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ジヴェルニーの食卓 の商品レビュー

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418件のお客様レビュー

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2023/01/24

マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。それぞれの側にいた人の視点から彼らの生き様がありありと語られる。表現や叙述が豊かで、それぞれの人物に対して、芸術家として、あるいは1人の人間として、語り手と共にその人自身へと迫っていく感覚が研ぎ澄まされている。またフランスに行って彼らの絵や彼らが見...

マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。それぞれの側にいた人の視点から彼らの生き様がありありと語られる。表現や叙述が豊かで、それぞれの人物に対して、芸術家として、あるいは1人の人間として、語り手と共にその人自身へと迫っていく感覚が研ぎ澄まされている。またフランスに行って彼らの絵や彼らが見た風景を見たいと思わされる。とても面白い。今年ベスト本かもしれない。

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2023/01/02

積読をしてもう数年。 同じく積読していたモダンを読んですぐに読みたくなった。 モダンを読んでからなのでなんとなく繋がりを感じながら原田マハの描く美術の世界に入り込むことが出来た。 特にマティス。 著者の豊富な知識とそれをこのように小説にまとめる力には脱帽する。ぜひ海外でも広めて欲...

積読をしてもう数年。 同じく積読していたモダンを読んですぐに読みたくなった。 モダンを読んでからなのでなんとなく繋がりを感じながら原田マハの描く美術の世界に入り込むことが出来た。 特にマティス。 著者の豊富な知識とそれをこのように小説にまとめる力には脱帽する。ぜひ海外でも広めて欲しい。英語やフランス語に翻訳はされているのでしょうか?

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2022/12/10

過去に何度も美術館に足を運び 出会った作品の数々。 作者の年表を片手に想像しながら 作品に触れてきた。 今回はこの一冊を片手にPCで 作品を検索して眺めながら 小説を読むとゆう、 一粒で2つを同時に味わう 楽しい時間を過ごせた。 また絵の具の匂いを感じながら 直接作品に触れたい...

過去に何度も美術館に足を運び 出会った作品の数々。 作者の年表を片手に想像しながら 作品に触れてきた。 今回はこの一冊を片手にPCで 作品を検索して眺めながら 小説を読むとゆう、 一粒で2つを同時に味わう 楽しい時間を過ごせた。 また絵の具の匂いを感じながら 直接作品に触れたいと強く思った。

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2022/12/02

美術館の説明書には載っていない物語(フィクション)を読むことで、巨匠達が描いた作品の印象も、より愛着が湧く感覚を覚えます。 美術、芸術と文学の融合が興味深く、新鮮でした。

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2022/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田マハさんの書く芸術家が登場する小説がとても大好きです。その中でもエトワールの"芸術家とパトロン"が特に印象的でした。踊り子と芸術家の世界はとても似ており、表面上の事柄が違っても目指すゴールは一緒であること。共通であるお金持ちのパトロンになること。なんだかとても切ない気持ちになりました。ですが、彼らの忍耐強さは美しく素晴らしいと思います。

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2022/11/29

著名な印象派画家4人の近辺の人を舞台にしたストーリー4つ。 節々にその画家の有名な絵が挟まれているので、逐一調べて読み、実際に展覧会に言って見てみたいな〜と思うような本だった。 そういう美術にあまり関心のない方は深く読み込めないかも知れないと感じた。

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2023/01/24

MJはな。結局、MJでしかないんだ。これが自分の表現だと言い切れる何かを見出す!! モネをブランシュの視点から描くのが素敵。 モネの影を描かず、光を描く覚悟と、普通の人と変わらず食事を家族を大切にする寛容さに心地よい普通さを感じた。 芸術家は特別に見られがちだが、普通の生活を...

MJはな。結局、MJでしかないんだ。これが自分の表現だと言い切れる何かを見出す!! モネをブランシュの視点から描くのが素敵。 モネの影を描かず、光を描く覚悟と、普通の人と変わらず食事を家族を大切にする寛容さに心地よい普通さを感じた。 芸術家は特別に見られがちだが、普通の生活をしていてただ特別な覚悟を持っているだけだと思った。それをだけだと感じるか大層なことだと感じるかは人によりけりだが、僕はそれだけでいいんだと安心した。

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2022/11/18

なーんだフィクションかぁ と思いながら読んだけど、おもしろかった 美術館での説明を読んでも 理解できないまま 帰ってきてしまう私は、 この本を読むほうがずっと画家を身近に感じた いつかは、と思っていた原田さんの作品。 やっと初めて手に取った 「今不幸だと思ってるのだとしたら、...

なーんだフィクションかぁ と思いながら読んだけど、おもしろかった 美術館での説明を読んでも 理解できないまま 帰ってきてしまう私は、 この本を読むほうがずっと画家を身近に感じた いつかは、と思っていた原田さんの作品。 やっと初めて手に取った 「今不幸だと思ってるのだとしたら、 だからこそ不幸なんだ」 が好き エトワールの話が泣けた 印象派の作品は光いっぱいに見えるけれど、 誰もが闘いだった どの画家も、周りの人が信じてた 周りの人に愛されてた 周りの人たちが画家や作品を守ってきたから、 彼らの作品がこんなに後世まで愛されているんだと 時間を超えて思いを馳せた 時代背景だったり、文献を日本語訳したことで 文体が古典的なのかな? 最初は読むのに時間がかかった 原田さん長編が多いけど、 他の作品も読んでみたい

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2022/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジヴェルニーの食卓 クロード・モネ。睡蓮しか思い浮かばないが、その睡蓮の絵がこれを読むことによって違って見えてくるだろう。色や、風、モネの家族の笑い声。そして昼食のにおい。 うつくしい墓 アンリ・マティス。原田マハの文章が僕には合っている。空気が伝わってくるから。いつも登場人物たちを好きになっている。 エトワール エドガー・ドガ。全てが事実のようで、また、そうであって欲しいとおもってしまうほど登場人物みんなが魅力的だ。

Posted byブクログ

2022/11/05

長らく積読状態だった本をやっと読み終わりました。 芸術に詳しければもっと面白かったでしょうが、画家をよく知らなくても文章がどれも素晴らしくそれこそ頭の中に美しい情景が浮かぶようでした。

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