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あと少し、もう少し の商品レビュー

4.3

453件のお客様レビュー

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2015/06/06

はぁ〜若いって素晴らしい。仲間って素晴らしい。がむしゃらに頑張る姿のなんと美しきことよ。 「風が強く吹いている」を思い出していたらあとがきが三浦さんだった。 爽やかであたたかくて涙がこぼれるとても素敵なお話だった。

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2015/06/02

瀬尾まいこ氏の作品ははじめてでした。駅伝が題材の小説はいくつか読みましたが、今までに無い切り口と展開 、対象が地方の中学生駅伝、面白かったです。選抜されたメンバーそれぞれの「走る」ということへの想い、特に親しいわけではなかったメンバーが本番では、思いを込めて襷をつなぐ。駅伝を通し...

瀬尾まいこ氏の作品ははじめてでした。駅伝が題材の小説はいくつか読みましたが、今までに無い切り口と展開 、対象が地方の中学生駅伝、面白かったです。選抜されたメンバーそれぞれの「走る」ということへの想い、特に親しいわけではなかったメンバーが本番では、思いを込めて襷をつなぐ。駅伝を通して思春期の切ない思いをえがいている。とても読みやすかったです

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2015/05/31

瀬尾さんの作品は、優しくてあたたかい。 涙が自然にこぼれてくる。 中学の駅伝部の話。遠い昔の時代だが、ちゃんと感情移入もできる。あ、やっぱりこの人の文って好きだな。

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2015/05/30

久しぶりの瀬尾まいこ。彼女の作品でスポーツが題材になってるのは珍しいんじゃないかな。図らずも長距離の話を続けて読むことに(デッドヒートに続いて)。 手法が面白い。6人で6区分を走る駅伝の話だけど、プロローグの後は1区から順番に走者の1人称で、練習開始から本番当日までが回想のように...

久しぶりの瀬尾まいこ。彼女の作品でスポーツが題材になってるのは珍しいんじゃないかな。図らずも長距離の話を続けて読むことに(デッドヒートに続いて)。 手法が面白い。6人で6区分を走る駅伝の話だけど、プロローグの後は1区から順番に走者の1人称で、練習開始から本番当日までが回想のように語られる。つまりそれぞれの選手の視点で同じ時期のことが繰り返される。起きていることは同じなのにそれぞれが感じていること考えていることがまったく違う(時には誤解になっている)ところがとても面白い。人間関係にあれこれ悩み始める中学生たち。自分の在り方、友達との距離感、信頼関係、子どもから大人への階段を昇り始める少年たちの心情と、駅伝ならではの個人競技のような団体競技を通じて、仲間との関係が見直される様子。スポーツを通してのコミュニケーションは、物語になりやすいのかもね。

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2015/05/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

初読。駅伝だし、中学生だし、まあまあ中身は想像できるよね・・・と読み始めた。最初は、失敗したかなあ、と思っていたけど、区間が進むとともに物語は重層的になり、面白くて一気読み。想像できる内容なのに読ませてしまい、さらに瀬尾さんらしいほのぼのした温かさという個性が加えられていて、やっぱりプロってすごいと思う。最近「頑張れ」と応援することが否定的に捉えられたりするけれど、「頑張れ」って応援されるのって嬉しいよね、とシンプルに伝わってくる。大学生の駅伝を書いた三浦しをんさんが解説なんて驚いたが、解説も泣ける。

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2015/08/15

あと少し、 あと少しだけ頑張れる。 もう少し、 もう少しだけ頑張れる。 ほんの少し、 それでゴールが決まる。

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2015/05/18

駅伝を走る中学生の話。 走る小説はわくわくドキドキさせてくれる。 自分は全く走らなくても。 個人競技の陸上も 駅伝だとチームだもんね。

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2015/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

駅伝を題材にしているので、その場面がハイライトと思いきや、日々の練習や学校生活の場面こそが本作の神髄かも。 そうしたたすきを繋ぐまでの間のドラマがあって、走る人のバックグラウンドを知ってるから。そしてたすきを受け取るランナーとの関係性を知っているから、ただのたすきリレーで終わらないドラマになったのかなー、なんて思った次第です。

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2015/05/11

スポーツ小説で、陸上だったり箱根駅伝だったり、そういう話はとにかく突き抜けて爽やかなことが多いけど、まさにこの話もその王道を行く爽快さ。 もう一度中学生に戻ってこんなきらきら爽やかな青春したいわ…と心の中で叫びながら読んだ。 でも実際自分がもし中学生になったとしたら、今過ごしてる...

スポーツ小説で、陸上だったり箱根駅伝だったり、そういう話はとにかく突き抜けて爽やかなことが多いけど、まさにこの話もその王道を行く爽快さ。 もう一度中学生に戻ってこんなきらきら爽やかな青春したいわ…と心の中で叫びながら読んだ。 でも実際自分がもし中学生になったとしたら、今過ごしてる日常がきらきら青春の中に居るなんて分からないもので、 それをふわふわしているように見えて、ズバリと言う上原先生がまたいい味出してた。

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2015/05/11

駅伝で県大会を目指す中学生たちの、ストレートな青春スポーツ物。走る順に1章ごとにメンバーが語り手となり、日常に抱えている悩みを乗り越えて、本番で次の走者へとたすきを渡すまでの心の揺れを描いている。 思春期の子をもつ親としては、どの子も(一風変わった顧問までも)いとおしく、素直に声...

駅伝で県大会を目指す中学生たちの、ストレートな青春スポーツ物。走る順に1章ごとにメンバーが語り手となり、日常に抱えている悩みを乗り越えて、本番で次の走者へとたすきを渡すまでの心の揺れを描いている。 思春期の子をもつ親としては、どの子も(一風変わった顧問までも)いとおしく、素直に声援を送りたくなる。 陸上の世界は、三浦しをん、あさのあつこ、佐藤多佳子などで読んできたが、これは一番シンプルで毒がない。親が子どもにすすめたい本、といったくくりに収まる、児童文学とも言えるような優等生タイプの一冊。その分、ひねた大人が楽しむにはやや物足りなくもある。 今のところ、陸上モノと言えば『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)が一番強烈に心に刻まれている。でも、ずいぶん前に読んだきりなので、今読み比べたらどうなのかな。

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