ジヴェルニーの食卓 の商品レビュー
4人の画家にまつわるエピソードが連なる短編集。それぞれの物語が面白く、美術を語るときは描く絵画に目が向けられがちだが画家たちの半生を知るとより面白くなる。特にモネの家族ストーリーが印象的であった。最期は世界的な画家として大成したモネだが、亡くなった奥様に対しての想いや最期一緒に過...
4人の画家にまつわるエピソードが連なる短編集。それぞれの物語が面白く、美術を語るときは描く絵画に目が向けられがちだが画家たちの半生を知るとより面白くなる。特にモネの家族ストーリーが印象的であった。最期は世界的な画家として大成したモネだが、亡くなった奥様に対しての想いや最期一緒に過ごした『家族』と過ごした時間を大切にしてきた一面を知れた。10人以上の『家族』を大切にしてたモネの生き様を私も見習いたくなった。
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4人の画家の4つの物語が収められている。私はひとつ目の「うつくしい墓」が好きだった。ぽろぽろ泣いた。アンリ・マティスのお話。 映像で読む小説。全てが美しい映像で、カットやアップ、スローモーションや長回し、このまま映画になると思った。 文学的にはやや物足りない感はあるけれど、絵画...
4人の画家の4つの物語が収められている。私はひとつ目の「うつくしい墓」が好きだった。ぽろぽろ泣いた。アンリ・マティスのお話。 映像で読む小説。全てが美しい映像で、カットやアップ、スローモーションや長回し、このまま映画になると思った。 文学的にはやや物足りない感はあるけれど、絵画好きな中高生には入門書として良いと思う。
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4編にわたる美術家関連の物語は、どれもその絵画や情景が浮かんできた。1番好きなのはタイトルにもなっているモネのジヴェルニーの食卓かな。 モネの家と庭園は展示されているようなので、いつか行ってみたい。 原田マハさんの表現の仕方が好きなので、もっと読んでみたいと思った。
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大御所画家にスポットライトを当てるのでなく、その周辺の人たちに着目するのは新しい視点で、その画家がどんな人だったかが更に客観的に垣間見れたから興味深かった。
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最初の話である[うつくしい墓]が素晴らしくて、表現の1つ1つが美しく、綺麗。 これは何度でも読みたくなる話。 マハさんの本を読むと世界中の色んな美術館に今すぐ行きたくなるようなそんな気持ちにさせられます。
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四人の芸術家を、その近くにいた女性達の視点から描いている。 マティス、ドガ、セザンヌ、モネという印象派の巨匠達の四つの物語。 フィクションではあるが、芸術家達の日常や暮らし、家族や友人との関わりなど、とても興味深い。 自分が読者であることを忘れ、まるでその時代のフランスに身を置い...
四人の芸術家を、その近くにいた女性達の視点から描いている。 マティス、ドガ、セザンヌ、モネという印象派の巨匠達の四つの物語。 フィクションではあるが、芸術家達の日常や暮らし、家族や友人との関わりなど、とても興味深い。 自分が読者であることを忘れ、まるでその時代のフランスに身を置いているような感覚だった。 タンギー親父を慕って集まる画家達の様子が、何ともいとおしい。 物語としては、モネの話が一番好き。 マハさんの美術系作品をもっと読んでみたくなりました。
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鮮やかな日常が目に映るような描写はもちろん素敵だったけれど、モネの苦悩も伝えてくれる貴重な小説だった
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原田マハさんの美術モノ。登場人物の内面については想像で書かれている部分も多いだろうけど、事実そうだったとしか思えないようなリアリティがあるのは、短編でも同じだった。縁遠いと思っていた画家に親しみが湧いてくる。 流れで、山田五郎さんの「オトナの教養講座」という YouTube 配...
原田マハさんの美術モノ。登場人物の内面については想像で書かれている部分も多いだろうけど、事実そうだったとしか思えないようなリアリティがあるのは、短編でも同じだった。縁遠いと思っていた画家に親しみが湧いてくる。 流れで、山田五郎さんの「オトナの教養講座」という YouTube 配信で、登場する画家の回をあわせて観たりなど。両者の解釈の違いも思い白い。
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特に記憶に残ったのは、うつくしい墓とジヴェルニーの食卓。 ピカソとマティスは稲妻と陽光。 マティスがこの世を去ったあとも、 ピカソの中ではマティスは生きている。 そして、マグノリアのマリアの中にも。 小説なのだが、モネが大切にしていたであろうジヴェルニーの食卓がまるで絵画のよ...
特に記憶に残ったのは、うつくしい墓とジヴェルニーの食卓。 ピカソとマティスは稲妻と陽光。 マティスがこの世を去ったあとも、 ピカソの中ではマティスは生きている。 そして、マグノリアのマリアの中にも。 小説なのだが、モネが大切にしていたであろうジヴェルニーの食卓がまるで絵画のように目に浮かんだ。 美しい小説。 芸術家は関わる人々をを魅了しつづけたことがわかった。
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やっぱり原田マハさんのアート小説は素晴らしい。 美術館の絵と解説でしかわからなかったマティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、モネ、まるで身近にいてその日々の中に自分もこっそり入り込んでしまったような気持ちになれる。
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