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何者 の商品レビュー

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1338件のお客様レビュー

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2015/07/05

リアルな生活の孤独感や劣等感を埋める為に拓人は裏アカウントを作成し、そこを心の闇のはけ口にしていた。アカウントを幾つも持つ事が悪い事だとは思わない。リアルな関わりからのストレスから逃避したい気持ちは自然なものだと思う。ただ裏アカウントを作成したからと言ってそれで全てが解決するはず...

リアルな生活の孤独感や劣等感を埋める為に拓人は裏アカウントを作成し、そこを心の闇のはけ口にしていた。アカウントを幾つも持つ事が悪い事だとは思わない。リアルな関わりからのストレスから逃避したい気持ちは自然なものだと思う。ただ裏アカウントを作成したからと言ってそれで全てが解決するはずもなくて、そこに愚痴や他人の悪口を書き込んでも結局は自分の中に吐き出している事にしかならない。自分が思っている事は多分、自分も他人からそう思われている。自分が言った事は多分、自分も他人からそう言われている。そう思う覚悟が必要だと感じる。

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2015/07/05

耳が痛いことを 言われているので なかなか 受け入れられなかった。 けど それが本当だし 本心で生きなくちゃ かっこ悪く生きなくちゃと 思った。 わたし、 二宮拓人に 似てる。 2015.7.5

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2015/07/03

情け容赦なく、自分って何者?っていう問いかけを突きつけてくる作品。なるほど、こういう引っくり返し方もあるんですね。ネット社会を生きる現代人だからこそ、身につまされる部分も多かろうし、SNSはほとんど使っていない自分も、色々と考えさせられるところが多かった。何者かと思われたい凡人は...

情け容赦なく、自分って何者?っていう問いかけを突きつけてくる作品。なるほど、こういう引っくり返し方もあるんですね。ネット社会を生きる現代人だからこそ、身につまされる部分も多かろうし、SNSはほとんど使っていない自分も、色々と考えさせられるところが多かった。何者かと思われたい凡人は、少しでも他人をこきおろして、それによって自分を上げようとする。本当的を射てる話で、必死になって否定したいけど出来なくて、みたいな、主人公と似たような気持ちにもなったり。

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2015/07/02

自意識を暴かれて、何も身に纏うものがなくなって弱った自分を見せつけられるような、ある意味残酷な物語。 でも、それと同時に「みんなだってそうだよね」とも思える安心感。 さすが朝井リョウ!の一言。

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2015/07/02

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎のライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから-。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え...

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎のライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから-。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。直木賞受賞作。

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2015/06/30

朝井リョウさんの本はいつも読んでいるけど、何者だけは手がだせなかった。就活の本なんだもん。自分もまさに就職氷河期に就活してたから、そんな辛い本読みたくなかった。 読む前は、友達から「就活の本だよ」ってきいていたので、もっと就活の厳しい状況が描かれてるかとおもえば、就活の描写はあん...

朝井リョウさんの本はいつも読んでいるけど、何者だけは手がだせなかった。就活の本なんだもん。自分もまさに就職氷河期に就活してたから、そんな辛い本読みたくなかった。 読む前は、友達から「就活の本だよ」ってきいていたので、もっと就活の厳しい状況が描かれてるかとおもえば、就活の描写はあんまりなく、人間にスポットをあてた話でした。でもほんとに就活生の心情とかを見事に表現しているなと思いまし た。 最後の解説も的を射てとてもよかった。 ラストの終わり方は、そうだよな。こう終わるしかないよな。とおもった。だって、就活の正解なんてないもんな。書かなかったじゃなくて、書けなかったんだろうな。

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2015/06/28

こわい!読み終わったあとの感想はこれに尽きる。 就活中の学生たちとSNSの中の取り繕われた自己表現、今流行りの「意識高い系」を揶揄する内容かと思いきや、最後のクライマックス、傍観者と当事者が逆転する、構造が緻密で凄い。 cakesで『武道館』についてのインタビューが出てて、気にな...

こわい!読み終わったあとの感想はこれに尽きる。 就活中の学生たちとSNSの中の取り繕われた自己表現、今流行りの「意識高い系」を揶揄する内容かと思いきや、最後のクライマックス、傍観者と当事者が逆転する、構造が緻密で凄い。 cakesで『武道館』についてのインタビューが出てて、気になったのでまずは文庫化しているこれを読んだけど、読んでよかった。 本当の自分、とか見られている自分、とか遠くから批評するだけじゃなくて、何者にもなれなくてもそれでもあがき続けること。そんな人たちに対する朝井リョウさんからのエールのように感じた。 私も口先だけにならないように気をつけなくちゃ。 って言っているこれも見せかけだけかもしれないよ?

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2015/06/27

2015.06.27 読了 文庫の発売日に購入して一気に読む 後味が悪いとかじゃないけどなんとなく敗北感。 すごいなぁ。面白かった!!

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