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長いお別れ の商品レビュー

4.3

130件のお客様レビュー

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    49

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2024/02/25

認知症の祖父を祖母と娘3人が関わりながら介護をする。描写がリアルで時々本の中に入り込んだような感覚になる。介護する側の苦悩も、他人任せにしてしまう気持ちもすごくわかるなあと思った。

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2023/09/02

素晴らしかった。認知症を患った家族の介護を描いているが、必要以上の悲壮感はなく、ユーモアがあり、介護とは直接関係のない家族それぞれの人生もある。家族みんなが認知症を患った父親への愛情をしっかり持っていることを感じられて気持ちが良かった。

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2023/06/13

2023/6/13 認知症になった東先生との長いお別れ。 群像劇で、その人たちのその後をズバリ描かないところがいいなぁと思った。 東先生とメリーゴーラウンドに乗った姉妹が幸せだといいな。 離れたところで父と母が2人きりで暮らしているから考えさせられた。 両親のQOLはどん...

2023/6/13 認知症になった東先生との長いお別れ。 群像劇で、その人たちのその後をズバリ描かないところがいいなぁと思った。 東先生とメリーゴーラウンドに乗った姉妹が幸せだといいな。 離れたところで父と母が2人きりで暮らしているから考えさせられた。 両親のQOLはどんなもんだろう。

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2022/09/08

認知症を発症した東昇平と主にその妻、娘3人の10年間の介護生活を描いた作品。認知症とは「長いお別れ」を意味する…記憶は長い時間をかけて失われ遠ざかっていく…終始、重い介護の視点を明るく前向きにとらえているような、そんな内容でした。この東さんのような方ばかりではなく、急激に認知症状...

認知症を発症した東昇平と主にその妻、娘3人の10年間の介護生活を描いた作品。認知症とは「長いお別れ」を意味する…記憶は長い時間をかけて失われ遠ざかっていく…終始、重い介護の視点を明るく前向きにとらえているような、そんな内容でした。この東さんのような方ばかりではなく、急激に認知症状が進み周囲が困惑してしまうケースも多いのが実際です。

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2022/01/01

父親が認知症になっていき、ゆっくりと症状も進んでいきます。 それを中心になって介護する母親と娘たちの話。 母親がすごいなぁと思いました。

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2021/12/23

認知症を患った男性に関わる家族の話。認知症やケアマネや介護サービス、施設や医療のことなどがわかりやすく書かれていました。

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2021/11/12

認知症で要介護の夫を取り巻く、妻と娘3人の物語。妻は「夫をしっかり最後まで責任を持って自分が世話をする」と固い意志を持ち前向きに毎日介護を。子供たちはそれぞれ家庭や仕事を持ちながらも老老介護の両親を気にしつつの生活。様々な立場から認知症を患った夫への関わり、家族との繋がりが描かれ...

認知症で要介護の夫を取り巻く、妻と娘3人の物語。妻は「夫をしっかり最後まで責任を持って自分が世話をする」と固い意志を持ち前向きに毎日介護を。子供たちはそれぞれ家庭や仕事を持ちながらも老老介護の両親を気にしつつの生活。様々な立場から認知症を患った夫への関わり、家族との繋がりが描かれていました。自分にも来たる介護や家庭、仕事との両立について悩みもしましたし、自分のことを少しずつ忘れてしまう家族への不安も抱きました。でも強く前向きな妻の頼もしい姿に元気付けてもらうこともあり、いろんな感情が交差する物語でした。

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2021/02/04

今日読み終えた。 そして、今日父の四十九日だった。 なぜ父の死後に読んだのだろうか…自分でもわからない。 主人公の男性と日頃の言動、死に方までまるで全く同じなのには驚愕した。 もし、父の生存中に読んでいたらまた違った思いもあっただろうが、死後に読んだことで初めて気づいたことも...

今日読み終えた。 そして、今日父の四十九日だった。 なぜ父の死後に読んだのだろうか…自分でもわからない。 主人公の男性と日頃の言動、死に方までまるで全く同じなのには驚愕した。 もし、父の生存中に読んでいたらまた違った思いもあっただろうが、死後に読んだことで初めて気づいたこともあった。 私はそれまで全く持って無知だった。

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2020/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

認知症になった昇平と、妻の曜子や3人の娘たちの それぞれの思いのつまった闘病生活10年間。 同窓会の会場にたどり着くことができなかった発症当時。 長女が住むサンフランシスコにみんなで行ったこと。 家にいながらもここではないおうちに帰りたがる昇平。 東日本大震災が起きた当時。 家に帰ることは出来なくても、漢字だけははっきりと書ける記憶。 昇平がどこかにやった入れ歯を探すのが得意な名探偵の孫。 妻の曜子の入院と、 知らず知らずのうちに弱っていた昇平の入院騒動と、永遠の別れ。 近所を彷徨う父と三女の芙美が手を繋いで帰宅するシーンでまず涙し、 読み終えた時にはこれ以上ないくらいの号泣だった。 隣で眠る猫がびっくりして飛び起きるほどの嗚咽まじりの号泣に、自分でも驚いた。 決して他人事じゃない、誰にとっても。 入院した妻曜子が昇平の心配に興奮して 子供も産んでない人には無理よ!と三女を無茶苦茶にデスって 次女にそれは偏見よって言われてるのが面白かった。 大切な人が認知症によって 自分や周囲を少しずつ忘れていく過程が ユーモアもありつつ、切なくてやるせなくて、 人の一生について考えさせられる一冊。

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2020/02/10

認知症の祖母を世話する母に知人が貸してくれたそう。ロング・グッドバイ。なるほど…少しずつ遠ざかっていく。

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