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天才 の商品レビュー

3.3

189件のお客様レビュー

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2016/07/10

田中角栄はただ小学校卒業だったわけではなく、そういった学歴を送れないながらも、土方を経験しながら、国(経済)というものを考えていた人だということが分かった。 田中角栄の一生を、過去に敵対していた石原慎太郎が一人称で書いているところがおもしろい。 「ああ、権力というものは所詮、...

田中角栄はただ小学校卒業だったわけではなく、そういった学歴を送れないながらも、土方を経験しながら、国(経済)というものを考えていた人だということが分かった。 田中角栄の一生を、過去に敵対していた石原慎太郎が一人称で書いているところがおもしろい。 「ああ、権力というものは所詮、水みたいなもの」と、角栄が言うのだから間違いない。

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2016/07/10

この小説を書くためにどれだけの時間を費やしたのだろうか?見事に「天才田中角栄」を表現していると思う。もっとも私は小さい子どもだったのであまり田中角栄のことを知らない。最終学歴が高等小学校だと言うのに総理大臣になれたのか・・・すごいな・・・豊臣秀吉みたいだな、と言う程度のことしか知...

この小説を書くためにどれだけの時間を費やしたのだろうか?見事に「天才田中角栄」を表現していると思う。もっとも私は小さい子どもだったのであまり田中角栄のことを知らない。最終学歴が高等小学校だと言うのに総理大臣になれたのか・・・すごいな・・・豊臣秀吉みたいだな、と言う程度のことしか知らなかった。しかし読めば不世出の天才だと言うことはわかる。ロッキード事件の内情なども描かれてあった。それは真実か否かもう知るすべはない。ただ今の政治家たち全員に読んで欲しいと思った。彼の純粋な熱意はなぜ国民に理解されなかったのか。色んな思惑がからみあって、恐ろしい世界だなと改めて感じた。

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2016/07/08

違和感のある作品でした。日頃角栄の金権体質と真っ向から対決したと豪語しつつ、そのスケールの大きさや、卓越した創造性を評価している様子の石原氏。今角さんが居たら、みたいなことを何度かボヤいていたのを覚えているので、世に知られていない角さんのエピソードや、石原氏の評価を織り交ぜた書を...

違和感のある作品でした。日頃角栄の金権体質と真っ向から対決したと豪語しつつ、そのスケールの大きさや、卓越した創造性を評価している様子の石原氏。今角さんが居たら、みたいなことを何度かボヤいていたのを覚えているので、世に知られていない角さんのエピソードや、石原氏の評価を織り交ぜた書を期待していました。一人称を使って綴った軽量級の小説だったとは。オマケに角さんの台詞が、らしくなさすぎてガッカリでした。どちらかといえば、あとがきで紹介されていたようなエピソードを読みたかった。

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2016/07/04

どこまでが事実かは分からないが、田中角栄は意思を貫く人だと感じた。 賄賂というか何というか、そういうお金のやり取りをちょっと前は当たり前に行っていたのだろう。 また、アメリカにとって邪魔な者は消される。アメリカの強さはそこにあるのだろうか。

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2016/07/03

田中角栄について何も知らなかったけれど、本書を読んで魅力のある人間であり、時の「天才」であったという事が読み取れました。

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2016/06/26

石原慎太郎が一人称で稀代の宰相田中角栄の生涯を綴ったもの。 日本のいわゆる金権政治を作った根源ともされているが、その手腕は日本の発展を支えるものとして評価される向きもある。彼がそのまま首相を続けて、彼の影響力を保ったまま政権が継続していればどうなっただろうか。歴史にIfはないとし...

石原慎太郎が一人称で稀代の宰相田中角栄の生涯を綴ったもの。 日本のいわゆる金権政治を作った根源ともされているが、その手腕は日本の発展を支えるものとして評価される向きもある。彼がそのまま首相を続けて、彼の影響力を保ったまま政権が継続していればどうなっただろうか。歴史にIfはないとして、そう思わせる政治家は日本にはそうはいない。「天才」というタイトルも石原慎太郎の敬意の表現だろう。 本書は、中国との国交回復を独自に行うなどしてアメリカに目をつけられたために、ロッキード事件で政治生命を絶たれたという流れで書かれている。本当のところはどうだったのだろう。愛人や非嫡出児の問題が政治問題にならなかったのも、時代だろうか。 しかし、田中角栄を読むのに石原慎太郎の一人称の語りを聴くべきであったのかは疑問。一人称であるがゆえの制約もあるかと思う。売れているようだが。

Posted byブクログ

2016/06/21

田中角栄とかロッキード事件とか 知ってるつもりだったってことがわかったわ 当時、小学生だもんなぁ ま、なんにしろ凄い人だね 機会があったら、他の田中角栄関連本を読んでみようと思います

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2016/07/28

当時の事を多少なりとも記憶がある者にとっては あー。そんな感じだったの!?っ感じ。 何も知らない者にとってはどうなんだろう。 結局、ロッキード事件は はめられた!って事か? 3-

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2016/06/18

29.06.19.金スマで観て購入。番組の方が分かりやすかった。 本は分かりにくい、内容薄い、登場人物の説明、背景なし。初心者がやっつけで書いた報告書みたいな小説という印象。慎太郎さんの著作はしばらく敬遠しようと思います。

Posted byブクログ

2016/06/18

政敵田中角栄の独白で語らせる。 角栄は政治の天才であったことは確か。 舛添なんかとは善玉としても悪玉としても格が違う。 他の角栄本も読みたくなった。

Posted byブクログ