あと少し、もう少し の商品レビュー

瀬尾まいこ(著者)

2015/08/13

みんながとても魅力的。
襷を繋ぐように、小説を紡いでくれます。
ひとりひとりの想いが、繋がる瞬間。
ぐっとくる。

「ここまで」そして「ここから」。
あと少し、もう少し。

彼らをずっと応援していたい。

2018/06/21

走りたくなります。

とまでは言いませんが、気持ちよさそうです。

うっとりするほどの中学生駅伝小説。

ど真ん中どーん！

2015/07/31

中学生が駅伝を通じて青春する作品。

40代のおじさんが中学生が主人公の作品を読むのもどうかと思ったけどすごくよかった。

小学生や、中学生はもちろんこの作品を楽しむことができるだろうけど、おじさんやおばさんにとっても、若さ、ひた向きさ、不器用さ、無邪気さなどが眩しくて涙するくらい感動できると思います。

駅伝に参加する6人がそれぞれ次の走者に襷を渡すかのように、6人それぞれにスポットライトがあたるんだけど、この6人のキャラがいい。顧問の先生もいい。

個人的には学校きっての不良の大田のくだりが好き。いい歳したおじさんがうるうるして読みました。

評価はもちろん最高の5つ星だけど、もう少し彼らが走っている姿を読みたかった。

2015/06/27

陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。
部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが。。。
元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。
寄せ集めの６人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。
あと少し、もう少し、みんなと走りたい。
涙がとまらない、傑作青春小説。

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涙は出んかったけど、ザ・青春小説で面白かった。
それぞれに悩みを抱えてるねんけど、その悩みが、次に襷を繋ぐ人に何かしらの関わりがあるのがよく出来てるなと思った。
こんな大の大人が読んだけど、この登場人物と同じ中学時代に読んでたら、まだ感想が変わってたんかなと。
物語の内容や登場人物、駅伝の結果も、ありえへんとかではなく、現実味のある、リアルに読める本で面白かった。

2015/06/21

｢自分にできることなんてたかが知れてるけどさ、でも、次にジローが待ってるとか、設楽が必死でここまできたとか、そういうの考えると、すげえ怖いけどすげえ力出る｣

｢無理すんなよ｣それが今までの努力を認めてくれる言葉だって、おれは設楽に言われて初めて知った。

渡部くんと俊介の一幕は、渡部くんの｢一応俺の方が先輩だ｣って口火を切った場面でじんとして、俊介が秘密を打ち明ける場面でほっとして、みんなが襷を繋いでいくシーンでは漏れなく涙ぐんだ。

瀬尾まいこに駅伝という題材はずるい…

2015/06/18

爽やかで読みやすい良作。中学生への推薦図書にぜひ、といった仕上がり。やや軽い感じもして正直私はそこが物足りないといえば物足りないのだけれど、駅伝を走る6人それぞれが、個性も背景もバラバラなようで、でも走る思いは皆一つで、誰かのために走り、誰かのエールで走れる。襷をつなぐ。それだけでもうジンとくる。
読みやすい分、先の見えやすい展開ではあるけれど、俊介が抱く桝井への思いが描かれる場面では、予想外の変化球を投げられた感じ。これが私にはなんともよかった。

2015/06/12

http://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/05/19/070233

2015/06/06

とてもよかった。爽やかで、でも中学生男子ならではの難しさもあったりで。何気に上原先生の存在が大きくて好ましかった。続きが気になるなあ。

2015/06/06

はぁ〜若いって素晴らしい。仲間って素晴らしい。がむしゃらに頑張る姿のなんと美しきことよ。
「風が強く吹いている」を思い出していたらあとがきが三浦さんだった。
爽やかであたたかくて涙がこぼれるとても素敵なお話だった。

2015/06/02

瀬尾まいこ氏の作品ははじめてでした。駅伝が題材の小説はいくつか読みましたが、今までに無い切り口と展開
、対象が地方の中学生駅伝、面白かったです。選抜されたメンバーそれぞれの「走る」ということへの想い、特に親しいわけではなかったメンバーが本番では、思いを込めて襷をつなぐ。駅伝を通して思春期の切ない思いをえがいている。とても読みやすかったです