あとかた の商品レビュー
読みやすくスルスル読めました。 全体的に暗くて切なくて…その雰囲気が好きでした。 うろこは比較的明るい内容でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
薄く関わりあった短編集。1番好きだったのは「うろこ」。なんとも健気な雰囲気で終わる。ガリベン君とハーフの美女はこの先結ばれるのだろうか。ずっとガリベン君は傷ついたこのこが捨てたコンタクトレンズを拾っていて欲しい。
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千早茜さんの本が好きで読んだ。 やっぱり面白かった〜恋愛のリアル、共感できるところが結構あった 特に「うろこ」が好きだった
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なにかしらのかたちを欲しがってしまうよねー、ほんと とても好きだったので他の作品も読んでみようと思いました
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とっても好きな作品でした。 結婚適齢期になって周りが次々と結婚していくなか焦る気持ちや、収入の安定しない形で夢を追う夫婦を「可哀想」に思いながらも羨む、とある女性の気持ち。家庭環境に難がありながらも必死に勉強をして有名国立大学に進学したものの、本当の自分を見られている気がしなくて...
とっても好きな作品でした。 結婚適齢期になって周りが次々と結婚していくなか焦る気持ちや、収入の安定しない形で夢を追う夫婦を「可哀想」に思いながらも羨む、とある女性の気持ち。家庭環境に難がありながらも必死に勉強をして有名国立大学に進学したものの、本当の自分を見られている気がしなくて、少しでも努力を怠れば自分が自分でなくなってしまうかもしれないという漠然とした不安と付き合っている男子大学生の気持ち。……そんな彼らの心情描写があまりに生々しく、自分を重ねて読んでしまいました。 不倫を描いたお話も多かったですが、読み終えた後には不思議と暖かさが広がるような心地がしました。 連作短編集となっていて、一話ごとに別話の登場人物が垣間見える瞬間にも、ワクワクしながら読むことが出来ました。
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"男ともだち"のハセオ然り、茜さんが描く爛れた感じの人物が渋くて個人的には刺さる。今回で言うところのサキちゃん、千影さん。それぞれの強い信念のようなものに惹かれる一方で、実は内面に脆さを抱えているあたり人間味があって好き。
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登場人物が変わっていくオムニバス形式の小説。 婚約者がいるのに別の男性に抱かれる私。ただ彼は実体があまりないように感じる。変化を恐れる私に彼は変化しないことなんてあり得ないと諭してくる。 恋愛は恋愛でも綺麗な恋愛ではなくて歪んでいるものばかりの短編集だった。 結婚って何なんだろう...
登場人物が変わっていくオムニバス形式の小説。 婚約者がいるのに別の男性に抱かれる私。ただ彼は実体があまりないように感じる。変化を恐れる私に彼は変化しないことなんてあり得ないと諭してくる。 恋愛は恋愛でも綺麗な恋愛ではなくて歪んでいるものばかりの短編集だった。 結婚って何なんだろうなぁ。 不倫もする人はするししない人はしないって聞くし。 男の人のが浮気するイメージはあるけど女の子もこういうのを見てると案外軽くしてしまうものなのかなぁ難しい。
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難しいなぁ〜。 言いたいことは理解出来ますよ。でも、共感とかじゃないんだよなぁ〜。率直に表現すると『面倒い』かなぁ。この独特な表現が著者が評価される点なのでしょうか?好き嫌いが強めに分かれる作品だと思いました。
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連作というのか、短編集だけど、登場人物がつながっている。 短編集は気軽に読めて好きだが、読み足りないと思うことも多いので、前に出てきた登場人物のその後が知れるのはすごく嬉しい。 基本的には不倫などの一般的に賛同しかねる関係の人たちの話ではあるが、沼る前に相手から別れを告げられた...
連作というのか、短編集だけど、登場人物がつながっている。 短編集は気軽に読めて好きだが、読み足りないと思うことも多いので、前に出てきた登場人物のその後が知れるのはすごく嬉しい。 基本的には不倫などの一般的に賛同しかねる関係の人たちの話ではあるが、沼る前に相手から別れを告げられたり、色々な分かれ方をする。 配偶者に知られた、というような描写がないのも良い。 羨ましい、と思うような描写もなくだから一歩引いて読めて良かったのかもしれない。
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やってることは綺麗じゃないのに 文と表現力が綺麗すぎて内容が美しく見えて悔しい気持ちになった。 好きじゃないジャンルだと思ってたのに 捲る指は止まらない。 多分また読み返しそう。そしたら感じ方違う気がする。他の作品も見たいな。
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