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ジャッジメント の商品レビュー

3.6

109件のお客様レビュー

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2017/11/06

2017/11/6 913.6||コバ (3階日本の小説類) 新たに“復讐法”が制定された世の中。“復讐法”それは犯罪者と同じ被害内容で合法的に刑罰として執行することが許される法律。 ただし、自らの手で。 復讐法を選び執行人となった被害者遺族、それを見守る応報監察官、それぞれ...

2017/11/6 913.6||コバ (3階日本の小説類) 新たに“復讐法”が制定された世の中。“復讐法”それは犯罪者と同じ被害内容で合法的に刑罰として執行することが許される法律。 ただし、自らの手で。 復讐法を選び執行人となった被害者遺族、それを見守る応報監察官、それぞれの心情が描かれた作品。 短編ながら読み応えあります。

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2017/10/09

2017.10.09 奥が深い。人は人のことなんて簡単にはわからない。知ってるつもりが実は、が多いことを最近強く感じている。この本もそうだ。結構、自分で感じたり、本人の軽い言葉だけで判断してしまうことがいかに多いか!人の感情なんて深い、深〜いものなのだと教えてくれる。入り込もうと...

2017.10.09 奥が深い。人は人のことなんて簡単にはわからない。知ってるつもりが実は、が多いことを最近強く感じている。この本もそうだ。結構、自分で感じたり、本人の軽い言葉だけで判断してしまうことがいかに多いか!人の感情なんて深い、深〜いものなのだと教えてくれる。入り込もうとしない限り、知ることは出来ない!

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2017/10/07

考えさせられる話。 復讐にかんしての是非は、当事者にしかわからない事、感じない事を第三者の主観でどちらが正しいのかなんて分からない。 自分ははたして愛する人を失った時にどうするのだろうかなと

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2017/10/03

【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207083

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2017/07/25

なんとなく手に取った本であるのに、深い意味合いの持った本であった。 凶悪犯罪の増加で、、日本が、今までの刑罰の法律と、「復習法」が、20××年に施行された。 今でも、新聞で、凶悪犯罪が、掲載されていると、被害者の身内は、どんなにか辛いだろうと、思ってしまう。 幼き子供の虐待、...

なんとなく手に取った本であるのに、深い意味合いの持った本であった。 凶悪犯罪の増加で、、日本が、今までの刑罰の法律と、「復習法」が、20××年に施行された。 今でも、新聞で、凶悪犯罪が、掲載されていると、被害者の身内は、どんなにか辛いだろうと、思ってしまう。 幼き子供の虐待、育児放棄など、子供への愛情は無いのだろうか?と、、、、 もし、自分だったら、同じ目にあわしてやりたいと、思が、本当に、それが、自分にできるであろうか? 悪魔へ魂を売るかの如く、自分を夜叉にならなくては、執行することは、難しい。 何も、していないのに、とばっちりで、亡くなった人などの身内は、何へうっぷんを、恨みを投げかければ済むのだろう。 愛しき子供、優しかった祖母、慕ってくれた弟や愛した恋人や子育てに一番関心を持ってくれた母親、虐待を受けても母親をかばった息子、虐待された妹。 亡くなった人達の人生も語られるが、身内は、今まで生きていてくれたことの有難さ、平凡に過ごしていた生活の180度も変わる人生を歩まないといけない。 被害者は、元の世界に戻れない。 身内は、ハムラビ法典の「目には目を歯には歯を」という復讐を出来るのであろうか? 10歳の少年が、親からの虐待に、妹を守れなかった選択肢は、なんと小説であっても、悲しいと、思った。 自分の立場になったら、その時どうする。と、問いかけられている小説であり、犯罪を判決するには、、難しい問題であると、、、、、深く感じてしまった小説であった。

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2020/06/02

イスラム教では「目には目を、歯には歯を」という言葉がある。昔の日本にも仇討ちというしきたりもあった。復讐というのは、被害者が加害者に対する合法的に罰を与えられる良い機会なのかもしれない。本当にそうだろうか。本作品は、罰は罪しか生まないことを示唆している。復讐は被害者の関係者を癒す...

イスラム教では「目には目を、歯には歯を」という言葉がある。昔の日本にも仇討ちというしきたりもあった。復讐というのは、被害者が加害者に対する合法的に罰を与えられる良い機会なのかもしれない。本当にそうだろうか。本作品は、罰は罪しか生まないことを示唆している。復讐は被害者の関係者を癒すのに手っ取り早い手段だと思う。でも、実際は復讐で心が晴れることはない。じゃあ、どうするんだ!人類は解を見つけていない。そこが司法の限界なのかもしれない。

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2017/06/24

犯罪者から受けた被害内容と同じことを合法的に刑罰として執行できる『復讐法』が施行された世界。復讐法を選択した被害者遺族は、復讐心を満たすことが出来る一方、その復讐は自分自身で行わなければならない。息子をリンチの末に殺された父親、祖母を殺した娘に復讐する母親、通り魔殺人の犯人に対し...

犯罪者から受けた被害内容と同じことを合法的に刑罰として執行できる『復讐法』が施行された世界。復讐法を選択した被害者遺族は、復讐心を満たすことが出来る一方、その復讐は自分自身で行わなければならない。息子をリンチの末に殺された父親、祖母を殺した娘に復讐する母親、通り魔殺人の犯人に対して復讐法を選択するか悩む遺族たち、息子を有名な霊能力者に殺された母親、虐待の末に妹を殺した母と内縁の夫に復讐を決意した10歳の兄。彼らの復讐は、果たして正しく成されるのだろうか。 法の内容も展開も(帰り道で関係者に遭遇しすぎとか警備とか守秘具合が雑とか)わりとツッコミどころが多いような気もするんだけど、抱える闇も問題提起も非常に力強く心動かされるものばかりだった。その分、その後の掘り下げが放りっぱなしすぎてもったいない。読者に考えてほしいのかもしれないけど。内容が濃いので一話を一冊分くらい書いてもいいぐらい。犯人はじめ関係者の嫌な人が本当に嫌な人でキツイ。二話と五話が辛いけど好きだった。三話の選択が無罪放免か復讐法かの二択って無理があるような。

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2017/06/16

『復讐法』とは 凶悪な事件が起きた時、被害者または遺族は 被害内容と同じことを加害者に執行できる法律だ。 物語を読みながら、ずっと 『あなたならどうしますか?』と問われ続けているようで 読み終わって二日が経った今もまだ 『私だったら・・・』と考えてしまいます。 でもどれだけ考え...

『復讐法』とは 凶悪な事件が起きた時、被害者または遺族は 被害内容と同じことを加害者に執行できる法律だ。 物語を読みながら、ずっと 『あなたならどうしますか?』と問われ続けているようで 読み終わって二日が経った今もまだ 『私だったら・・・』と考えてしまいます。 でもどれだけ考えて出した答えであっても、 きっと正解にはならないのでしょう。 小説の中で、大切な人を殺された人たちは 復讐をしても、しなくても、途中で止めても 皆、もがき苦しみ被害者遺族であるにもかかわらず まるで自分が加害者であるかのような罪悪感に苛まれます。 ただ一つ真実なのは、 『やられたら、同じようにやり返せばいい』というような単純な発想では、悲しみも悔しさも何一つ晴らすことはできないということ。 『不謹慎狩り』『不寛容の時代』といわれる今の世の中で 改めて人を赦すということの難しさを 思い知らされた気がします。

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2017/06/12

被害者遺族が自らの手で、犯人へ同じように報復する『復讐法』が認められた社会。 1人の『応報監察官』の目を通し、刑罰と報復を問う。 第33回小説推理新人賞受賞作。 リンチ殺人や虐待事件などの報道を見て、「加害者も同じ目にあわせればいいのに」と思ったことのある人も多いはず。かく言...

被害者遺族が自らの手で、犯人へ同じように報復する『復讐法』が認められた社会。 1人の『応報監察官』の目を通し、刑罰と報復を問う。 第33回小説推理新人賞受賞作。 リンチ殺人や虐待事件などの報道を見て、「加害者も同じ目にあわせればいいのに」と思ったことのある人も多いはず。かく言う私もあります。それを行うのは自分ではないと確信があるから言えることでもあります。 本書では遺族が選択し実行する・またはしない苦悩が書かれていますが、きっとどのようなことをしても彼らの気が晴れるということはないのでしょうね。 答えを出すのはとても難しいテーマではありますが、ラストの言葉はなんだか本題とはずれてしまっているように感じられたのが残念です。

Posted byブクログ

2017/06/09

復讐法。もし私が大切な人を失ったら、この法律にきっと縋ってしまうだろう。大切な人を「突然」失った気持ちは、どんなに他人が想像したところでわかりはしない。成立していない法律だからなんとでも言えるのだが、反対している人々は、本当にそこまでの想像ができているだろうか。 復讐法では、執行...

復讐法。もし私が大切な人を失ったら、この法律にきっと縋ってしまうだろう。大切な人を「突然」失った気持ちは、どんなに他人が想像したところでわかりはしない。成立していない法律だからなんとでも言えるのだが、反対している人々は、本当にそこまでの想像ができているだろうか。 復讐法では、執行の際相手と対話することができる。だがもし、相手が命乞いをしてきたら。もし、相手の言い分に自分が納得してしまったら。 私はそれでも復讐するのだろうか・・・自問自答したものの答えは出なかった。

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