生きるぼくら の商品レビュー
アートは出てきますが、そこに焦点を当ててはいない若者の成長を描いた原田マハさんの小説です。 農業と子育てはすごく似ているなぁと思いました。手をかけすぎない、実がならなくても落ち込まない、成長を信じることなど。体力も使いますが、すごく知的な営みですね。 旦那の実家が米作りをして...
アートは出てきますが、そこに焦点を当ててはいない若者の成長を描いた原田マハさんの小説です。 農業と子育てはすごく似ているなぁと思いました。手をかけすぎない、実がならなくても落ち込まない、成長を信じることなど。体力も使いますが、すごく知的な営みですね。 旦那の実家が米作りをしていますが、一度は体験してみたくなりました。桂南光さんのあとがき解説もすごくいいです。農業の体験は輪廻の体得だと、なるほど。
Posted by
流石原田マハさん、期待を裏切らない良作でした。 辛い日々に絶望して大好きだった梅干しが食べれなくなった引き篭もりの人生が、 父に、母に、祖母の思いを受けて周囲の人の人生を変えていく様子に胸打たれました。 特に終盤はグッとくる場面も多く、年賀状の本当の差出人が判明したところと...
流石原田マハさん、期待を裏切らない良作でした。 辛い日々に絶望して大好きだった梅干しが食べれなくなった引き篭もりの人生が、 父に、母に、祖母の思いを受けて周囲の人の人生を変えていく様子に胸打たれました。 特に終盤はグッとくる場面も多く、年賀状の本当の差出人が判明したところと母との電話シーンがとても良かったです。 人はどんな状況からでも豊かに成長できると思わせてくれる作品でした。
Posted by
米作りを通して、生きるを考え直す物語。 お米を大切に食べようと思う。 単純だけど、大事なことだと思う。 もう一度、大切なひと 大切なものを見つめて 一足一足、歩んで行けたらいいな。
Posted by
引きこもりの人生が祖母の年賀状を読み祖母の元へ向かい米作りを始める話。人生が人と関わることで稲のように成長していき、一歩踏み出すことでこんなにも変われるのかとこちらが励まされる。人生達を支えてくれる大人達が素敵。そしておばあちゃん大好きになる。
Posted by
人生、つぼみ、マーサばあちゃん、3人がそれぞれ孤独を抱えながらも寄り添い合い、変わっていく姿が描かれています。 米作りの描写を通して、ひとの成長だけではなくて四季それぞれの景色も見えてくるようで読んでいて清々しい感じです。 引きこもり4年間やった人生が、こんなにすぐ人と上手く...
人生、つぼみ、マーサばあちゃん、3人がそれぞれ孤独を抱えながらも寄り添い合い、変わっていく姿が描かれています。 米作りの描写を通して、ひとの成長だけではなくて四季それぞれの景色も見えてくるようで読んでいて清々しい感じです。 引きこもり4年間やった人生が、こんなにすぐ人と上手くやっていけるものなのか?こんなコミュ力高いなら引きこもりやらなかったのでは、とも思ったけれど、人は窮地に立たされて本領発揮することもあるものだしなということで。
Posted by
読みやすくて5~6時間あれば読める。 引きこもりにしても、対人恐怖症にしても、認知症にしても、こんなに簡単に対処できれば…変化があれば…改善できれば苦労はないわな…というモヤモヤは多少あるけれども、所々、ウルッとはきた。 東山魁夷の緑の響き?由来あたり? 最近思うのは、登場人物...
読みやすくて5~6時間あれば読める。 引きこもりにしても、対人恐怖症にしても、認知症にしても、こんなに簡単に対処できれば…変化があれば…改善できれば苦労はないわな…というモヤモヤは多少あるけれども、所々、ウルッとはきた。 東山魁夷の緑の響き?由来あたり? 最近思うのは、登場人物みんな、いい人しか出てこないことに、物足りなさを感じている自分がいる。 今回もみんないい人だった(︎^_^;
Posted by
絶望から逃げるように向かった蓼科。そこで出会った人達、米作りを通して止まっていた時間を取り戻す。生きる力を信じること、それは自然も人間も同じ。読み終えた後、心がずっとほくほくしています。大好きな作品がひとつ増えました!
Posted by
稲も、人も、みな一生分を一生懸命に生きている。 ぼくらは生きている。そう考える、感じることでこれからの未来に希望がもてる。
Posted by
植物や動物は生きていく本能が備わっているからこそ、どんな環境でも自ら成長しようとし、お互い支え合いながら生きている。きっと人間も同じです。 迷ったり悩んでいても、自分を信じ自分自身にとことんつき合ったり、自分を支えてくれてる人や自然への感謝の気持ちを忘れないことで、見えてくるのも...
植物や動物は生きていく本能が備わっているからこそ、どんな環境でも自ら成長しようとし、お互い支え合いながら生きている。きっと人間も同じです。 迷ったり悩んでいても、自分を信じ自分自身にとことんつき合ったり、自分を支えてくれてる人や自然への感謝の気持ちを忘れないことで、見えてくるのもが必ずあるはずです。 人生、つぼみ、純平の成長を通じて、自分も前向きな気持ちになれました。
Posted by
東山魁夷さんの絵が表紙になっているのに惹かれて手に取った本。 ひきこもりだった人生が、周りのカッコイイ大人たちに支えられながら、自分自身もカッコイイ大人へと、稲と一緒に生長していく姿が読んでいてとてもほっこりした。 おにぎりが食べたくなる本。 久しぶりに母の握ったおにぎりが食べた...
東山魁夷さんの絵が表紙になっているのに惹かれて手に取った本。 ひきこもりだった人生が、周りのカッコイイ大人たちに支えられながら、自分自身もカッコイイ大人へと、稲と一緒に生長していく姿が読んでいてとてもほっこりした。 おにぎりが食べたくなる本。 久しぶりに母の握ったおにぎりが食べたくなった。
Posted by