018/11/04 最初は中々読み進められなかった…途中からばばばっと読んでまった。 独身シングルマザーの里里 過去を背負って独身を貫くNPO法人の晴美 厳しい時代に生きる加寿 欲しかった愛情を受けられず冷たいままの朋美 番外的に、出兵する前はマシだったのにダメンズ善吉 若さがほとばしる情熱的な木藤くん どうして母と娘はいつもこうなんだろね あと女同士ってのはややこしくも分かりあえるんだろね 不思議。女で生まれたからにはこれは永遠のテーマだわ
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仕事と家庭の両立、家庭を持つか持たないか 年齢も立場も 多種多様な女性が登場して その人なりに 不器用ながらも生活をしていきます 女性の 生きがいってなんだろうか・・・ 私の生きがいって何かしら?と深く考える本でした 読んだ人それぞれ共感する人物が変わると思います
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シングルマザーの里里。 娘の啓を育てている。 里里自身、母、朋子から愛情を注がれた記憶がない。 よそよそしい母親(朋子)は、私の母親に似ている。だから読んでいて違和感無かった。
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三世代の女性の生き方を考えさせられる。家計簿という日記帳になっているから読みやすくまた現在と過去を分けて語られ手法はわかりやすい。里里さんの父親はどうなってるんだっけ?など読み返さないと⁇っていう部分もあるけれど、読後はスッキリ気持ちいい。 解説がこの作品の良さを説明している。
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初めましての作家さん。 以前から読んでみたいと思っていた作家さんです。 タイトルに惹かれ、装丁に惹かれ、手にしました。 シングルマザーの里里。 誰の助けも借りずに娘の啓を育てている。 里里自身、母、朋子から愛情を注がれた記憶がない。 そして、現在も母は里里を助けることを拒んでいる。 そんな母、朋子もまた母から愛情を受けていないと思っている。 なぜなら、朋子の母は、朋子が幼少時に母は家出ののち心中したと聞かされていたから。 ある日、里里のもとに、母朋子から郵便物が送られて来る。 中に入っていたのは、古い数冊のノート。 戦前、五十鈴加寿という女性がつけていた家計簿だった。 五十鈴加寿は、里里の祖父と朋子の家族だというが、里里には全く心当たりがない。 恐る恐る、家計簿を読み始めると、五十鈴加寿は心中したと言われる祖母であることがわかった。 自分と母の関係。 家族のこと。 今まで知らなかったことを、少しずつ知っていく里里。 明日のために、知らなければならないことだった。 いいですねぇ… 読み始めたら止まらなかった。 一気読みでした。 他の作品も読んでみたい!
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シングルマザーになった里里は、幼い頃から母の愛情を受けた記憶がない。 子供を産んでからも母とは疎遠。 そんな母が、ある団体から送られてきた五十鈴加寿という女性の家計簿を転送してきた。 加寿というのはどうやら、母が幼い頃に男と逃げて心中したと言われている祖母のよう。 ここには母が自...
シングルマザーになった里里は、幼い頃から母の愛情を受けた記憶がない。 子供を産んでからも母とは疎遠。 そんな母が、ある団体から送られてきた五十鈴加寿という女性の家計簿を転送してきた。 加寿というのはどうやら、母が幼い頃に男と逃げて心中したと言われている祖母のよう。 ここには母が自分を愛さない理由があるのでは…と里里は思い、読み始める。 それぞれの時代の女性の生き方と母娘の関係が興味深い。 2017.11.12
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図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) シングルマザーの里里の元へ、疎遠にしている母親からぶ厚い封筒が届く。五十鈴加寿という女性が戦前からつけていたという家計簿だ。備考欄に書かれた日記のような独白に引き込まれ読み進めるうち、加寿とは、男と駆け落ち自殺したと聞く自分の祖母ではないかと考え始める。妻、母、娘。転機を迎えた三世代の女たちが家計簿に導かれて、新しい一歩を踏み出す。 読まれた方のレヴューを読んで興味を持って読み出したんですが、想像とはちょっと違ったものでした。 里里がなぜシングルマザーを選んだか、彼女の母親との関係なんかが希薄すぎてあれ?でした。 もうちょっとページ数を増やして人物の描写をふやせなかったものか。良い題材素材だけに大味になった感が残念。
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シングルマザーの里里の元へ送られてきた祖母・加寿の家計簿。結婚後の戦前から記帳されているその家計簿の備考欄には、彼女の日記も書かれていた。転機を迎えた三世代の女性が、家計簿に導かれて新たな一歩を踏み出す長編小説。 人生には困難がつきものである。特に女性はいろんな壁を突き破って行か...
シングルマザーの里里の元へ送られてきた祖母・加寿の家計簿。結婚後の戦前から記帳されているその家計簿の備考欄には、彼女の日記も書かれていた。転機を迎えた三世代の女性が、家計簿に導かれて新たな一歩を踏み出す長編小説。 人生には困難がつきものである。特に女性はいろんな壁を突き破って行かなければならない。戦時中の加寿の独白には夢の実現を果たしたい気持ちと、家という旧来の観念に押し潰されそうな感情が入り交じる。自分の道は自分で決めて自分で始末する。大きな志が世代を越えて人の心を動かすという、壮大なドラマに胸を打たれた。
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