ジヴェルニーの食卓 の商品レビュー
どこまでも広がる夏空の下、絵筆の手を休めて、優しく笑いかけながら… 「私のアトリエはね、ブランシュ。この空の下なんだよ。」 こんなこと言われたらときめいちゃうな〜。
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原田マハさんの織りなす文章は詩的で、絵画的。 有名な画家たちの人間性が垣間見えて、美術館に行って印象派の画家たちの作品を鑑賞したくなる作品。
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文章や想像できるシーンは美しいけれど、なかなか読み進められなかった。 内容もあまり入って来なかった。
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印象派はどうもそんなに好きでなかったけど、その人たちの人生の一部を読んでみて少しだけ好きになれたような気がする。
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4人の画家の助手や、関わってきた人たちの目線から見た、画家についての短編小説です。 読みやすく、面白かったです。 絵画についての知識がないのですが、この小説を読むことで、少しは理解出来たような気になれます。また興味を持つきっかけにもなりました。 絵を見るだけではわからない、その絵...
4人の画家の助手や、関わってきた人たちの目線から見た、画家についての短編小説です。 読みやすく、面白かったです。 絵画についての知識がないのですが、この小説を読むことで、少しは理解出来たような気になれます。また興味を持つきっかけにもなりました。 絵を見るだけではわからない、その絵の裏にある事情や歴史、背景などを知り、画家のこだわりなどを知ることで、美術館での作品の見方も変わるように思います。
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好き作家さん、原田マハさんの代表作と聞き改めて購入、読了。 うーーーん… 正直「マジで代表作…?」という感じだった…m(_ _)m 最初の「うつくしい墓」が終わったところから、すでに神がかり的に面白く無いなぁ…という感覚があり…途中からは「もう読むの辞めようかな…」との葛藤が...
好き作家さん、原田マハさんの代表作と聞き改めて購入、読了。 うーーーん… 正直「マジで代表作…?」という感じだった…m(_ _)m 最初の「うつくしい墓」が終わったところから、すでに神がかり的に面白く無いなぁ…という感覚があり…途中からは「もう読むの辞めようかな…」との葛藤が終始続く… 何とか最後の「ジヴェルニーの墓」でふわーーっと面白くなったかなぁ…という感じ(笑) マハさんファンとしては「コレを代表作にしてくれるな」という感じ… まあ、読んでも読まなくても良い作品かと。 <印象に残った言葉> ・あなたもご存知の通り、父は根っからの楽天主義で、絵の具と絵の画家たちに囲まれてさえいれば、食うに困れど借金が膨らめど、世界でいちばん幸福な男は自分なのだと信じて疑わない明るさでした。(P173) ・君たちは、私を幸福な画家にしたいというのかい?それならば、方法はたったひとつしかない。私たち家族がこれからも一緒に暮らすことだ(P261、モネ) <内容(「Amazon」より)> 「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。
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印象派の画家たちにまつわるストーリーが、それぞれの語り手により語られています。印象派の絵画のようにおだやかで美しい情景が目に浮かぶようで、ゆったりと紅茶を飲みながら読了しました。切なさとじんわりと染み渡る感動とが入り混じり、タイムスリップさせてくれる不思議な感覚を覚えます。やはり...
印象派の画家たちにまつわるストーリーが、それぞれの語り手により語られています。印象派の絵画のようにおだやかで美しい情景が目に浮かぶようで、ゆったりと紅茶を飲みながら読了しました。切なさとじんわりと染み渡る感動とが入り混じり、タイムスリップさせてくれる不思議な感覚を覚えます。やはり原田マハさんのアート小説は良い。
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1冊読み終わった後に不思議と柔らかい気持ちに包まれる作品。印象派の画家について広く学べ、興味をそそられる。情景を表す言葉も美しく、美術のようにその世界に暖かく包まれる。 美術作品に興味を持つきっかけをくれた一冊
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印象派スキスキ人間なので、心が動いた瞬間が多過ぎて、付箋を貼る手が止まりませんでした…! これを読んだ上で、オランジュリー美術館を再訪したい。 . 私の #名刺代わりの小説10選 の1冊に入った、大好きな1冊です。マハさんの作品をもっともっと読んでみたい!!! .
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学生時代、気合を入れて勉強しても通知表に"5"がつくことのなかった美術。 それ以来なんとなく絵画、芸術に苦手意識があり、敷居が高い世界だと敬遠していました。 ですが、この本を読んで画家も自分と同じ人間で、一枚の絵にもストーリーがあると分かると途端に絵画に興味...
学生時代、気合を入れて勉強しても通知表に"5"がつくことのなかった美術。 それ以来なんとなく絵画、芸術に苦手意識があり、敷居が高い世界だと敬遠していました。 ですが、この本を読んで画家も自分と同じ人間で、一枚の絵にもストーリーがあると分かると途端に絵画に興味が湧いてきました。 次は「美しき愚か者たちのタブロー」を読みたいです。
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