長いお別れ の商品レビュー
アルツハイマー型認知症の元中学校長の父親を、妻が介護する。 それに三人の娘達、時折孫も参戦する。訳の分からない言動に振り回されもするが家族で付き合っていく姿勢は献身的。人間の尊厳を大切に、長いお別れに終わりが来たときはちょっとホロリとした。
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状況だけ見るとなかなか悲惨で壮絶なんだけど、奥さんが素敵なのと描き方が温かいので、ユーモラスで心温まるお話になっているのがすごい。 自分が妻だったらこんな風でいられるかなあと何度も考えながら読みました。終わりよければすべてよし。
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認知症モノにしてはかなりソフト。ストーリーも単調。登場人物が皆善人で話が出来すぎな所も。たぶんかなり恵まれた部類の話で現実はこうはいかないだろう。もうちょっと家族の諍いがあってもよかったような。実際に介護体験があればまた違った印象を持つのかもしれないが。
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アルツハイマー型認知症のとじいさんの話で、深刻な話なのにどこかコミカルというかユーモラスに描かれているなぁと思いながら読みましたが、やはり、深刻なテーマだと思い知らされました。
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2016.7.31.認知症を発症した夫と妻、アメリカ在住、専業主婦、未婚で働く3人の娘の物語。無理なく日常が描かれており大変よかった。
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認知症患者の老々介護というと凄惨なイメージを持つが、本書はほのぼのとした、とても心暖まるものであった。
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認知症の家族がいる大変さが身につまされる。子どもがいても老老介護はやむないが、それでも子どもが3人いて、協力しあえるのは介護側にとって救い。とはいえ、それぞれの配偶者たちの他人事感は情けない。親の介護もさることながら、自分や連れ合いがそうなったらと思うと、よりぞっとする。
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図書館で予約、結構待たされて、ようやく手元にきました。 今は亡き義父を思い出しました。 義母は大変な呆け方をしたのですが、義父は品性を保った認知症だったというか、 認知症であることを、「悟られないようにするのが上手」で、まさにこの本の中の父親のようで、 「思ったよりずっとし...
図書館で予約、結構待たされて、ようやく手元にきました。 今は亡き義父を思い出しました。 義母は大変な呆け方をしたのですが、義父は品性を保った認知症だったというか、 認知症であることを、「悟られないようにするのが上手」で、まさにこの本の中の父親のようで、 「思ったよりずっとしっかりしてて安心しました」 なんて会いに来た友人親戚に言われた時期もありました。 (もうすでにかなりすすんでましたけど) ・・・品性を保っていてくれたことは、当時、 介護する側として本当に救われました。 (品性を保つこととシモのことはモチロン別です。 この本も品性を保つこととシモは別になってますね。) 義父もとても不安だったんだろうな。 あのときのことを、心の整理をしながら読みました。 ・・・もしやこの方、親の介護されたことあるか、 兄弟姉妹が介護していて、ちょこっとだけでも手伝っていたのかな。 という印象を受けました。しっかり取材されてるんですね。 便秘になるとあっというまに不穏になるとか、 そうそう、そうだよねえ・・・。としみじみしたり。 キレイにまとめてあるけど、 「介護はこんなモンじゃない、もっと壮絶。こんなの真実じゃない」ってことはないです。 ハタからみたら、こういう形にみえる介護もあると思います。 親の介護をする、とは少し離れて、 「主人を看取る」ことも考えたりしました。 (ウチは15才近く、夫と年が離れているので) もし私が「妻」だったら、こんな風に介護できただろうか。 とか。 ・・・この奥さんみたいになりたいものです。
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思いの外、面白かった。 人が亡くなる話しなのに面白かったというのも変だけど、、可笑しさがちりばめられていて、それがかえって現実味があって、生死に関わることをすごくリアルに、日常的、現実的に書いてあったと思う。 妻として、娘としての視点で読めたのも良かった。 ごく普通の、とある幸せ...
思いの外、面白かった。 人が亡くなる話しなのに面白かったというのも変だけど、、可笑しさがちりばめられていて、それがかえって現実味があって、生死に関わることをすごくリアルに、日常的、現実的に書いてあったと思う。 妻として、娘としての視点で読めたのも良かった。 ごく普通の、とある幸せな家庭の、元学校の先生である夫が認知症を患い、看取るまでの長いお別れの物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
驚くほど⁉︎あっという間での読了‼︎でした‼︎ 今年の父の日ぃ。 認知症のコトをロンググッドバイと。 サンフランシスコの中学の校長先生に。 三姉妹と老夫婦、家族と、認知症のお話。 日常と病状がユーモラスに語られて。 次女家族は、ウルトラマンと、妊娠⁉︎ 長女家族はカリフォルニアで⁉︎ 独身フードクリエイター三女は、見合話やら恋愛も。 震災も絡んで…きた。 父、昇平のお誕生会に集まった三姉妹から、物語りが、始まって。 銀紙を伸ばし、それを収集する昇平 マットレス下から出てきたふたつの入れ歯 入れ歯をめぐる冒険⁉︎には、ア然と。 ティッシュを口に頬張ってリスのホッペの様に。 わぁわぁ、と、母は奮闘し。三姉妹と共に乗り越えていけたの、かなぁ。 皆で、看取れたお話。 なんだか、あったまるの、です‼︎
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