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彼女の家計簿 光文社文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/07/12 |
JAN | 9784334773205 |
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彼女の家計簿
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商品レビュー
3.8
108件のお客様レビュー
このタイトルから、お金のやりくり的なストーリーかと思いきや、全然違って女性の生き方を描いた内容でした。 シングルマザーの里里の元に、疎遠にしている母親から古い家計簿が転送されてきます。 その家計簿をつけていた五十鈴加寿という女性は、男と駆け落ちした挙句心中したと聞かされていた、...
このタイトルから、お金のやりくり的なストーリーかと思いきや、全然違って女性の生き方を描いた内容でした。 シングルマザーの里里の元に、疎遠にしている母親から古い家計簿が転送されてきます。 その家計簿をつけていた五十鈴加寿という女性は、男と駆け落ちした挙句心中したと聞かされていた、里里の祖母と思われ、家計簿の備考欄に書き込まれている日記のような独白を読み進めるうちに、加寿の人生が浮かび上がってきて・・。 本書は里里の視点と、件の家計簿を発見した女性就労支援NPO「夕顔ネット」の代表・晴美さんの視点、そして加寿さんの家計簿の記述が交互に展開していく構成となっております。 本書に登場する女性達は、立場は様々ですが皆一様に一筋縄ではいかない事情を抱えて生きているわけで、その辺のほろ苦さが胸にキュっとくるものがありますね。 家計簿をつけていた加寿さんの人生も、戦時中ならではの大変さと併せて当時の男尊女卑な風潮という時代的な生きづらさが伝わってきましたが、個人的に「夕顔ネット」の晴美さんの過去の出来事が壮絶すぎて唖然となりました。 晴美さんは十字架を背負ったように生きていましたが、私見を言わせていただくと、"悪いのは男やろー!"って感じです(あと、相手の女性も病み過ぎでしたよね・・)。 で、その最低男がその後しれっと結婚していて(しかもデキ婚(-_-;))、久しぶりに晴美さんにコンタクトを取ったのも結局セールス目的だったのには、"コ、コイツ・・終わってる"と呆れてしまった私です。 てか、本書に登場する男性陣って、前述の晴美さんの元交際相手といい、里里の不倫相手&啓ちゃんの父親といい(養育費払って!)、加寿さんの夫&里里の祖父の善吉といい(働かないクセに偉そうにすな!)、「夕顔ネット」に駆け込んできた、みずきさんへのストーカー男といい(コイツは論外!)・・まさに、ダメんず万博ですわ(本日万博開幕したことですし(*‘∀‘))。 ・・と、ついプリプリしちゃいましたが、だからこそ悩みながらも頑張って生きている女性達にエールを送りたくなりました。 そんな訳で、なかなか深めの内容でしたが前向きな気持ちになれる読後感で良きでした。 因みに私は、家計簿を付けたことも無ければ付ける気もない、どんぶり勘定を通り越した、ザル勘定(?)人間でございます~(;・∀・)
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現代の時間軸とは別に、戦時中の家計簿(とはいえほとんど日記のようなもの)の話もあり、登場人物の関係性も絶妙に複雑で、読むのに時間をかけてしまった。巻末の解説は、ネタバレなしであらすじがまとめられているので、先にこちらを読んでしまうのもありです。 子供がいても(いなくても)様々な理...
現代の時間軸とは別に、戦時中の家計簿(とはいえほとんど日記のようなもの)の話もあり、登場人物の関係性も絶妙に複雑で、読むのに時間をかけてしまった。巻末の解説は、ネタバレなしであらすじがまとめられているので、先にこちらを読んでしまうのもありです。 子供がいても(いなくても)様々な理由でひとりで子育てや生活をこなしていかなければならないのは現代では最早驚かれることでもない話。 誰かと一緒に生活するということは、新しい役割が生まれるということ。妻であり、母であり、学校の先生であり、それでもひとりの人間として、いちばん自分らしく生きられる道をどうやって選択していくのか。最適解は人それぞれで、自分は納得しても周りからは良く思われないかもしれない。実はいちばん近い家族からの理解を得られないことも往々にしてあるので、妥協して家族をこなしている人も、多いのではないでしょうか。 誰もが気になった加寿さんの行方ですが、後半から展開が読めて予想通りでした。そのような結末になったきっかけがまた複雑というか…自分の思い通りには上手くいかないものだなぁ。個人的には木藤先生との控えめなロマンスは好きでした。
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仕事忙しいときは軽めの本! と思って読み始めた本でしたが、過去と現代を行き来して、最初はでてくる人々の繋がりも掴めずでライトではなかったです。タイトル違えば読む人増えそうな。 途中までは正直入り込みにくく、読むのに日数がかかりました。中盤からは怒涛の展開。後半だけでいえば⭐︎4つ...
仕事忙しいときは軽めの本! と思って読み始めた本でしたが、過去と現代を行き来して、最初はでてくる人々の繋がりも掴めずでライトではなかったです。タイトル違えば読む人増えそうな。 途中までは正直入り込みにくく、読むのに日数がかかりました。中盤からは怒涛の展開。後半だけでいえば⭐︎4つです。
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