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天才 の商品レビュー

3.3

189件のお客様レビュー

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    19

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  4. 2つ

    20

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2018/12/16

さらさらとした感じ 石原慎太郎が田中角栄をこんな風に書いていること自体が あーもう何十年も経ったんだな・・ってことを実感させてくれる。

Posted byブクログ

2016/08/10
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 小説を通して「田中角栄は天才だったけど、アメリカの利益に沿わぬことをやったばかりにハメられて失脚しちゃったんだよね」ということが書いてある。  毀誉褒貶ある作家だけれども、今現在の石原慎太郎にしか書き得ない本、という意味では意義のあるものだったのではないかしらん。  ただ、田中角栄の評伝的なものを求めるのであれば、本書の参考文献にあるような書籍を当たったほうがいいように思う。  で、今回一番引っかかったのはオビの文言。オビ部分の引き文句に相当するのって、小説部分じゃなくて、むしろ巻末にある長い後書き部分のことだと思うので。  やはりそこは「角栄のことを書いた」というよりも「日本は未だアメリカの占領下にある」的な指摘のほうが作者としては大事なんだろうなぁ、と読んだ。

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2016/08/09

「あの石原さんが、田中角栄を一人称で描いた」話題の書。 出来事を書物から拾い、自伝風に仕上げた感じがします。本人が語っているようで、他の本を読んだことのある読者にしたら、違和感を感じることでしょう。 「角栄さんならこんなふうに感じないんじゃないかな」と、いうふうに。

Posted byブクログ

2016/07/30

田中角栄は功罪の両面を持つ。 日中国交正常化や資源外交はすごい事だけど、金権政治は事実だと思う。それと高度成長期だった事も追い風だった。 個人的に好きか嫌いと言ったら、好きなのかもしれない。今の政治家にはないスケール感。 安倍のように浅い知識で、一面的なやり方しか出来ない政治家に...

田中角栄は功罪の両面を持つ。 日中国交正常化や資源外交はすごい事だけど、金権政治は事実だと思う。それと高度成長期だった事も追い風だった。 個人的に好きか嫌いと言ったら、好きなのかもしれない。今の政治家にはないスケール感。 安倍のように浅い知識で、一面的なやり方しか出来ない政治家に比べれば、はるかに懐ろが深い。田中角栄だったら今の中国とも相対しながら、日本を受け入れさせることも出来たかもしれない。 ところで、石原慎太郎の文章もすっかり年寄りになってしまったな。なんとなくダラダラ書いているだけになってしまっている感じがする。

Posted byブクログ

2016/07/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

石原慎太郎が一人称で田中角栄を描く。何とも不思議な感じだが、読み進めていくうちに石原慎太郎が描く角栄ワールドに引き込まれていった感があった。これを事実と捉えるかは別として、読み物としては楽しめた。

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2016/07/27
  • ネタバレ

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幼い頃に自伝的なモノに触れた記憶のみ… 吃音、高等小学校卒、総理大臣、ロッキード。 田中角栄という見方が、ずいぶんと… 度胸だけの方⁉︎かと、思ってたから。 簡潔な文章で‼︎一人称。俺が、と。書かれていて。 石原慎太郎という方の見方もこれまたかわりましたぁ。 田中角栄 歩むべき方向を見据え続けた方。 人を見る目、周りの方への配慮。家族。 カッコよかった… そして、長い後書き

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2016/07/19

内容紹介 高等小学校卒という学歴ながら『日本列島改造論』を引っ提げて総理大臣に就任。比類なき決断力と実行力で大計の日中国交正常化を実現し、関越自動車道や上越新幹線を整備、生涯に30以上の議員立法を成立させるなど、激動の戦後政治を牽引した田中角栄。 その経歴から総理就任時には「庶...

内容紹介 高等小学校卒という学歴ながら『日本列島改造論』を引っ提げて総理大臣に就任。比類なき決断力と実行力で大計の日中国交正常化を実現し、関越自動車道や上越新幹線を整備、生涯に30以上の議員立法を成立させるなど、激動の戦後政治を牽引した田中角栄。 その経歴から総理就任時には「庶民宰相」「今太閤」と国民に持てはやされ、戦後では最高の内閣支持率を得たが、常識を超える金権体質を糾弾され、総理を辞任。その後、ロッキード事件で受託収賄罪に問われて有罪判決を受けるも、100名以上の国会議員が所属する派閥を率い、大平・鈴木・中曽根内閣の誕生に影響力を行使。長らく「闇将軍」「キングメーカー」として政界に君臨した。 そんな希代の政治家・田中角栄といえば、類まれな権謀術数と人心掌握術に注目が集まるが、実はスケールが大きいわりに人一倍デリケートな一面があった。浪花節と映画をこよなく愛する、家族思いの人情家だったという。 強烈な個性をもったリーダーが不在の今、自らも政治家として田中角栄と相まみえた著者が、毀誉褒貶半ばするその真の姿を「田中角栄」のモノローグで描く意欲作。 数字に強い、駆け引きが上手い、義理人情を欠かさない。 それが高等小学校出の男が伸し上がる武器だった――。

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2016/07/17

石原慎太郎氏が田中角栄の本を書くとは。 金権政治といわれながらも、今の日本の原型を作ったのは角栄さんなのだろう。 中曽根元首相や竹下登さんの関係は実に面白かった。

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2016/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

田中角栄の伝記を石原慎太郎が一人称で書く。 かつては金権政治として角栄批判の急先鋒であった石原慎太郎だが、政治家として先を読み、万人が反対しようとも国の未来のための布石を打ってきた角栄の手腕には一目おいている。 ロッキード事件についても、石油を通じた米国による支配から抜け出すため、原子力の利用を推進しようとしたため米国の逆鱗に触れ、はめられたのだという見方らしい。 そもそも選挙ために200億も集金している角栄が5億程度のはした金で、、、というが、この見方はやや疑問。はした金でも欲しいだろうし、あまり気にせず受け取ったのでは?と思ってしまうのだが。。。 ・所詮この世は互いの利益の軋轢で、それを解決するのは結局互いの利益の確保、金次第ということだった。 ・権力というものは所詮水みたいなものなのだ。いくらこの掌で沢山、確かに掬ったと思っても詮のない話で、指と指の間から呆気なく零れて消えていくものなのだ

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2016/07/11

田中角栄が凄い政治家ということはわかったが田中角栄が天才というのは何にたいしてだろうか。政治家として天才なのか人脈作りや人の付き合いの天才なのか生き方の天才なのかそれとも全てがなのか。この本を読んだだけでは田中角栄の生い立ちや人間性はわかっても政治家の良し悪しは判断できないと思う...

田中角栄が凄い政治家ということはわかったが田中角栄が天才というのは何にたいしてだろうか。政治家として天才なのか人脈作りや人の付き合いの天才なのか生き方の天才なのかそれとも全てがなのか。この本を読んだだけでは田中角栄の生い立ちや人間性はわかっても政治家の良し悪しは判断できないと思う。 しかし列島改造論については正に天才なのだなと思いました。

Posted byブクログ