夜を乗り越える の商品レビュー
又吉氏3冊目。 こちらは小説ではなくエッセイ。それにしても又吉さんは本当に文学が好きなんだなと感じた。自分は太宰治も芥川龍之介も読んだ事はないからわからないが、彼らの影響を多大に受けているのだろう。今後又吉さんの影響を受けて文学の道を選びました、なんて人も出てくるだろう。 しかし...
又吉氏3冊目。 こちらは小説ではなくエッセイ。それにしても又吉さんは本当に文学が好きなんだなと感じた。自分は太宰治も芥川龍之介も読んだ事はないからわからないが、彼らの影響を多大に受けているのだろう。今後又吉さんの影響を受けて文学の道を選びました、なんて人も出てくるだろう。 しかし、真面目に笑いを考える芸人さんはほんとすごいと思う。
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芸人であり芥川賞作家でもある 又吉直樹が読書についての思いを綴った新書 1章.文学との出会い 2章.創作について 3章.なぜ本を読むか 4章.僕と太宰治 5章.なぜ近代文学を読むのか 6章.なぜ現代文学を読むのか と6章に分かれて書かれている 個人的には読んでいて 3章 5章 ...
芸人であり芥川賞作家でもある 又吉直樹が読書についての思いを綴った新書 1章.文学との出会い 2章.創作について 3章.なぜ本を読むか 4章.僕と太宰治 5章.なぜ近代文学を読むのか 6章.なぜ現代文学を読むのか と6章に分かれて書かれている 個人的には読んでいて 3章 5章 6章が本題にそって語られていて 1章 2章 3章は本に対する出会いや創作と言ったエッセイ として読みときました 自分の場合本を読むのが遅いからか たまに声に出して読むことがあるのですが 6章で声を出して読んでいて 好きな現代作家への思いが強く書かれていて 又吉直樹を少しでも知る人ならあの作家が好きと言うことを ご存じだと思いうのですがその思いが 伝わってきたのか気づくと涙があふれていることに 読んでいてびっくりでした^^;;
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時折読み返したくなる大切な一冊。私にも夜を乗り越えるために本が必要な時があり、この本にもたくさんの力を与えてもらった。又吉直樹の文章には落ち着きと温もりがある。世界は白と黒の二色ではなくグラデーション。正解、不正解だけではなく、どうしようもない状況というものが存在するということを...
時折読み返したくなる大切な一冊。私にも夜を乗り越えるために本が必要な時があり、この本にもたくさんの力を与えてもらった。又吉直樹の文章には落ち着きと温もりがある。世界は白と黒の二色ではなくグラデーション。正解、不正解だけではなく、どうしようもない状況というものが存在するということを再認識。
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読み進めながら心が震えた。 又吉さんが太宰治や芥川龍之介に救われたように、私も又吉さんの作品を読むと心が救われる。 大人になっても自意識が強く、不器用で、うまくバランスが取れない、そんな自分を受容してもらえたような気持ちになる。 人間は、人から「強くなれ」と言われるよりも「弱く...
読み進めながら心が震えた。 又吉さんが太宰治や芥川龍之介に救われたように、私も又吉さんの作品を読むと心が救われる。 大人になっても自意識が強く、不器用で、うまくバランスが取れない、そんな自分を受容してもらえたような気持ちになる。 人間は、人から「強くなれ」と言われるよりも「弱くてもいい」と認められた時にこそ安心し、本当の意味で強くなれる。 又吉さんも太宰らと同様に、彼の"弱さ"を世間に示すことで、多くの人を救ってきているであろう(もちろん私もその一人だ)。 彼のような奥深く慈悲的な人間になりたい。 そのためにもこれからも、読書を続けていこう。
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又吉が大好きで本を読み漁ってます ずっと自分の中にあったけど言葉にできていなかった感覚が、又吉のお陰で形になってきている感じがして嬉しい
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小説を読むことで擬似体験ができる。様々な考え方を取り入れることまでもしなくても、ただ別の考え方があるということを知るだけでも、自分の頭で考えることができるようになる。 経験上、仕事が専門職の人は判断を白か黒で判断しがちなので特に読んだ方がよいと感じる。
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図書館で司書おすすめコーナーに置いてあったので借りた。 又吉がどんな風に本を読んでいるかのエッセイ的な本。 「自分を文化人と言ってくる人は、又吉直樹の芸人としての側面を無効化しようとしている」というくだり刺さった。 先輩芸人が又吉のことを「今はもう芸人やなくて作家先生じゃないで...
図書館で司書おすすめコーナーに置いてあったので借りた。 又吉がどんな風に本を読んでいるかのエッセイ的な本。 「自分を文化人と言ってくる人は、又吉直樹の芸人としての側面を無効化しようとしている」というくだり刺さった。 先輩芸人が又吉のことを「今はもう芸人やなくて作家先生じゃないですか〜」って言う時のあのいやらしさ、あったな〜。最近は見ないけど。 本についてのスタンスはとてもハードルが低く門戸を広く持っているようだ。 前半部分で深く納得させられているので、ここも又吉が言うならそうかな?という気になる。 本を批判するときに「共感できなかった」と言う人間へのコメントはすごく良かったな。 「あなたの世界が完成形であって、そこからはみ出したものは全部許せないというスタンスってなんだろうと思うんです。」 これに尽きる。 何かを貶したいとき、「知らない笑」とか「分からない笑」とか言う人も同じ感覚を持っている。 自分の洗練された選んだ世界には入ってくる資格のないものだという驕りというか。 わかる、わかるよ〜!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近、NHKラジオから又吉さんが気になり始め『第二図書係補佐』を読みすっかりワールドに入り込んだ。 読書は大好きだけどあまり読まない文学の世界が気になり始めた。 図書館で借りた本だけどメモすることがいっぱいあり何度も読み返したくなる。 この本から読みたい本がまたまた増えてしまった。ひとまずなんとなく手元にあるけど読んでいない中村文則さんの本を読み始めるタイミングを貰ったかも。 火花も気になるし。 下手なビジネス書よりも又吉さんの言葉が心に刺さった。 本の中に答えはない。答えは自分の中にしかない。
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自己啓発本や現代文学しか読まない自分にとって、近代文学を読んでみようかなと思えるきっかけとなった。 太宰治、芥川龍之介、夏目漱石…。又吉さんが各作家の各作品について熱く語っており、興味のない私ですら読んでみようと思える内容であった。 やはり名作と言われる作品には名作と言われる所以...
自己啓発本や現代文学しか読まない自分にとって、近代文学を読んでみようかなと思えるきっかけとなった。 太宰治、芥川龍之介、夏目漱石…。又吉さんが各作家の各作品について熱く語っており、興味のない私ですら読んでみようと思える内容であった。 やはり名作と言われる作品には名作と言われる所以があると思う。 まずは太宰治の人間失格、斜陽から読んでみよう。
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「なぜ本を読まなければいけないのか?」と質問を受けることがあるが、それに対し自分なりに時間をかけて逃げずに説明してみようということで書かれた本書。 色々と書かれていますが、読書の効用としては考える視点が増えるということが何度も書かれています。読書は読書好きだけでなく、普段読書し...
「なぜ本を読まなければいけないのか?」と質問を受けることがあるが、それに対し自分なりに時間をかけて逃げずに説明してみようということで書かれた本書。 色々と書かれていますが、読書の効用としては考える視点が増えるということが何度も書かれています。読書は読書好きだけでなく、普段読書しない人にもしてほしいとも。 最後の方でお薦めの近代文学と現代文学が紹介されています。知らない作家さんが多かったので今度読んでみようと思いました。
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