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何者 の商品レビュー

4

1338件のお客様レビュー

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    368

  2. 4つ

    506

  3. 3つ

    282

  4. 2つ

    49

  5. 1つ

    10

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2024/08/05

現実味があり、小説として面白くなかった。 誰もが不安に感じる就活。 妙に意識高くなる周り。 意識高いことで、優越感に浸る人間や、安心を得ようとしているタイプの人間っているよなと現実に当てはめてしまい不快な気分になる。

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2024/08/03

就活に励む大学生の話。就活を通して学生から社会人へマインドが少しずつ変化していく中で、まだ「何者」かになる事を捨てきれない若者特有の葛藤が上手く表現されていると感じました。 上手くいかない就活に対してまるで傍観者のように立ち振る舞う事で自分を守る人、人脈や肩書などを使い自身満々...

就活に励む大学生の話。就活を通して学生から社会人へマインドが少しずつ変化していく中で、まだ「何者」かになる事を捨てきれない若者特有の葛藤が上手く表現されていると感じました。 上手くいかない就活に対してまるで傍観者のように立ち振る舞う事で自分を守る人、人脈や肩書などを使い自身満々に振る舞う事で自分を守る人、色々な人がでてきます。 個人的には瑞月が隆良に感じていた違和感を伝える場面が良かったです。あと最後の理香さんが拓人に説教かますシーンは胸が熱くなります。理香さんも同じ穴のムジナなような気もしますが、自分の事を理解し、もがき苦しんでいる点では拓人よりも一歩リードしている気もしました。 人にあれこれ言って自分の事は疎かにしたり、生きてく上での覚悟みたいなものが足りないと、人としての厚みが無いように見えるのだと感じました。

Posted byブクログ

2024/07/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

直木賞受賞作。 序盤は「あ、こういう就職活動をしている学生たちの話か。」と思ったけれど、さすがの直木賞受賞作、そんな単純な群像劇では終わらない。 中盤からどんどん人間の闇が見え隠れする。 ストーリーが進むにつれ、次第に本性が現れてくる。 最後にはミステリーかと言わんばかりの展開があり、その闇が露わになる。 SNSの裏アカなど現代ならではのツールを使い、軽い気持ちで投稿した数々の低俗な言葉が溢れる。 ドロドロとした雰囲気で読み終わるのかと思いきや、読後感は妙に爽やかときた! 朝井リョウさん、やるな……!

Posted byブクログ

2024/07/30

自分の就活中を思い出した。 必死だったなぁ。日本特有の集団一括採用。 振り返ってみれば人はどうでもいいことに悩むが当時は本気なのだ。 他人の内定を素直に喜べない感じや人間の嫌なところが出る感じがリアル。 最後に安全なところにいた主人公が裏アカを持っていたどんでん返し。なる...

自分の就活中を思い出した。 必死だったなぁ。日本特有の集団一括採用。 振り返ってみれば人はどうでもいいことに悩むが当時は本気なのだ。 他人の内定を素直に喜べない感じや人間の嫌なところが出る感じがリアル。 最後に安全なところにいた主人公が裏アカを持っていたどんでん返し。なるほどね

Posted byブクログ

2024/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思ったこと感じたことを、心に留めておくのではなくSNSに綴ってしまうと目に見える形として残るなと。良くも悪くも。 外見に対しての承認欲求とか、生き方や考え方についての自己顕示欲とか、今の時代にやたら目立つようになった人間性が就活中の大学生たちの日常には溢れていて苦しくなる。 読んでいくなかで最初はこの苦しさは彼らの青春や若さに対しての妬みなのかと思ったけれど、たぶんこれは人間の卑しさを感じて苦しいんだなと。それが自分の中にもあることに、物語を読んでいると気づくからキツい。読者にブーメラン!

Posted byブクログ

2024/07/28

うんうん、大学生の時ってこんな感じだよな〜 就活懐かしいな〜と甘酸っぱい感じで読み進めた。 そうそう若い時は自分はこういう人間だという事をやった・やれる事柄で表現したがるよな、でも今でもそれはやっちゃうかもななんて評論家気取りでいたら…。 あ〜、頭をガンと殴られた気分。やられた〜...

うんうん、大学生の時ってこんな感じだよな〜 就活懐かしいな〜と甘酸っぱい感じで読み進めた。 そうそう若い時は自分はこういう人間だという事をやった・やれる事柄で表現したがるよな、でも今でもそれはやっちゃうかもななんて評論家気取りでいたら…。 あ〜、頭をガンと殴られた気分。やられた〜という読後感。これはいい経験した。

Posted byブクログ

2024/07/28

タイトルが読んだ後にガラッと意味が変わって捉えられる本。 菅田将暉くん好きだから読んでたんだけど確かに役柄にぴったりな明るいキャラでした笑

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2024/07/28
  • ネタバレ

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油断していた。 タイトルと、聞いた話から、 これは何者かになりたい人達の話だと思っていた。 違和感はなんとなく抱えつつ、 ふーん、と読み進めて、 あ、って気づかされるラスト。 やられた、そっちもか、、となるし、 どんな感想を書こうとすでにがんじがらめにされているのはきっとみんな同じなんだろう 意識高い系はやるだけ偉いって思うし、 難しい言葉を使わなくても、毎日ちゃんと生活を営んでる人たちは偉いって思う。 みんな偉いとは思うけど、 やっぱり何者かではいたい。 しかもノーリスクに。 そして、 誰かの何かでいることの難しさを学びながら、 その生活を守ることも、 充分立派だとも感じている。 そんなことを書いていたところで、 凡人の光太郎が、 自分の人生での惑う事なき主人公であったことを思い出す。

Posted byブクログ

2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読、当時映画も観た。 就活中の人は苦しくなるから読まないほうがいい。満足に終活を終えられなかった人も、自衛が必要かも。 終盤、理香が自分は恥ずかしいところをさらけ出してる!そのぶんあなたとは違う!と拓人を詰めていくが、いやいやその冷笑している人と同じラインでしょうあなた。と思ってしまった。 タクシー内で『何者』のいわゆる種明かし部分はできなかったかな?光太郎との会話で明かされてたら、もう少し救われたのだけど(._. 嫌にリアルな部分があり、感情が動かされる人が多いから良い作品と評価されるのだと思う。けれど、素敵!や共感!などではないので、注意。

Posted byブクログ

2024/07/21

主人公の悪く言うと捻くれてるところが自分に当てはまって辛いところはあったが、その分共感できてなお辛かった。

Posted byブクログ